Too much(2) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

あ~~~~



さすがに疲れる・・・



あゆみは家に帰るとグッタリだった。



ベッドに寝転がって、帰って来たそのままの格好で寝ている彼女に



「ちょっと、風呂くらい入ったら? 化粧も落としてないし。」



有吏は注意した。



「ん~~~~~」



生返事をしたまま動かない。



そこに彼女の携帯が鳴る。



手だけを伸ばしてそれを取って目をつぶったまま



「はい・・・」



と出ると




「死にそうな声出してんなァ、」



電話の向こうの声にハッとしてガバっと起き上った。



その勢いに有吏も驚いて見てしまった。



有吏と目が合ってしまい、気まずくなったあゆみは慌てて布団の中に潜り込んで電話を続けた。




「・・・なんか、慣れなくて・・・。 いつもの倍疲れちゃって、」



「いじめられてたりしない?」



電話の主は結城だった。



「・・そんなこと。 ないです・・・。 厳しいですけど、みなさんよく教えて下さって。 あたしがなかなか・・慣れないから。」



あゆみは布団を被って電話をしていた。





結城さんからだな・・・




有吏はそう気づいて、



何も隠れてコソコソすることないのに。


別におれが何言うってわけでもないのに。




すごく不満だった。




「そんな頼りない声出されると。 ・・心配になるよ、」



結城の声は優しく微笑んでいるようだった、。



一瞬にして



この前、酔っぱらった勢いで彼に抱きついてしまったことを思い出してしまった。




どう考えても恥ずかしい!!!




あの時の行動をもう頭に浮かべるだけで、汗が吹き出る。




「なに? どしたの?」



急に黙ってしまったあゆみに結城は心配そうに声をかけた。



「・・い、いえ・・・。」



「明日。 仕事で外出するから。  『ゆうき』の近所で会おう。 きみが昼休みくらいの時間になると思うから。」



「え・・・、あっ・・・と、」



「おやすみ、」



いつものように断ることさえ許さないような


そんな強引さで。



そして



断れない自分もわかってて。


いつの間にか強引な結城の誘いも心地よく感じる自分がいて・・・




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