早速「今週の1枚」
#Ⅸ・The Hermit(隠者)
先週は「#Ⅵ・The Loverse」「#Ⅴ・The Hierophant」とアテュが続いています。
サブカードと合わせると「過去を振り返り、自分の持っている種を探す」
「9番」は一桁では最後の数字。
「10」という次のステージに上がる前の最後の確認です。
「忘れていた!」ことを確認する。
未完了や放置されてきたものに何かしらの決着をつける。
「持っていたこと」に気づく。
マルセイユ版の隠者は修道士であり求道者。
求道者は信仰を求める人のこと。
神様を信じるというよりも、「生きるとは何ぞや」的な真理や真実を求めること。
「道」は「生きる道」を知り、自らが道標になる人。
「人生は永遠に修行と探求」のような人です。
物理的にも精神的にも知的にも。
自分が持っているもの。
意外と過小評価をしているかもしれません。
本人は当たり前過ぎて普通であることも、他人視点に切り替えると宝であることもあります。
20年、30年、40年・・・と生きて来た経験の中に「宝」が眠っているようです。
それは明確な技術や資格だけでなく、気遣いが出来る人柄とか。
大きな声で挨拶が出来るとか。
「#Ⅸ・The Hermit」のポイントは「自分で見つける」ことです。
友達や占いで「私の持っている宝は何ですか?」と聞けば、あっという間に答えを得ることが出来るかもしれません。
そこを堪えて「自分で考える」がテーマ。
「自分の長所と短所を挙げて下さい」と聞かれた時、
短所はドンドン出てくるけど、長所は出てこなかった。
「これかな?」と思っても恥ずかしくて口に出せなかったこともありました。
自分の長所は他人の承認を得る必要はありません。
他人が「え?」と思っても、堂々と「これが私の長所であり宝です」と自己承認すれば良い。
昔、友達と「褒め褒め会」をしました。
お互いに「長所」を伝え合う会。
面白いことに、全員が「それ、コンプレックスなんですけど・・・」が長所として褒められていました。
コンプレックスになった理由は
・他の人と比べてちょっと違う
・本来(例えば女子なら)こうあるべき姿と違う
・以前、他人に「変わっているね」と指摘された
辺りでした。
一般的・平均的な水準と「違う」ことは本人にとって恥ずかしかったりするかもしれません。
そこがとても魅力的な個性として捉える人も多いってこと。
むしろその「違う」が「その人らしさ」とイコールになっていました。
ということで。
今週は「私の良いところ探し」でもしてみて下さい。
昔褒められたことは当然として、笑われたことも拾ってみて下さい。
笑われたことは馬鹿にしたのではなく「チャーミングだね」って意味だったかもしれません。
昨日は天秤座の満月。
インスタのファッション占いでは「YOHJI YAMAMOTO」「Y's」の山本耀司さん。
川久保玲氏も天秤座ですが、私にとっては聖域なので取り上げることはないと思います。
インスタでも書いていますが、「着て動く」ととても美しい服です。
フンワリ・タップリ生地を使っているようで、着るとスラリとスタイルが良く見えます。
前衛的なイメージがあるかもしれませんが、とてもエレガントでクラシック。
女優さん・俳優さんが好んで着るのも分かる。
(個人的には鈴木保奈美さん・石橋貴明さんの結婚会見の時の服はYOHJIだと思っている)
スーツもシンプルで格好良く、会社員時代の仕事の時はヨウジヤマモトとギャルソン半々でした。
シルクなど素材にも拘りがあり、軽くて着やすい。
その分値段も高い。
多分、職人気質&拘りとビジネスのバランスが取れず、民事再生法で一度破綻しています。
天秤座はシンメトリー、調和、美的センス、ビジネスセンスというキーワードですが、個人的にはいつも???です。
YOHJI YAMAMOTOはCOMME des GARCONSと共にパリコレに「黒の衝撃」を齎しました。
個人的には黒よりも「アシンメトリー」。
「アシンメトリーの中の超絶なバランス美」に衝撃を受けました。
美は乱調にありですね〜
天秤座の「美的センス」は一般的には「万人受け」のセンスですが、本当の天秤座は「突き抜ける自分だけの美意識」だと思われます。
北野武監督の「Dools」の衣装も担当しました。
「Dools」は本当に救いがない話なんですが、大好き。
浮浪者恋人のあてのない旅を描いた物語です。
当然、洋服はボロボロ・不潔であるべきなのに、この衣装。
北野監督も「何でこれなんだよ!」と仰天しつつ、喜んだそうです。
元々文楽の「冥途の飛脚」をモチーフにしています。
ラストのどてらも山本耀司氏がデザインし、京都の丹前職人が4ヶ月かけて作ったそうです。
登場人物は「お人形」
だから現実離れしていたほうが良い。
リアル人形浄瑠璃。
結果的なのか、狙ったのか分かりませんが、「Dools」を見事に衣装で表現した。
この美しい衣装があってこそ、絶賛された四季の風景が映える。
特に外国で評価が高かった映画です。
個人的には菅野ちゃんの演技が忘れられない。
恋人に裏切られて気が触れた女性の役。
だから精神的には大人ではなく子供。
空気を送り込んで球を浮かせるオモチャが壊れちゃうんです。
その時の悲しみの演技で「この人、凄いな・・・」と思った。
西島秀俊さんの出世作でもあります。
失礼ながら「なんと棒なんだろう」と思って見ていましたが、「お人形」なのでこの映画ではアリだったかもしれない。
ちなみにクロウリーさんも天秤座。
「トート・タロットの卵」「トート・タロットの木」
東京タロット美術館さんのライブラリーコーナーで閲覧することが出来ます。
背表紙がないので「白い背表紙の大きな本」を探して下さい。
【ライブラリ―コーナー】
— 東京タロット美術館(TTM) (@tarot_museum) March 15, 2022
「トート・タロットの卵」「トート・タロットの木」
著者の美音様よりご恵贈いただきました。
国内ではトート・タロットのまとまった解説書が少ない中、2冊にわたって丁寧に解説されたテキストです。
ライブラリーコーナーでご覧頂けます。 pic.twitter.com/PaFOtokBO1
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