Girls (めぐちーソロ)
夢見る15歳 (千里ソロ)
特筆すべき…というか特筆したいのは、めぐちーのソロ動画だ。Regenとしての動画はめぐちさイベントのときの印象とあまり変わらなくて(二人でこの部屋は狭いな、くらいw)、また千里のソロはやっぱハロプロのダンスだと思い入れというか愛情が感じられるな、と思う。ただめぐちーソロの「感じ」は、「初めて見るめぐちー」だった。
Girlsはカッコいい。あの慣れ親しんだ最高のめぐちースマイルがない。しかし、だからこそ、よりカッコいい。髪型も、イヤリングも、服も、靴も、これが本当のめぐちーだったんだと思わせるように全部しっくり来て、全体としてスタイリッシュだし、めぐちーの愛らしい「もさっとした、どんくさそうな感じ」がない。(もちろんその「感じ」は普段は「親しみやすさ」としてプラスに機能している。)あえて書くけど、めぐちーはふくらはぎの筋肉があるから、衣装によっては足が太く見えることがある。といっても周囲のメンの足が細いからで女の子一般から見て太いわけではないのだけれど。ただこの衣装・靴はそれを感じさせずに脚がとても綺麗に見える。ヒールが高くて足の甲が見えてるから長く見えるのは当然だけど、細く見える。(女の子の方がこういうのもちろん詳しいだろうけどさ。)
ダンスもいつも以上にキビキビしてカッコいいし、表情も大人っぽい。年長組・PIPROメンが年少組とAKBの曲を一緒に踊るのは、そもそも個人のパフォーマンス評価上の「ハンデ」となっている面がある。(そうじゃないこともあるけど。あ、「てもでも」とかは曲調に情感があるけど、それは「大人の色気」とは別の話。)でも、こうやってソロで、ちゃんと大人っぽさを全面に出すとこんなに年齢的な色気が出るのかと、僕は驚いたし、ソロで本当にやって良かったと思った。この動画から入る人は必ずいる。その人はめぐちーのカッコよさや色っぽさに惹かれているはずだ。そして現場に来て今度は逆に、めぐちーの笑顔に驚くはずだ。どちら側から入っても、ギャップにグッと来る。「踊ってみた」は年長組が活躍できる場じゃないか。もちろん萌花にも大人っぽい曲を大人っぽい衣装でやってほしいけどね、絶対萌花なら色気がでる。
そしてめぐちーのことについてもう少しだけ書きたい。以前似たようなことを日記のコメントにしたことがあるのだけど、ここにも書いておきたい。
めぐちーの「ヲタ」の部分の強みについて。めぐちーの「ヲタ」性に関する魅力って、ネタとして「ヲタ話」ができる、ことにあるんじゃないと思う。むしろ逆だ。地下アイドルが本気で好きで現場に通ってコミットし続けたものだから、どう話してもベタになってしまうことにある。真実味が常にある。だからPIPのファンも「自分たちヲタの話」としてその話に移入できるし、「自分たちを理解してくれているメン」としてめぐちーを見られる。
そして、めぐちーの言葉が響くのはファンに対してだけじゃない。メンに対してもだ。めぐちーはたくさんの地下アイドルの物語を、身体感覚で知っている。それって、たぶん他のメンが及ばないんだよ。本では学べない、感情、現場の空気感、肌の震えとか込みの物語。それは在宅や読書による吸収では少なからず欠けてしまうものだ。(在宅には在宅の良さがあるがそれは今措いておく。)
だからめぐちーがアイドルの活動について何らかの判断を直感的に下すときって、きっと信用できるんだよね。過去の大勢の地下アイドル(の物語)たちがめぐちーの身体を通して教えてくれてるんだから。身体は「一番信用のできる友達」だ。だからこそ他のメンも、めぐちーの言葉を「先人たちの言葉」として信頼できる。それが身体感覚を持つ人間の強みだ。めぐちーは期せずして、PIP以外のアイドルをたくさん背負ってる。めぐちーの中には既にPOWERSPOT豊田早姫が入っている。一緒に生きている。そういう人は強いし魅力的だよ。
さらに別の角度から。非選抜の中でもめぐちー、おゆきはバラエティに呼んでほしい、と僕は思っている。(おゆきの交通費が高いなら僕が出したいくらいだ。)彼女たちはもし空気を読まない発言をしても、司会の力に依らず「空気をマズくしない力」があるから。これは計算じゃなく本人の明るさや鈍感さに依るもの。(選抜の中でこの力を持っているのは、あずにゃんだ。)この明るさってのは、言い換えると「変な空気」に気付かない、もしくは気にしないことによって「なかったこと」にしてしまう力。それは観ている側をいつも安心させる。ワロップではその役を石橋さんがしているが、本来は誰が司会でもいいように、自分達のグループの中に「安心キャラクター」を用意しておくべきだと思う。
で、めぐちーはもう既にそれになってると思うんだよ。ワロップでは石橋さんがいるから逆にそれが出にくいかもしれないけど、新富町でのイベントを見てるとそう思う。それが甘めの見方だと言うなら、「なりかけている」でもいい。なんにせよ選抜であずにゃんだけに「いざというときの安心装置」を期待するのは危機管理として良くないし、あずにゃんへの過剰な甘えを生む点でも良くない。めぐちーにはあずにゃんと二人で安心の源になってほしいんだよね。
まとめ
僕はめぐちーに選抜入りしてほしい。もうちゃんと、今度はファンの中でめぐちーが生きている。