こんばんは。
前回のシリーズ予告の記事を見て、質問を下さった方、ありがとうございました。
東大合格術の第一回という事で、私がまず行ったことを書こうと思います。
タイトル通り、情報収集です。
私が常々生徒に『机に向かって問題を解くだけが勉強ではない』と言っています。
無論、勉強するのも大切なんですが、私はもっと大切なモノがある、そしてそういう事が軽視されてしまっていると思っています。
特に、戦略において相手を知るというのはとても大事です。
受験において、戦う相手というのは、大学や入試問題になります。
つまり、入試システムや過去問題の傾向を掴むことが、メチャクチャ大事です。
でも今の通説では、受験生にとにかく勉強させる事ばかりに目が行っています。
過去問に関しては、高校3年生の夏とか秋に初めて取り組むのが一般的。
全く戦略的ではありません。
最大限に効率良く勉強したければ、過去問題の研究は真っ先に行いましょう!
(解けなくても分析する事は出来ます。)
私がこの東大受験のプランを初めて思いついたのは、もう二年ほど前になります。
当時は学校の教員をしていたので、勉強する暇がありませんでしたから、退職まで一年かかったのです。
しかし、もし東大文系も合格したら、とんでもなく面白い事になるぞ!!
なんて子供のようにワクワクしながら、あれこれ妄想していたのを覚えています(笑)
まず行ったのは、東大文理両方合格したとして、十分にメリットがあるかどうか。
ノリや勢いで開始するわけにはいきませんから、ちゃんと合格後の効果を確かめます。
気の知れた方、何人かにこの構想をどう思うか聞いて反応を伺い、皆さんが面白いと言って下さった事が大きく背中を押してくれました。
そして同時に、合格の可能性を調査しました。
一年の勉強で東大に合格する見込みがあるか、という事ですね。
以前の記事でも何度も書きましたが、私は数学は十分な力がある一方、他の科目はほとんどダメ。
特に、社会科目(日本史と地理)は全く勉強していません。
そして、以前の同僚の講師たちから、日本史や世界史は、勉強が完成するまで2年かかると言われてるのを聞いてました。
それほど時間のかかる教科なのです。
証拠として、普通の高校生が高1から勉強していても、浪人生に比べて点数がかなり低い事も知っています。(英数国に比べて顕著です)
そうなのに、社会科目が苦手な僕が、たった一年で東大合格レベルまで持っていけるのかどうか。
これを調査するために、、ひたすら情報を集めまくりました。(これの結論は次回書きます)
という事で、ここで東大受験をするにあたって、閲覧したサイトを一つずつ載せて、軽くコメントをしていきます。
最強です。必要な情報はほとんど、このサイトから得られます。とてもお世話になりました。過去の入試データはもちろん、現役東大生の生の声もあって、一番信頼して利用したサイトです。ちなみに、入学してからもお世話になる方も多いのでは?
真新しい情報は少ないが、敢えて言うと入試の科目別の対策法は一読しておいても損はないでしょう。但し、この手の勉強方法に関する情報は気を付けながら採用しべし。
一通りの入試情報と簡単な分析が載っているサイト。河合塾の模試から見る情報分析は見ておいても良いかと。
3つ載せましたが、正直いって①に勝てるサイトはないと思います。見つけた時、凄すぎて感動しました。
他にも、東大のHPとか、東大受験塾のサイトなんかは、いくつか見ておいても良いでしょうね。
次に、僕が情報収集をする上で、気を付けていたポイントです。
①入試のデータ
最も大切なのは、合格最低点です。次に、足切りライン。
もちろん、何年分もデータを拾ってきます。
とにかく、この2点を押えていなければ話になりません。
下の画像は、実際に僕がエクセルで作ったデータです。
ただ数字を並べただけですが、これがないと勉強が始められません。
②合格体験記
これは、成功事例を集めて研究するためです。
予備校や塾が、科目別の対策方法を色々なサイトで掲載しています。赤本にも載ってますし、入試問題の講評も調べればすぐに出てきます。
しかし、僕が個人的に思うのは、正直言ってどれもつまらない。一応目を通しますが、面白い事が書いてあった事はほとんどありません。
それより、東大合格者が書いた合格体験記の方がよっぽど参考になります。予備校が宣伝目的でネットに載せている合格体験記は、あまり面白くないですが、掲示板サイトに書き込まれたような、生々しい意見はよく見てました。
上記①Utaisaku-Webにも、軽く載ってますが、面白いですよ。もちろん、リテラシーは大事ですから、ちゃんと取捨選択します。
こういう情報収集も東大合格術においては、非常に大事です。
当たり前そうに聞こえて、実はとても大事。他の人はここまでやらないだろう、というくらい徹底的に調べます。
闇雲に勉強してもダメです。必要な勉強、的確な勉強をする事が大切なので、無駄な事をしないためにも、情報収集を欠かさないようにしましょう。
次回は、集めた情報を、どのように分析するかです!お楽しみに!