銀座のお寿司屋さん | 1分で真島吾朗と恋したい!

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龍が如くと真島さんが大好き。真島の兄さんの二次創作・恋愛小説を綴る。また、真島さんと澤村遥の禁断恋愛小説「般若の素顔と極道の天使」も連載中!




★小説内の主人公を好きな名前に変えて読めます→夢小説「銀座の寿司屋さん」

(ひょえ~、超高そうなお寿司屋さんなんですけど~!)
私は、銀座にあるお寿司屋さんの前で絶句した。ある金曜日の夜、真島さんはいきつけのお寿司屋に私を連れてきてくれた。普段、回転寿司に行く私にとって、こんな店は初めてだった。

真島さんに手を引かれて店内へ入った。大将を初め、何人もの寿司職人が笑顔で迎えてくれた。カウンター席に座ると、目の前にはズラリと豪勢なネタが並んでいる。
「美香ちゃん、何がええ?」
お品書きを開きながら、真島さんが訊きてきた。
「こういうトコって頼む順番があるんでしょ?私、無理、無理!」
私は声をひそめた。
「アホか!好きなモン食えばええんや」
「じゃあ、ウニがいい!」
「おい、大将。この娘にウニ握ってくれや。それと、俺はいつもの日本酒や」
真島さんは、大将と親しそうに話している。通という感じがしてカッコいい。しばらくすると、目の前には黄金色に輝くウニが置かれた。

「わ~、美味しそう~!」
「食うてみ?」
真島さんはニヤリと笑い、私の顔を覗き込む。私が、パクッと頬張ると、大将が握った寿司は、回転寿司より何倍も美味しく感じられた。
「すごく美味しい!私、こんなの食べたことない!」
「せやろ?ここの寿司は何でも旨いねん。なんぼでも食えるで。早う次のも頼み?」
真島さんは得意そうに笑う。

だけど、そんな真島さんの前には、まだ寿司が注文されていない。私は不思議に思った。
「真島さん、まだ食べないの?」
真島さんは、銚子を傾けて、杯をグイッと飲み干した。
「俺なぁ、もう少し美香ちゃんが食うとる顔見ときたいんや。ホンマ可愛いでぇ」
そう言うと、真島さんは手を伸ばして、私の頭をくしゃくしゃと撫でた。

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