True love(15) | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

ゆうこは驚いて



「ちょ・・ちょっと・・・。 こんなところで、」

彼から離れようとした。



「カギは閉めた。」

志藤はもっと力強く彼女を抱きしめる。



「そ、そーじゃなくって・・」



背中に彼の大きな手を感じた時



また

ゾクっとした。




志藤はそっとその手を緩めた。



「ダメ・・です。 ほんと・・」



ゆうこはドキドキが収まらなかった。

志藤は優しく微笑んで、彼女の頬に手をやった。



え・・



その手が優しく耳に触れる。



あ・・・



全身の力が抜けそうなほど

感じてしまった。



こんなに耳が感じるなんて

自分ではわからなかった。



ゆうこは彼の手をぎゅっと握った。



「ダメです・・」



吐息混じりの声で言った。




「きみが・・・ウンと言ってくれるまで。 ずっと・・・好きだといい続ける。」



志藤はまた彼女の耳元で囁いた。



「どうして・・?」



ゆうこはまた目が涙でうるんでいた。


「え・・?」



「なんで。 あたしにそこまで言ってくれるんですか・・?」




その質問に

志藤はニッコリと笑って




「きみをおれだけのものにしたいから・・って言うたやろ。」




と、ゆうこの頬にキスをした。



なんて

かわいいんだろうか。

ずっとこの腕の中に収めていたい。



頬にしたキスが

唇に移る。


そして、ガラス細工を扱うように

優しいキスをした。




心と身体って

別なんだ・・・



ゆうこはそれを実感していた。



ホントは怖くて

どーしていいかわからないのに。



こうして抱きしめられると

まるで魔法にかけられたように

彼を求めてしまう。



だって

あたしはこんな人に出会ったことなかったから。




彼の本当が

見えなくて

戸惑ってばかりで。




真太郎さんを好きだった

あたしとは

全くの別人みたいで。




だんだんと

あの時の気持ちを思い出そうとしても

思い出せない自分が



怖い・・・。




彼の優しい抱擁にゆうこは自分の気持ちがわからなくなります。 そして、二人の運命は加速がつくように・・・

ここから怒濤の展開になります!


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