北都社長の次男・真尋は19でウイーンにピアノ留学します。 そこで同じく日本からやってきたハーフ美女・沢藤絵梨沙と出会います。
初めは真尋を避けていた絵梨沙ですが、彼の不思議なピアノの魅力にどんどん惹かれ、彼自身にも強烈に惹かれていきます。
ウイーンでたくさんの経験を積んだ二人でしたが、卒業後はバラバラの道に進むことに。
絵梨沙はNYでピアニストとして出発しますが、心が弱い彼女は挫折をしてしまいます。
その後ふたりは結婚をし、シェーンベルグという巨匠と出会った真尋を絵梨沙は必死に支えます。
そしてウイーンの高名なオケで競演することになった真尋は必死に練習を重ねますが、シェーンベルグはその公演を見届けるように病でこの世を去ります。
真尋がウイーンで絵梨沙と出会い、ピアノを極めていく7年間のおはなしです。