こんばんは、龍司です。
ブログをやっていますと、東京にいながらにして
日本各地の また世界各地の情報を瞬時に得ることができます。
ブログを運営している方は世界中にいるわけで、
私が誰かに頼んで現地まで調査に行っていただかなくても、
最初から現地にいる方が情報をブログにアップしていただければ
私も知ることができるわけですね。
最近、様々な方のブログを読ませていただいていて 特にそれを感じます。
「ネットワーク」の時代の到来ですね!
今日も私は この「ネットワーク」感覚を実感することがありました。
それは、私が楽しく読ませていただいているtomiya社長の「群馬で働く社長のブログ 」で
興味深い事象を知ったのです。
記事はこちら ⇒前橋レストラン探訪 その5
この記事の中に、
「前橋銀座二丁目商店街組合の破綻」のことが書かれていました。
私は前橋に知人もいて この商店街に行ったこともあったので
すぐに その光景も目に浮かびまして驚いてしまいました。
それにしても、みなさんのなかには「商店街が破綻なんてすることがあるのか?」と
感じる方も多いでしょう。
まったくその通りで、おそらく「商店街」の破綻は他に例がないのではないでしょうか。
群馬県の前橋市の中で、
この「前橋銀座二丁目商店街」という商店街は 街の最も中心に位置しています。
知人の話によると、20年か30年くらい前までは多くの買い物客が
前橋中から、群馬県中から集まってきて大変な賑わいをみせていたのだそうです。
ところが、15年くらい前から
「都市の中心部空洞化現象」(ドーナツ化現象)が起こってきたのです。
特に群馬県は自動車社会で 車に乗って行動する傾向が高いため、
郊外に「ベイシアグループ」などの大型ショッピングセンターができ、
大型駐車場も完備。「ユニクロ」などの流行の店舗もテナントとして入ってきて、
多くの買い物客は「前橋銀座二丁目商店街」を離れ、
郊外で買い物を済ませてしまうようになったのです。
加えてインターネットで買い物をする方も増え、
「前橋銀座二丁目商店街」の店舗の多くは売上不振に苦しみました。
そこで、「前橋銀座二丁目商店街」はどういう対策を講じたかというと
多額の借金をして 商店街の道路の整備を行ったのだそうです。
その結果、買い物客が戻ってきたかというと、戻ってきませんでした。
私自身行った事があるのですが、ここは非常に落ち着いて良い場所なのですが
もったいないです。対応策を誤ったのではないか、とも感じました。
「買い物客が減っているから道路を整備しよう」という考え方に
問題があるのではないか、と思うのです。
「道路」という「ハード」よりも集客を狙える仕掛け(「ソフト」)が
必要だったのではないでしょうか。
これは「前橋銀座二丁目商店街」に限らず
多くの企業、もしくは日本政府の戦略にもいえることだと感じます。
※集客の仕掛けつくりに関する 参考書籍:感動経営学(著者: 大前 研一, 宮本 雅史)