「半分、青い」第18回~鈴愛の初デート・・・山が、動きだす!? | 日々のダダ漏れ

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「半分、青い」 第18
第3週 「恋したい!」
鈴愛の初デート・・・山が、動きだす!?

 

 

<学校の教室)

教師) 何で? 何でまた遅刻?

 今月2回目や。

鈴愛) すいません。

 

(回想)

小林) すいません。偶然じゃないんです。

 また、会えるかもしれないって、毎日…。

 

教師) お前何考えとる?

鈴愛) え?

 

(回想)

小林) 本当は、何度も、会えてて…。

 っていうか、見てて。声かけよう、

 3回くらい声かけよう、として、でも、

 勇気、なくて…。

 

教師) 何にやけとる?

鈴愛) え?

 

(回想)

小林) 今日、やっと、勇気、出しました。

鈴愛) はあ…。

小林) あっ、でも、バス…。

鈴愛) あっ、ああ…。

小林) 乗って下さい。送ります。

 朝露高校ですよね。

鈴愛) あっ、ううん。

 西高ですよね。方向違うし。

小林) 何で、西高って…。

鈴愛) あっ…

 この前の、学帽のエンブレム。

小林) あ…。送ります。

鈴愛) 私、自転車はちょっと。

小林) あっ、そうなんや…。すいません。

鈴愛) あっ、今日学帽ない。

小林) あっ、あれは、創立記念日だけ。

鈴愛) へえ~。

小林) まあ、何となく、創立記念日は。

鈴愛) 真面目なんですね。
小林) いえ…。

 

鈴愛) あの人、悪くないのかもしれない。

教師) お前さっきから俺の

 言う事聞いとんの?

鈴愛) すいません!

教師) あ~もう…。

 

**********

 

<帰り道>

鈴愛) いよっ!

 こんなかわいい人見た事がない。

 あなたのように、

 すてきな人に出会った事がない。

 まるで、どっかの国のお姫様~!

律) それは言ってないやろ? 新聞部。

鈴愛) あっ、バレた。で~も、こんなに

 かわいい人見た事がない。ってのは

 本当や。

律) 猿のくせに。

鈴愛) は?

律) お前は生まれた時猿やった。

 

(回想)

赤ちゃん・律) 何だこの猿。

 

**********

 

<部室の裏>

菜生) あの2人は、

 おんなじ日に生まれとる。

 しかも、7月7日。

龍之介) うん。

菜生) 言ってみれば、運命の2人。

龍之介) はあ。

菜生) だからここはあえて、2人に

 してみる。山が動くかもしれん。

龍之介) あ~俺、みんなで

 ともしび行きたかったな。

菜生) 今、菓子パン買ってやったやない。

龍之介) あ~お好み焼きがいい!

菜生) そりゃ私だっていいよ。でも、

 今は、2人を2人にして、泳がせる。

龍之介) 探偵か?

菜生) あの2人は、何かがあったら

 どうにかなるかもしれん。

 …と、私は常々、にらんでいました。

龍之介) ほやな。

菜生) えっ、ほやな? ほやななんか?

龍之介) そりゃ私だってそこ、

 思わなくないですよ。

菜生) ほやろ? ほやから、これは逆に、

 いい起爆剤になるかもしれんと思って。

龍之介) 菜生ちゃん、結構機微あるな。

菜生) キビ? キビダンゴ?

龍之介) 機微だよ! 心の機微!

 

**********

 

<喫茶・ともしび>

律) ほう、デートに?

鈴愛) はい、明治村、来週の日曜日。

律) 展開早いね。

 しかし明治村。ベタやな。

鈴愛) デートの聖地でしょ。

律) 入鹿池のボートに乗ると、

 別れるらしい。

鈴愛) どこの池も湖もボートに乗る

 と別れる。ボートに乗ると結婚する。

 という言い伝えは成立しない。

律) まあ、そうやな。ほとんどの若い

 カップルが別れるもんな。

鈴愛) そこで、律にお伺いしたい。

律) 何なりと。でもこれおごってね。

鈴愛) 了解致している!

 私は、どうしたらモテる?

律) いや、モテたんやろ?

 モテたから、デートやろ?

鈴愛) この先を聞いている!

(手招きをする律)

(右耳を近づける鈴愛)

律) この先は、修業が必要。

鈴愛) 修業…。

 

**********

 

鈴愛) え~本当ですか?

律) うん。

鈴愛) 信じられな~い!

律) あれ俺これ、方向間違っとるか?

 これOLか? 「ねるとん」の見過ぎか?

鈴愛) 先生お願いしますよ。

律) とにかく、あんましゃべんな。

鈴愛) …はい。

律) いや、かわいく相づちを打つ。

鈴愛) うん。

律) もうちょっと。

鈴愛) う~ん?

律) いやいやもうひと声。

鈴愛) うん!

律) キモいな。

鈴愛) 自分でも若干キモかった。

律) 鈴愛はしゃべると面白い。

鈴愛) それはよう言われる!

律) でもな、鈴愛。

 女の子は面白くなくていいんだ。

鈴愛) え…。

律) かわいく、おとなしい方がいい。

鈴愛) 知らなんだ…。私はず~っと

 何かを間違えてきとったか。

 何ではよ教えてくれんかった?

律) とにかく、機関銃のようにしゃ

 べってはあかん。ライライケンの

 ラーメンの替え玉もあかん。

鈴愛) えっ!?

 ラーメンの替え玉もあかんのか!?

