国際障害者交流センターのバリアフリーアートアカデミーの一環として上映された映画『ふみ子の海』を見てきました。


この映画は、新潟県の高田盲学校で教鞭をとり盲女性自立の先駆者となった粟津キヨさんの体験をもとに書かれた小説を映画化したものです。


舞台は昭和初期の新潟県の山村。貧しさゆえの栄養失調が原因で盲目となってしまったふみ子が主人公です。

観る前から、きっと辛い映画なんだろうなぁ…泣けるんだろうなぁ…と思っていました。


その通りでした。


豪雪地帯の厳しい暮らしと重いテーマ、それに相対する

ふみ子の可愛らしい声といじらしい生き方がくっきりとしたコントラストを描き、映画の奥深さをさらに印象付けています。


この映画のようにあまりにも重いテーマのものは避けたい(見たくない)という気持ちも正直言ってありますが、過去の歴史、現在にもつながる事実を知っておかなければいけないな、という気持ちもあります。


『ふみ子の海』見て良かったです。


キャスト;ふみ子 鈴木理子 ふみ子の母 藤谷美紀

     二人を見守るお寺の和尚さん 高橋 長英

     按摩屋の女主人 高橋惠子 

     盲学校の教師 高松あい

     中村敦夫 遠野凪子 あおい輝彦 平田満 他