雑誌kotobaの春号。
特集が「本屋に行こう」だったので、つい買いました。
ご存知のように、今出版業界は不景気です。
大学卒業予定のお客さんが、「本屋の面接を受ける」と言うので、
あわてて止めたくらい。
自分のやっている仕事を勧められないなんて、情けないことですが、(涙)
こういう状態の出版業界で定年まで安心して働けるのか、
つい考えてしまったのです。
でもね、だからって、
出版業界に魅力が無い・・・っていう訳ではないですよ。
kotobaに取り上げられているいくつかの書店も、
出版文化が大好きな方が運営していて、
様々な方法で「本っていいよ~」と発信している様子。
そして、そんな魅力的なお店を見付けて通う、
本好きなお客様たちもいっぱい。
嬉しくなります。
ピコットのような児童書専門店では、
一般書店とは経営面で違うところもありますが、
ほんがすき
という、根っこのところは同じなんだ~。
と思いつつページをめくっていると、
むずむずしてきます。
花粉症のせいじゃなく、
ちょっとお店に戻って、棚に手を入れたい気持ちになってくるのです。
年度初めと、30周年記念企画“秋元紀子ひとり語り ”で、
いつもに比べて2倍忙しいこの春。
本当は本なんか読んでる場合じゃないかもしれませんが、
時間を盗んで読む読書というのは、
禁断の果実の妖しく甘い味。
やめられません。
タチツボスミレ2013春