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もちろん、教科書が素晴らしい参考書だということは、日本の常識だと思いますが、それにしても学校に勤めていないと、教科書を端から端まで読み込むことは中々ありませんよね。
僕はメインが高校数学ですが、中学生を教えていた経験もあります。(というか、一時はメインだった)
でも、塾や予備校で働いていると、検定教科書を読む機会は、やはり少なくなる。
という事で、今日は教科書の紹介をしてみようと思います。
数研出版の中1数学の教科書です。
教科書って、本当によく出来てますよね。
生徒が読んでももちろん、先生が読んでもとても勉強になります。
僕もまだまだ浅学ですから、知らない事もたくさんありまして、パラパラとめくってネタを仕入れさせてもらいました。
例えば、三角錐や円錐ってありますよね?
この「錐」と言う漢字、音読みでは「スイ」ですけど、訓読みでは何て読むかご存知ですか?
答えは「キリ」です。あの、先の尖った工具です。
これ、この教科書に載ってました。
また、野球の打率なんかで使ってる、〇割〇分〇厘って言葉ありますよね。
この分とか厘ってどういう意味があるかご存知でしょうか?
野球で言うと、割が10分の1で、分は100分の1、厘は1000分の1の意味になりますね。
このままの意味で七分袖を考えると、ソデが100分の7、つまりソデが7%で、93%は素肌になってしまいます。
しかし実際は、七分袖は10分の7、つまり70%を表します。
という事は、野球の打率は100分の1で使われているのに、七分袖は10分の1で使われている。
では、五分刈りはどうでしょう?100分の5しか刈ってもらえなかったら、ちょっとハサミを入れただけ(笑)
桜が八分咲きって言ったら、普通は80%咲いていることですが、8%になってしまう?
5分5分の勝負っていったら、残りの9割はどこに行った?という話になります。
さて、この問題はどういう事かというと、「分」の正確な意味は10分の1だと考えれば落ち着きます。
野球の打率で、〇割〇分〇厘という表現をする時には、
「割」の10分の1が「分」で、
「割」の100分の1が「厘」という意味で使われています。
だから、分は10分の1、厘は100分の1で良いのです。
さて、これより小さい数を表す言葉はご存知でしょうか?
こちらののサイトにあるんですが、
千分の1は「毛」
1万分の1は「糸」
10万分の1は「忽(こつ)」
100万分の1は「微」となります。
この中1数学の教科書には、中国から飛来してくる「PM2.5」の話題が書いてあります。
PMとは、「Particulate Matter」の頭文字だそうで、直訳すると「とても小さい物質」と言ったところでしょうか。
PMとは、「Particulate Matter」の頭文字だそうで、直訳すると「とても小さい物質」と言ったところでしょうか。
そして、2.5はどういう意味かと言うと、2.5マイクロメートル以下の小さい物質だそうです。
マイクロメートルっていうのは、100万分の1メートルのことです。
100万分の1って、さっき見ましたね。
そうです。
「微」の意味が100万分の1という意味です。
だから、PM2.5は、まぎれもなく「微」粒子なんですよ。
というような事が、中1の教科書に書いてあります。
どうです?面白いでしょう?
こんな感じで、ネタの宝庫になっています。中1数学と言っても、バカに出来ません。もう一度、勉強し直してみてはいかがでしょうか??
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