ひとこと言わせて!
今日新聞を読んでいると、
【苦学生救う 無償の奨学金 『給付型ないのは日本だけ』】
という日本の制度への批判的なコラムを見つけました。
【内容としては、今ある奨学金制度は、ほとんが「借金」、
わずかにある、返す必要のない「給付型奨学金」はほぼ
成績優秀者むけ。←これは不平等だ。】
↑こんな内容でした。
ここで私に一言言わせてください!!
イギリスの話になりますが、私が社会人生活を始めたとき、
周りのみんな(大半はイギリス人)、給料をもらい始めてからの数年は、
まず『student loan』(学生ローン)を
返済することから始まっていました。
これは、大学の学費や、生活費に当てられるローンです。
日本と違い、高校卒業時点で、
『大人=自活する=もし勉強したければ自分でどうぞ』のお国柄。
みんな自分でローンを組み、大学へ行きます。
イギリスではこれが常識です。
主人にこの日本の奨学金制度批判の記事の話をしたら、
『へっ!?イギリスでも奨学金貰うのって大変だし、
ほとんどみんなローンだよ・・・』って。
主人ももちろん、数年間は給料の大半を返済に当てていたそうです。
そして「奨学金制度」。
もちろん日本より、充実はしていますが、やはり基本は
成績優秀者が有利だと思います。
誰でももらえるってわけではありません。
でも、これって、ある意味当たり前なんじゃないかな??
私もかなりな貧乏学生で、食費を切り詰めたりバイトしたり
生活するためにホント色んなことをしました。
当初は1年間学費を出してもらうという親との約束で
渡英したのですが、1年じゃ
『このまま帰国したら普通の人のままで終わってしまう!』
と焦った私(苦笑)、ひもじい思いしながら頑張りました。
今思うと、ひどいもの食べてたなあって思うものもたくさん(笑)
その話も面白いのでまたの機会に話しますね(^^)
まずは、学費をどうにかしないといけないと、民間企業が
将来有望だと認めたダンサーやミュージシャン、
アーティストに出資してくれる奨学金制度があるのですが、
そのオーディションを受けました。
ラッキーなことに奨学金を貰えることができ、その後3年間を終了し
無事に卒業することができました(*^^*)
本当にありがたかったです。
私がそれほど有望だったかはわかりませんが、
その時のハングリー精神は、私のその後の人生でも
大きな糧になったと私は今でも思っています。
勉強する機会をみんな平等に!という意見には賛成ですが、
だからといって、「成績優秀者が有利なのは不平等だ・・・」
という意見には『・・・』です。
奨学金を貰いたかったら、奨学金を与えるにふさわしい人材だ
と認められるくらい人一倍努力をしなくちゃいけない。
これは、日本も世界どこでも同じこと。
「♪みんなで一緒にランランラン♪」みたいな、
みんなで仲良く横並び的な方針だけでは、いつか伸び悩む時が
来るような気がするのは私だけなのかな??