それでもやっぱり国が好き | ◆いらっCHINA~中国で就職の日々!

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2010年に北京にやってきて生活・仕事と何とか頑張って生きています!その日々の様子や気づきなどをこのブログでシェア!


前回のエントリーの続きです。



次に、国を想う力ですが

これは、こちらに来て初めて自覚しました。

日本にいた頃は、

ぶっちゃけ日本の労働文化が大嫌い

故に、日本も嫌いでした。

四六時中監視されているような

変な緊張感に包まれた時間。

細かいし、ねちっこいし、うざい



でも、自分の北京での仕事を通して

自分が如何に日本人であるかを

思い知らされ

また如何に自分が日本を好きかも

思い知りました。



外に出て初めて

自分の国のメンツは守りたい

と想うようになりました。



仮に、

家族との折り合いが悪かったとしても

他人に家族の悪口を言われると

ムカつくじゃないですか

それと同じ




当時は民主党政権

その前の自民党政権の頃から

毎年総理大臣がコロコロ変わっていたので

一度就任したら10年は勤めあげる

この国の国家主席とは大違い




挙句の果てには

「島買う」

とか言い始めて

おかげで数日厳しかったなぁ・・・

事件対策で僕だけ特別休暇もらって

自宅待機させられたり

(このブログはあのときのおかげで

 読者さんが急増したので、

 悪いことばかりではありませんでしたが・・・)



友だちの中国人からも

「日本って一番偉い人が

 コロコロ変わるけど

 一体何がしたいの?」

と訊かれる始末



それに対しては

「悩んでいるんじゃないの?

 そのうち落ち着くよ・・・」

と回答していました。



それでもやっぱり日本が好き。



北京にいる自分でも

日本に対してどんな貢献が

出来るのかを考えるようになりました。

(まだ具体的には何も浮かんではきませんが

 せいぜいこのブログで訴えるくらい)



日本で生活していて

日本が嫌いになっている人は

かなり多いこととは思いますが

こうして外で生活していると

そういう意識が芽生えてくるのは

とても良いことだと思います。



だから、日本に不満や愚痴を

たらたら言っているのであれば

過ごすのは一苦労あるかもしれないけど

可能性十分なアジア地区で

キャリアを積んでもいいのでは?

と多くの若い人たちに対して思います。

(ただ、若い20代前半とかだと

 勢いはあるけど

 クオリティを伴っていないことが多いので

 それなりに実績とキャリアを積んだ

 30代がいいかもしれませんね)



中に居続けている状態で

ああだこうだと言い続けているのは

ひとつの箱の中にいて

周りの景色がちっとも変わらないと

嘆いているのと一緒。



今の時代

箱のドアはいつでも開いている。



出る気があるのかないのか

求められるのはただそれだけ



日本を変えたいと思っているのであれば

外で数年暮らしてみることをオススメします。



やっぱり、

自分の国に誇りを持っていない人は

海外では尊敬されません!
(自分が尊敬されているかは不明ですが・・・)


自分で日本のハイクオリティを実践して

自分の国に誇りを持てるようになってからは

こちらでも同僚を含めて

友だちが結構増えました。

かつての中国人上司とは

今でも付き合いがあります。



日本人って英語が苦手で

かつ、島国根性だから

世界と接するのが苦手と言われていますが

前回のエントリーで述べたように

「日本=忍耐強い、ハイクオリティ」

という国としてのブランドイメージは

すでに出来上がっているので

そこをちゃんとやるようにすれば

他の国の人たちよりも比較的簡単に

信頼を得ることが出来ます。



これって物凄い利点。

そんな国、他にはありません。



語学力は二の次です。

語学力がいくらあっても

全然尊敬されない人は

いくらでもいます。



その理由は、

こうしたブランドイメージに

そぐわないことをしているから。



アドラー心理学では

「与えられたものをどう使うか」

が大事だとしています。

何が足りないか、ではなく



海外生活では

否応なく

自分に足りないものばかり

見せつけられます。



自分にはほとんど何もないと

言っていいくらい。

そんな状況の中でも

自分にあるものをみつけて磨く


しばらくはこれしかないと思う。


それでも、日本人として生まれ

日本で育ったということは

それだけで色んな物を

手にしているのです。

他国の人よりも圧倒的に

色んな恩恵を無意識的に

摂取しながら生活している。



それを自覚していれば

海外での生活でも

少しずつ道が拓けてくると思うのです。


総括としては

日本はいい国です。


以上



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