皆さん、こんにちは!
楽天の三木谷さんは丸刈りになさったようですね。
本日は、丸刈りの話とは直接関係ないのですが、
楽天の三木谷さんの買収戦略について考えてみたいと思います。
かつて、故・日本マクドナルド社長 藤田田氏は、
「成功するベンチャーには2つの要素があるのです。
1つは時間短縮。もう一つは簡便化。」とおっしゃっていました。
現代人は好むと好まざるとにかかわらず、時間に追われています。
そんな現代人にとって、時間を節約し、時間をより有効に使えるか、
ということは最大の関心事でしょう。
当時の彼は、このような考えかたのもと、
ファーストフードとうい時間短縮で食事を済ませられる事業を行いましたし、
ドライブスルーを作ったり、レジのコンピューター化を行ったのです。
最近では、IT企業によるM&Aが目立っていますが、
これも買収することによって、事業を1から作ることにかかる時間を買っている、
ともいえるでしょう。
ちなみに、楽天の三木谷氏は、
興銀時代の専門は企業の合併、買収、M&Aだったそうです。
楽天は、上場で手に入れた495億円を活用し、
2000年にインフォシークを90億円で買収、
2002年にライコスを12億円で買収、
2003年に宿泊の予約サイト「旅の窓口」を運営していたマイトリップネットを
323億円で買収・・・・
と「買収」(お金により時間を短縮した形)で事業を拡大してきたのですね。
多様なビジネスの顧客層を引き込んだ楽天は、
現在グループ全体で2800万人もの会員を誇っているとのこと。
これだけの会員を1から事業を立ち上げて獲得することは、
三木谷氏が一生かけても不可能だったでしょう。
1兆円を目指す楽天は、ソフトバンク、ライブドアとともに
買収を繰り返しスピード成長していくでしょう。
- 参考:タイトル: Den Fujitaの商法〈1〉頭の悪い奴は損をする (藤田 田著)
- タイトル: 楽天・三木谷浩史―プロ野球・新球団「楽天イーグルス」オーナー (溝上 幸伸著)
※なお、プロ野球 楽天イーグルスは
昨日、見事に勝利したそうです。おめでとうございました!
ちなみに楽天イーグルスも時間をかけて選手を育てずに、
戦力になる選手をどんどん「買収」しても良いのではないでしょうか?
※追加・・・・Duke Ken Usui氏 から非常に興味深いトラックバックをいただきました。
⇒・・・楽天三木谷オーナーはキーナートGMを補強失敗で解任し、
コーチ陣も再編成する方針です。
三木谷オーナーは1年間温かく見守るはずでした。
突然の心変わりはなぜでしょうか?
それはライブドアの堀江モンがフジテレビとの和解で
手にする1400億円のうち、200億円ぐらい使って
西武球団の買収に取り掛かるからです。
堀江モンはきっとこう言うのを心待ちにしていることでしょう。・・・
あくまで想像のお話ですが、
もしライブドア西武ライオンズ VS 楽天イーグルス
という試合が実現したら、
私は是非見てみたいですね。
昨年の近鉄買収をめぐっての騒動もあった後だけに
皆さんの思い入れもきっと強いと思います。
集客力も高いでしょうし、きっと儲かりますよ・・・
こんな壮大なストーリーは、
やはり堀江氏の新しい資本主義の一つでしょうか。
- 著者: 堀江 貴文
- タイトル: ホリエモンの新資本主義! お金持ち三択ドリル