こんばんは!龍司です。
先日の日経新聞に興味深い記事が載っていました。
「マンション購入、ネット経由急増!」
マンション販売で、インターネットで物件情報を取得した購入者の割合が
急速に増加しているのだそうです。
マンション分譲最大手の大京、住友不動産、三菱地所、野村不動産の4社では、
2004年度のネット経由の購入者が30%を超えています。
少し前ですと、マンションのような高額の「モノ」の購入を
ネットでしてしまう、ということには抵抗感が強い傾向がありましたが、
ついにここまでネットでの購入のパーセンテージが上がってきていたんですね。
ネットだと検索するのに非常に便利ですしね。
増加傾向にある大型マンションの物件も簡単に検索できてしまいます。
もっとも、マンションの中心購買層は30代でしょうから、
「インターネットを生活の一部として自然に活用している世代が
購買層となってきているから、ネットで購入する人も当然増える」
ということもできるんでしょう。
また旅行の予約もネットの割合が高まっていますね。
㈱ライブドアが運営する総合ポータルサイトlivedoorにも
出張に特化したホテル予約サービス「livedoor 出張」が
3月にオープンしてましたが、マンションもネットで買う時代ですから、
インターネットに親和性の高いと言われるホテル予約・旅行サービスなどは
当たり前のようにネットで行うんでしょうね。
3月16日の「見えない大陸とゴジラ企業」というタイトルで
お話した「見えない大陸」は、ますます大きくなっています。
「見えない大陸」の上を動く「モノ」に関しても、
どんどん大きなものも動くようになってきています。
こうした時代、古いタイプの中間業者・中間労働者は、
職を失う危険性は高いでしょう。
ネットで済んでしまう・・・ということは、
今まで対人型で行っていたサービスが不要になってくる、
いわゆる「中抜き」現象が起こります。
ITとは、こうしてコストカットし、ユーザーのためにもなり、
企業の収益も上げられる、というものでしょうから
当然のことでしょうけれども。
その一方で、新しいタイプの中間業者のニーズは
年々高まっていくことが予測されます。
その新しいタイプの中間業者に関しては、
私も非常に注目しているんですが、この話題は明日 あらためてお話します。
皆様、良い週末を!
※参考書籍
タイトル: 大前研一「新・資本論」―見えない経済大陸へ挑む (大前 研一著)