今日はずっと資料と鑑定書作成。
そして、最近は叶姉妹（姉）の「幸せ日めくり３１のフィロソフィー」を１日毎にめくってメッセージを読むのが楽しみな毎日です（笑）
さて先日、トート・タロット仲間のERICAさん から「タロットウォーズ（全５巻）」という漫画を借りました。
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かなりオカルト色の強い漫画です。
「タロット」を使い、高校生４人組が人類を地獄に落とすのが目的の悪魔と戦うんですね。
そこに天使が絡まって壮大な戦いとなります。
あ、既にこの世にはいないクロウリーさんも霊体としてガッツリと登場しています。
（かなり残念な描かれ方をしていますが、トート・タロットは頻繁に出てくるし、きっと作者さんはトート・タロットとクロウリーさんが好きなんだろうなぁ）
ライダー版はもちろんですが、トート・タロット、マルセイユタロット、浮世絵タロット、不思議の国のアリスタロット、ヘルメティックタロット・・・色々なタロットカードが出てくるのも面白い。
タロット占いは当然ですが、タロットを「護符」代わりにしたり、あちらの世界への入口にしたり・・・と様々な使い方をしていて、作者のタロットのリーディングと知識の深さには勉強させられました。
私はオカルトには小・中学生の頃は大好きでしたが（多分、オカルトブームだった気がする）、今はそれほどではありません。
というか自分が魔術的に使うことにはあまり興味がないのですが、「こういうリーディング、こういう使い方もアリよね」を再認識させられて、すっかり気に入ってＡｍａｚｏｎで早速購入（笑）
２０１０年に出版された漫画で、作者の氷室奈美さん は現在は透視リーディングをメインに活動されているようです。
で、「なるほど」と唸ったリーディングがこちら。
何かのことで「質問者」を表すカードとして以下の組み合わせが出ました（ケルト十字の真ん中の部分です）
下は「＃ⅩⅠ・Lust」、上は「＃ⅩⅢ・Ｄｅａｔｈ」
漫画では「連鎖リーディング」という言い方をしていましたが、ようするにタロットリーディングで良く言われている「ストーリーを作る」ということです。
今回は２枚で連鎖リーディング・・・というか各カードにある意味・象徴を組み合わせて「答え」を出す。
「＃ⅩⅠ・Lust」は獅子座のカード、「＃ⅩⅢ・Death」は蠍座のカードですが、支配性は冥王星。
で、組み合わせリーディングとして「獅子座が冥王星にあった時代・・・１９３９年～１９５７年の人物」というリーディングをしていました。
この時代は第二次世界大戦があり、「権威・権力（獅子座）」が大改革（冥王星）にガラリと変わった時期でした。
それから学生運動ですね。
ようするに権力・権威が変わったということは、上に立つ者が変わった訳で、生き方などが大きく変化した時期です。
獅子座は独創性の星座でもありますから、一度崩壊した価値観・世界観を「独自・個性」を大切にする風潮に流れていきます。
ミックジャガー・ビートルズの４人・王選手・吉永小百合さんが生まれたのもこの時代だそうす。
漫画ではその他のカードをプラスしてその時代の人物を特定する訳ですが、「＃ⅩⅠ・Lust」と「＃ⅩⅢ・Death」の組み合わせを占星術に当てはめて「時代」で読むか・・・と。
目から鱗とともに「く～」と悔しくなりました。
他の占い師の方、タロットのレッスンで生徒さんのリーディングで「なるほどね！」と教えらることも多々あります。
顔では「ナイス・リーディング」と言いながら、心の中では「チクショー！」と思っています（笑）
いやぁ、やっぱり自分より「上手い！」と思ったら、正直なところ「悔しい」と思います。
それは上手い下手で「負けた」チクショーではなく「そんな視点があったか」という私にないモノを持っている敬意と憧れ、そこに及ばない己の未熟さ。
それをバネに「もっと深く、色々なリーディングをしてやるぜ！」の自分に対するファイト一発のチクショー！です。
なので全く悪意はないのでご安心下さい（笑）
どのタロット・リーダーも「もっと上手にタロットをリーディングしたい」と思っていると思います。
その時「当てる」は正直一番大切ではありません・・・「当てる」ことに意識が行きすぎると逆に委縮して勝手に自分で壁を作ってしまいます。
「どういう視点、どういう組み合わせを見つけることが出来るか・・・という発見」こそが大事です。
それが出来れば「当たる」んですから。
特に私の場合は「もっともっと、もともっともっとリーディングが上手になりたい！」が強いので、より一層チクショー！です（笑）
タロットではよくサブカードを引き、本カードとサブカードを組み合わせてリーディングします。
ケルト十字の真ん中も２枚のカードの組み合わせ（上記の例がそれ）
ふと思ったのですが、「カードの組み合わせ（ストーリーを作る）は落語の「謎かけ」に似ていますね。
「××とかけて●●ととく、その心は・・・」というやつです。
一般的な謎かけの例：
「女性のスカート」とかけて「結婚式のスピーチ」ととく、その心は「短いほど喜ばれる」（笑）
この「タロットウォーズ」が私のチクショー！に火を付けてくれました。
今回は漫画ですが、「チクショー！」って気持ち、大切にしたいと思います。
だってそれが向上心のきっかけですからね。
皆様も「チクショー！」と思ったら、もっともっと頭を捻り、あらゆる角度からタロットをジッと観て下さい。
多分、知識はあるはずです。
「その心は」に如何に機転を持たせられるか・・・こんな頭の柔軟さも大切なお勉強ですね。
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