その644:セイロンヤケイ(Sri Lanka Junglefowl)


これまでに何度かこのブログで書いてきましたが、私が特に好きな鳥のグループが2つあります。
1つはヤイロチョウ。これは何度も書いるので、ご存知の方も多いと思います。

もう1つがキジ。日本でも国鳥であるニホンキジや、固有種であるヤマドリがいますが、東洋圏には魅力的なキジが沢山います。派手な姿とは裏腹に警戒心の強い種が多いために見るのが難しく、それが私の闘争意欲を駆り立てます。笑

そして、スリランカにもそのキジの仲間が2種類います。


セイロンヤケイ
これはその内の1種、セイロンヤケイ Sri Lanka Junglefowlです。


いわゆる鶏の原種は、東南アジア一帯に広く分布するセキショクヤケイRed Junglefowlですが、このセイロンヤケイはセキショクヤケイの地域分化種です。

さて、警戒心の強いキジ類にあって、このセイロンヤケイには、家禽と見間違えるほど、警戒心のない個体がいます。


セイロンヤケイ
森の中をガイドと歩いていると、1羽の雌と遭遇しました。



こちらに驚いて逃げるのかと思いきや、なんと我々についてくるのです。これには驚きました。餌付けされている訳ではなく、私たちに驚いて飛び出す昆虫を狙っているようで、アマサギに集られるトラクターの気分。

他の国でこんな個体がいたら、その晩には鳥鍋になってしまっていることでしょう。汗

スリランカという国、鳥と人間との距離感が羨ましいと思ったのでした。

キジの仲間はこちら↓





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