産後のスポーツ 腹直筋離開テープ | Pilates-baby
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世界陸上に出場されいる アメリカのアリシアモンタノ選手 (800m出場)

昨年8月に出産されたそうですが
妊娠中の全米選手権では、妊娠9ヶ月の体で出場し
自己ベストより32秒遅れの成績だったそうです

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妊娠中のスポーツについては、妊娠前の運動経験や妊娠中の健康状態により個別性が強いので
中にはこのアリシア選手のようにスポーツ競技に出場する方や
個人の趣味でも、サーフィンやボルダリングなど
普通に考えたらびっくりするようなスポーツをされる方もいらっしゃいます

これについては間違っても真似をする事なく
人は人、自分は自分と理解しないとなりません


今回わざわざこのニュースをブログに書いたのは
一番上の写真、お腹に貼っているテープです


腹直筋離開 について
これまでも日本母子健康運動協会のセミナーでは
産後の運動時に場合によりテープで保護、補強する方法はお伝えしてきました

けれど、なかなか個人のスポーツでは
これについての情報も少ないですし、貼り方やテープの種類など
実際に利用する事はないかと思います

インストラクター、指導者の方々には
テープに変わる手技もお伝えしたりしますが

こうして、スポーツ先進国であるアメリカの選手が使用しているのを見ると
近い将来、日本でもスポーツの現場から徐々に広まるかもしれませんね

そして、私が注目したのは
アリシア選手が産後間もないのかと言えば、そうではなく
産後一年を経過しているという点です

勿論、産後直後の様子や、その後の運動
回復の経過もわからないですし
日常生活とは違うプロスポーツの動作時にかかる腹部へのストレスは想像を超えるものだと思います

もしかすると、凄く大きな離開をされているのかもしれないですし
何とも言えません

ですが、
妊娠前から選手として何度も優勝経験のある類稀な身体能力の方であっても
産後一年経過していてもスポーツ時にはテープによるサポートを必要とすること

これが事実なのかと思います


日本母子健康運動協会 認定インストラクターの皆さんには、これらに関する海外の研究レポートなど出来る限りの情報提供をしていますが
今後、こうした外側からのサポートを使う事でどの程度のスポーツパフォーマンスに影響があるのかという研究は大切になると思います

それは、スポーツだけでなく
日本の一般家庭でも、産後すぐに動かなくてはならない状況の方や
多胎妊娠、長期入院などの産後の方に必要かもしれません


産後専用のテープの開発にも興味がある所ですが(笑)

まずは研究、リサーチを頑張りたいと思います!

一般社団法人 日本母子健康運動協会