こんにちは、龍司です。珍しく、日中に記事更新させていただきます(笑


koshien murakami2


 阪神電気鉄道の西川社長と、阪神電鉄の株式をを買い進めて筆頭株主となった村上ファンド村上世彰が、11日に阪神電鉄本社でトップ会談を開くことになったようですね。


 連休明けに大きな動きがありそうです。(11日の会談後、14日には村上氏の記者会見が開かれるようです)


 村上氏は、阪神タイガースの「株式上場」を提案していますが、阪神電気鉄道は「株式上場」に徹底的に拒否の姿勢を示しているので、どのような対談になるのか大変興味深いです。


 タイガースは現状、阪神電鉄が全株式を保有する完全子会社です。阪神電気鉄道にとって、阪神タイガースの売上高は電鉄の連結売上高の約5%にすぎないようですが、タイガースが電鉄、百貨店にもたらす効果は非常に大きいですし、手放したくないのでしょう。


 これに対し、村上氏株式を公開してファンから広く出資を募り、球団経営の活性化を目指すべきだと主張していますね。阪神タイガースを上場させて、ファンに株主となってもらえば、企業価値も高まることを強調されています。

 現状では、突然の動きであったため、阪神タイガースの「株式上場」に反対の立場をとる方も多いようですが、この村上ファンドの提案は阪神タイガースにとって非常に良いことなのではないでしょうか。


 金融改革(規制緩和)やIT革命によって、株取引は個人にとっても身近なものとなりました。株取引を行っている方も多いことでしょう。

 人・モノ・金・情報の流れが大きく変わりました。それに対応して、企業のあり方も変えていくべきだと思います。

 ライブドアの株を多くの個人の方が持ち、インベスタマーとして支えていることをみても、多くの個人が企業を支えることが企業の活性化につながる時代になったことがわかると思います。


 株を持つことにより、ファンの球団への参加意識も強まり、思い入れも強まるでしょうしね。

人気が急落している巨人をはじめ、プロ野球団は参考にした方が良いのかもしれません。


 「阪神電鉄が所有する球団」から、「ファンが所有する球団」へと転換することは、球団の活性化に繋がるように感じます。


PS

 人気が急落しているプロ野球を面白くさせるのは、渡邉恒雄さんのような方の上からの権力行使ではなく、ファン参加型にさせることだと思います。


参考書籍:

村上 世彰, 小川 典文, 赤石 浩一
市場「淘汰」されるサービス業・顧客「選択」されるサービス業

それから、㈱USEN運営のパソコンテレビGyaoギャオ)での村上の対談がまだ見れます!こちら !にて。

gyaobiz