Happy Christmas(1) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「んじゃ・・・先方との会食。 24日にしておこうか、」


志藤はスケジュール手帳を見ながら言った。


すると


同じくスマホのスケジュールを見ていた高宮が


「あ・・・できれば・・23とかじゃダメですかね、」


と言った。


「え? 都合悪い?」


真顔で訊く志藤に



「だって。 クリスマス・イヴですからねー。」


高宮はふふっと相好を崩した。



「・・・もう結婚もしたってのに。 イヴはあけとかなアカンのかい、」


志藤はちょっと呆れたように言った。



「ただのクリスマスイヴじゃないですよ。 なんたってアニバーサリーだし、」



高宮は嬉しそうにスマホのスケジュール表にスタンプをつけた。




結婚して


最初のクリスマス。



早いなー


もうあれから1年経っちゃったんだ



高宮は頬づえをついてつくづく思う。





ちょっと早いかな



そう思ったけど、帰りに立ち寄ったジュエリーショップで


台座の部分がクリスタルでできたスノードームを買った。


小さいけれど、ちゃんと中にもみの木と雪だるまがならんでいて


はらはらと雪が降り積もるようになっている。


光に当てると雪にちょっとラメが入っていて


きらきら光る。



彼女はこういうキラキラしたものが大好きだ。


ジュエリーには全く興味がないのに


不思議なもんだ。



プレゼント用にかわいいボックスにリボンをつけてもらって。



イヴまであと3日。



渡すのが待ちきれない。





「あ、おかえりなさーい。 おつかれさま、」


たいてい夏希の方が仕事を早く終えて帰宅している。


料理の腕はそう上がってる風でもないが、普通に食べれるようにはなってきた。


というか


自分の口が彼女の料理に合っていっているような気もするけど。



二人で食事中



「ね、イヴの日は外食しようよ。 店、予約しておくから。」


そこであのプレゼントを渡したい。


もう


ワクワクが顔に出てしまいそう・・・






だったのに。



高宮は夏希とのイヴに『異常』に期待してますが。・・・なんかヤな予感(^_^;)


深く読んで頂いている方は1年前のクリスマス・イヴのできごとを思い出していただけると彼のワクワクがつながると思います(^~^)


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