先週はこどもクラスで、シュタイナーの提唱するにじみ絵をしました。
にじみ絵は、、、、。
画用紙を水でぬらし、その上に赤、青、黄色 3つの色だけで太い絵筆一本で色遊びを楽しむというものです。
水でぬらした画用紙の上に、絵の具を置くと、色が動き踊りだします。
もうひとつの色をおくと、さっきのいろと出会いあたらしい色が生まれます。
にじみ絵には、下書きの線がありません。といっても形がないのではなくて色そのものが形を作り出すのです。
こどものお絵かきで、線をかいてその中に色を塗ってという、描き方とはまったく異なります。
こどもたちは、色が作り出す、形そのものを楽しむのです。
色を体験するということ。
画用紙の上に、色をおくと色が広がり、いろが変化して、紙の上には今まで子ども達の知らなかった世界が広がります。
見たとおりに描ける力や、うまい下手の絵画ではない、本当に芸術を楽しむという力を自然のうちに子どもから引き出しているように思います。
さてさて、授業のおはなし。
今回はお歌からはじめました。
息子のおもちゃのピアノを使った伴奏で!
虹のうた
虹よおいで
わたしのところに
絵を描きましょう
金の皿から。
今回はお母さんと4歳6歳のお子さんの参加でした。
歌を歌うと、なんとご家族で筆を魔法のつえのように振ってくれました。
(なんとすてきな子育てをされているお母さんなんでしょう。私はすごく感動しました。)
そしてお絵かきの始まりです。
4さいの男の子、最初から色をいっぱい混ぜて楽しんではりました。
6さいのおねえちゃん。とってもかわいいお顔を描いてくれました。
(どうやったら、お姉ちゃんを色遊びに引き込めるかなあ。弟君みたいに、色の世界に旅してくれるかなあ)
こんな声かけをしました。
芸術はなァ 爆発やねん! もっと爆発してええねんで!
筆をこう自由にしゃあ~。ポンっ。 トンっつとな。
すると、お姉ちゃん。みるみる様子が変わりました。
次は何か描こうかなあ~。何かいたらいいかなあ~。と悩んでいた女の子。
爆発の絵をかくねん! と
シャァ~ ポン とな。などと言いながら絵筆を自由に動き描きだしました。
最初は乱暴な感じでしたが、少しずつ自分の絵筆の運び方、色の選び方を発見していきました。
やっぱり、こどもってすごいなあ。
2人のおこさん。次から次へと画用紙を変えてどんどん絵を描いて行きます。
そうなんです。にじみ絵のすごいところは。これなんです。
子ども達が絵を描くのは、おもしろいからする遊びなんです。
このにじみ絵、教室で繰り返しやっていきたいと思っています。
描き方や好きな色、組あわせ、成長によってどんどん変わってきます。
自由な発想で世の中を明るくしてくれる、そんな子どもたちが増えるといいな。
21日土曜日 14:00~
おやこクラスデラックスにて同じ内容の授業をします。
まだ、空きがあります。
お子さんと一緒に体験なさいませんか?おやこ一組1000円です。
お申し込みはこちらから
http://atoriebeppo.jimdo.com/
お申し込み/
こんな感じでやっています。
おとうとくんの1まいめ。 おねえちゃんの1まいめ
おねえちゃんの芸術は爆発だ~! おねえちゃんのラスト1まい
の1まいめ 自由に色遊びを楽しんでくれています。