2月15日 ベネズエラ、憲法改正案を国民投票で承認 | 南米ペルー在住、ピルセンの「ペルー雑感」

2月15日 ベネズエラ、憲法改正案を国民投票で承認

ベネズエラ、2月15日、憲法改正案が国民投票で承認された。この改正案は一度、国民投票で否決されているから、二度目で成立したことになる。改正案により、現、ウゴ・チャベス大統領が大統領選再選出馬が永続的にできるようになった。軍事政権や独裁政権のにがい経験から、中南米各国の憲法では、大統領選の連続出馬を禁じている国がほどんどだ。メキシコでは生涯1回しか大統領になれない。それは一度限りの連続出馬が認めるられる(ペルーの場合)ようになった国もある。あるいは、連続再選事項を結局、野党との折り合いで改憲できなかったボリビアの場合もある。大統領は、日本の首相などとは違い、遥かに権力を集中的に掌握している。大統領がバカだと、国もバカになるなんでいわれるゆえんである。大統領職終了後、次の大統領はまず、手始めにするのは旧悪暴きというのが伝統とさえなっている国もある。追放された前大統領、投獄された元大統領、逃亡した元大統領など数え上げればきりがない。連続的に政権を継続させようとする大統領の主張は、今やっている社会改革をされに深化させる、自分がやらなければならない、事業が中途半端になる というわけだ。チャベス大統領は21世紀の社会主義 との主張から、社会改革から革命という言葉も頻発するようになった。ペルーのフジモリ元大統領は三選でこけた。キューバのフィデル・カストロはたとえ、私心、私欲のない人物であっても、やはり独裁者だ。


国民投票キャンペーン

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