むずむずする | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

雑誌kotobaの春号。

特集が「本屋に行こう」だったので、つい買いました。


ご存知のように、今出版業界は不景気です。

大学卒業予定のお客さんが、「本屋の面接を受ける」と言うので、

あわてて止めたくらい。

自分のやっている仕事を勧められないなんて、情けないことですが、(涙)

こういう状態の出版業界で定年まで安心して働けるのか、

つい考えてしまったのです。


でもね、だからって、

出版業界に魅力が無い・・・っていう訳ではないですよ。

kotobaに取り上げられているいくつかの書店も、

出版文化が大好きな方が運営していて、

様々な方法で「本っていいよ~」と発信している様子。


そして、そんな魅力的なお店を見付けて通う、

本好きなお客様たちもいっぱい。

嬉しくなります。


ピコットのような児童書専門店では、

一般書店とは経営面で違うところもありますが、

 

という、根っこのところは同じなんだ~。

と思いつつページをめくっていると、

むずむずしてきます。

花粉症のせいじゃなく、

ちょっとお店に戻って、棚に手を入れたい気持ちになってくるのです。


年度初めと、30周年記念企画“秋元紀子ひとり語り ”で、

いつもに比べて2倍忙しいこの春。

本当は本なんか読んでる場合じゃないかもしれませんが、

時間を盗んで読む読書というのは、

禁断の果実の妖しく甘い味。

やめられません。




ほんとうのピコットさん-sumire

タチツボスミレ2013春