ゴールデンウィークの前半が始まりました♪引っ越しで忙しかったわたし&新しい赴任先と新しい仕事でお疲れ気味の夫にとって久しぶりのお出かけです。

「土日どちらかで大分の温泉へでかけたい」というのが夫の希望でしたが、昨日までの天気予報では今日は雨雨でした。でも、朝起きてみると・・・なんだか晴れ間がのぞいています。

「雨降ってないみたいだよ~。」と夫を起こすと、「じゃあ!今日行こうか音譜」とウキウキな顔。

引っ越しの後も片付いていないので、シブシブ気味なわたしだったのですが、夫がこんなに楽しみにしているなら・・と出かけることにしました。

家を出たのは午前9:30。こんな時間に出発しても大分にいけちゃうのは、延岡に住んでいるからこそ!


のんと子ブタとやさしい生活
途中立ち寄った「道の駅きよかわ」であった御獄神楽!「天狗こわ~い」と最初はこわがっていた娘も、神楽の前でハイポーズ!


延岡からゆっくりドライブして約2時間。大分県竹田市の長湯温泉街に到着しました。


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そして、今日の目的地「ラムネ温泉」です。

なんともかわいい建物&シンボルマーク♪娘はこのイラストを見て「のんちゃんみた~い」と言ってました。ほんとに似てる~。入浴料金は大人500円、3歳未満無料です。

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入口で入浴券を買って、入浴棟へ向かいます。回廊からの景色も美しい!


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回廊を抜けると、そこに広がるのはまるで絵本から抜け出てきたような風景です。笹が植えられた庭に、美しい建物が並びます。白と黒のストライプの外壁は、白い部分が漆喰で黒い部分は焼き杉です。手塗りの銅板が張られた屋根。屋根の上に植えられた松がなんとも良い味を出しています。どんなお風呂に入れるのか楽しみです。


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青々とした庭にポツンと立っているタキシード姿の犬の像。「オンリーワン」という名前でしたが、ワンと犬(ワン)をかけているのかな?


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家族風呂棟はたぶん4つくらい?ありました。家族風呂は1時間2000円で貸し切ることができます。それぞれのドアにはお風呂の名前の札に合わせて蝶や鹿のモチーフがありました。カワイイ!

入浴棟の入り口(屋外)に洗面台が並んでいました。洗面台が室内にないのもめずらしいですね~。


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脱衣所もとってもモダンな感じ。お風呂への入口は中央の小さなドアからです。かがんで入るくらいの低い高さなのですが、秘密の部屋の入り口みたいでちょっとワクワクします。


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入ってみると小さな空間に3層のお風呂がありました。漆喰の浴槽は、温泉成分で茶褐色に変色していてそれがまた良い味を醸し出しています。この温泉では炭酸泉との相性がよくないという石鹸やボディシャンプーなどが置いてありません。よって、いわゆる洗い場的な水道やイスなどもなかったです。でも、それが空間の美しさを損ねずに、異空間的な印象を受けました。


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浴槽につかりながら眺める風景。壁にペイントされたの金のモチーフ、露天風呂へつながる窓の形、まるでモダンアートの中に身を置いているような心地よさです。

露天風呂にはいくつものパラソルが置いてあって、中央には登り棒(?)なぜか木の手すりに上に伸びる2本の棒が立っていました。棒にはひっかけのようなところがあったので、もしかしたらタオルをかけるのかな?


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露天風呂から見えた「立体山水の霊泉」、こちらも良い風景。

ラムネ温泉は2種類の炭酸泉があり、室内にあるのが高温42度、屋外にあるのが低温32度とかなり低めの湯温です。「ラムネ(炭酸)」というだけあって、お湯につかっていると体にプチプチとした感触を感じます。特に、お湯の出口や泡の上がっている場所がオススメです。



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屋外のラムネ温泉につかってしばらくすると、小さな銀色の泡が体全体を包んでくれます。無数の泡が皮膚にくっつくと「おお~!これが炭酸か?」と効果をなんとなく感じますね~!

ぬるめのお風呂に交互に入ったり、高温汗室(サウナ)に入ったり、いつもはけっこう早風呂のわたしもゆ~ったりとま~ったりとじ~っくりと、空間&温泉を楽しみました。


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温泉の後は、併設されてる美術館を見てみることに。川端康成と高田力蔵の作品が並んでいます。


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温泉のロビーもとっても風情のある空間でした。土間のような床、かまどや囲炉裏、並んでいる小さな椅子もとっても素敵です。


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受付横に飾ってあった一枚の絵。このラムネ温泉の設計者の藤森照信氏・嵐山光三郎氏・松田哲夫氏・南伸坊氏・林丈二氏・赤瀬川原平氏。

遊び心あふれるステキな空間を作り上げたのはこの偉大な面々なのですね~。

いろいろな温泉にいっているけれど、こんな温泉は本当に初めて。大・大・大満足しているわたしの顔を見て、「絶対気にいると思ったんだよね~得意げ。」とかなり得意げな夫。

土曜日だったのにもかかわらず、途中わたしひとりになってしまって、取材(?)も自由にしまくってしまいました。(他のお客さんがいると温泉の写真をとるのはなかなかむずかしいので・・)

本当に素敵な場所でした。温泉も、建物も、庭も、すべてにおいて素晴らしい。

また、ぜひぜひぜひ訪れてみたい温泉施設です。