私の再入院の期間は

7日間でした。

 

 

入院中にある出来事がきっかけで

私の精神は、自己崩壊しました。

 

 

脳を患っていたので

心をコントロールする力の限界を超えました。

 

 

そしてその時に

自分でも気が付かなかった

自分自身の心の内側にいた新たな自分の存在に出会い

とても驚き戸惑いもしました。

 

 

鳥が翼を骨折し

制御不能になって墜落して行く感じです。

そして

深い深い海の底へと沈んで行きました。

 

 

日常生活に戻り

「脳転移した後 心が壊れて

4ヶ月間 家族以外 誰とも会えませんでした。」

と人に話すと

その相手は勝手に

私が転移したショックでそうなったんだろうと

推測しますが全く違います。

 

 

そして、慰めの言葉をかけられてしまいます。

(勿論、大変でしたけど。)

 

 

再入院から退院する時に目にした物は

また再び

『本来ならば 見るこのが出来なかった風景』

であり

『会えなかったはずの人々』

でした。

(何度も この感覚を味わいました。

今でも常々思います。)

 

 

そして

再入院から退院後の4ヶ月間は

家族以外とは誰とも会いませんでした。

 

 

家から一歩も出れず

紫外線も全くダメでした。

 

 

音も光も 全く必要なく、うるさいのです。

『胎児』

のような環境の中でした。

とにかく

『無』の状態を維持したかったのです。

何も考えたくな’かったからです。

そして

心地良かったからです。

 

 

病院から退院の時に

「ストレスが1番よくありません。

免疫を高めている事が、1番大切です。」

と言われていたこともあり

大切な4ヶ月間を

『卵の殻の中』

のような

『蛹の中』

に居るような時間を過ごしました。

 

 

もし

こじ開けられていたなら今の私は居ません。

そして

そう過ごせた環境があった事に感謝しています。

 

━─━─━─━─━─闘病年表━─━─━─━─━─

2010年 

  2月    胸のシコリに気付く

  3月   受診(直径1cm。良性の特徴で詳しい検査無し。)

11月 乳がんと診断(トリプルネガティブ。リンパ節に転移有り。)

12月 民間療法スタート[ガン放置療法:食事療法(断食含む)]

         〈開始時 直径4cm〉

 

2011年   

  4月 代替療法スタート[ガン放置療法:温熱治療]

         〈開始時 直径11cm(壊死を始める。肺に水も溜まる。)〉

10月    手術を決意

         [標準治療選択・手術不可能]

11月 抗がん剤治療スタート

         〈開始時 陥没状態。〉

(開始2週間後、余命一ヶ月と宣告を受ける。)

 

2012年 

  3月    手術可能になる

          (抗がん剤の効果を体験。)

  4月 乳がん手術成功(全摘手術)

  5月    再発予防の術後抗がん剤スタート

  8月    再発予防の術後抗がん剤終了

         (術後治療終了後、3回の講演会)

11月 脳転移発覚(3㎝ 1個)後

           ガンマナイフ手術を受ける。

 

★この時期です。

 

2013年   

2月 脳転移消滅確認

 

2014年

11月  乳がんプチ講座再開

現在 経過観察中