Too much(13) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

「もー! ほら、もっと飲んじゃいなさいって!」


南はどぼどぼと有吏のグラスに酒を注いだ。



「飲ませすぎじゃない? ほぼ死んでるし・・・」


真緒がつっぷした彼の背中をツンツンとつついた。



「おまえ救急車モンになったらどーすんだ。 いい加減にしろよ、」


斯波はいつものようにウーロン茶を飲みながら南を窘めた。



「だって! 今日はユーリが正社員になったお祝いだよ~~~? 飲まなきゃ!」



「結局。 南さんが飲みたいんですよね~。」



玉田は笑った。



有吏は突っ伏したまま



「う~~~~~~、」



いきなりうなり始めた。



「え、なんか。 ヤバくないですかあ?」



夏希が覗き込んだ。



そして勢いよくガバっと顔を上げた。



「吐く???」


夏希はビクっとしてのけぞった。



有吏は据わった目で



「あ~~~~~~。 でっかい男になりてえ~~~~~!」



いきなり叫んだ。



そしてまたパタっと突っ伏して、ぐうぐう寝始めた。



みんな目をぱちくりして彼に見入ってしまった。




「・・・・でっかくなれますかね・・・」



夏希のつぶやきに



「もうムリだろ。 ハタチ過ぎて、でっかくはなれん。」



斯波が大真面目に答えた。



「・・・・なんか。 悩んでんのかしら。」


真緒は首をひねった。



「・・だとしたら。 やっぱ彼女がいないせいとちゃう?」



南は鋭い視線でみんなを見回した。



「おまえ、それを言ったらおしまいだろーが、」


斯波の鋭いツッコミにみんな失笑した。



「で。 結城は?」


南は腕時計を見た。

「行けたら行く~って、やる気なさそうに言ってましたよ、」


夏希が言った。



「もー。 相変わらずやなあ、」



すると、またいきなり有吏はガバっと起き上がり



「・・・ゆうき????」



今度は据わった目、というよりかなり悪い目つきだった。



「お、また蘇った。」



真緒は頬杖をついて傍観した。



「・・・・意味わかんないことばっか言っちゃって! ちっくしょ~~~!! 姉ちゃんのことは遊びなのかよぉ~~!! 本気じゃないなら、近づくな! つきあえないってわかってんなら、近づくな!!!!」



有吏は思いっきりそう言ってしまった。



いきなりの発言に


またもみんなフリーズしたままになってしまった・・・・




いつものように事業部の飲み会ですが、有吏は荒れまくっております・・(-。-;)



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