 そんならもう恋なんかしん方がええ!

律) そんなにか…。

 そんなにラーメンの替え玉が…。

鈴愛) 駄目なんか…。

 本当に駄目なんか?

律) まあ、1回ぐらいだったらいい。

鈴愛) 1回はええのか…。

 

**********

 

<楡野家>

(ベッドの上に並べられた洋服)

晴) え~これなんかかわいない?

 ぶりっ子すぎるやろか。

鈴愛) お母ちゃん。

晴) ん?

鈴愛) お母ちゃんのデートやない。

晴) あ…そやった。

(鏡の前で洋服をあててみる鈴愛)

晴) あんまり張り切り過ぎるのもな~。

宇太郎) おっ、何や、

 ファッションショーか?

晴) 鈴愛がデートする。

宇太郎) おお…え? えっ?

鈴愛) 初デートや。

晴) 西高の子やと。

宇太郎) おお…頭ええな。

 お…おじいちゃん!

 

**********

 

仙吉) は? 鈴愛が?

草太) ああ、それ西高新聞部。

 姉ちゃんが、バス亭でカセットテープ

 拾ってあげたのがきっかけ。

仙吉) 鈴愛もようしゃべるな。

草太) 姉ちゃんの口は羽より軽い。

宇太郎) モテて、嬉しかったんやろうな。

仙吉) 大丈夫か? 鈴愛一人で。

草太) じいちゃん、デートだ。

 一人で行かせてやってくれ。

宇太郎) いや…何や、落ち着かんな。

 草太は昔っから、 

 そういう事ちょくちょくあって。

草太) まっ、

 何やかんやで俺はモテるから。

宇太郎) はいはい。

仙吉) いやいやいやいや…。

 わしも若い頃はな、いろいろと…

 ハハハハハッ!

宇太郎) まっ、おじいちゃんは色男

 やな。まっ、言うたら俺も、いろいろ。

 

**********

 

この人たちは、

何をモテ自慢を始めているのでしょう。

そりゃ私だって若い頃は…。

って、もう他界している身で、

若い頃も何もないもんですが。

命短し、恋せよ、お・と・め。

 

鈴愛) 違うか、ちょっと…。

(鏡の前で洋服をあてている鈴愛)

 

**********

 

<次の日>

晴) よしかわいい。行ってらっしゃい!

鈴愛) お土産買ってくるでね。

晴) ん~?

 デートでお土産は、どうかな?

幸子) 晴さん、晴さん…。

(走って来る幸子)

晴) えっ? あらら…。

鈴愛) 菜生ちゃんとこのおばさん、

 おはよう。

幸子) 鈴愛ちゃん、お出かけ? 

 フフフ…。ちょっと晴さん。

晴) あ~…行ってらっしゃい!

鈴愛) あっ、行ってきます!

 

**********

 

<つくし食堂>

(持って来た箱を開ける幸子) 

晴) 何? これ。

幸子) 山田ユニフォームから届いた

 んやて。ぎふサンバランド、誰でも、

 どんな体形の人でも踊れるサンバ

 ルック、計300着。

晴) えっ、これ300着も!?

幸子) 4600円×300着で、138万円!

晴) はあ!?

幸子) 明細これ。あの人、五郎のやつ、

 勝手にこんなもの発注しとったの!

晴) ゴロちゃんは? おらんの?

幸子) 今日は、朝から釣り。

 今さっきこれ届いて…。

 きっと、あの女狐に唆されたんや!

晴) ちょちょちょ…。

 ウーちゃん! ウーちゃ~ん!

 

**********

 

<萩尾家>

(頬杖をつき、ぼんやり

 机の前に座っている律)

(律の目の前で手を振る和子)

律) ん?

和子) 何か律どうしや~た?

 心ここにあらず?

律) ごちそうさま。

 

**********

 

(リビングに入り、ピアノの前に座る律)

(「ふるさと」を弾き始める律)

 

**********

 

<明治村>

女性) ようこそ明治村へ!

 いらっしゃいませ!

 行ってらっしゃいませ。

小林) 楡野さ~ん! 楡野鈴愛さ~ん!

(キョロキョロする鈴愛)

鈴愛) あっ…。

(首からカメラを吊るして手を振る小林)

 

**********

 

<萩尾家>

(ピアノをやめ、窓辺へ行く律)

(窓を開け、外を見まわす律)

(ピアノの前に戻り、鍵盤に顔を乗せる律)

 

その時、誰もが鈴愛のデートの

成功を信じていました。

何となく気分が晴れない律君も、

晴れないなりに。

 

なぜなら、

鈴愛のそのバッグの中に、

あの、つけ耳がある事を、

誰も知らなかったからです。

 

**********
 

微妙男子の勇気のおかげで、鈴愛にモテ

が…。教師の前で、ニヤニヤが、ロマンチ

ックが止まらない鈴愛。分かるよ、鈴愛!

それが微妙な相手であれ、そのシチュエ

ーションはおいしい。ないより断然あった

ほうがいい。思い出は、いつか美化され、

何度も繰り返し再生可能アイテムだから。

 

今日は菜生ちゃんとブッチャーが新鮮ツー

ショット! やっぱりこの2人は鈴愛と律を、

特別な関係だと認識していたね。キビダン

ゴ…じゃない、心の機微が分かる男、ブッ

チャー。4人の中で、誰よりも…乙女な男。

ブッチャーの中の人は、律との関係を、友

情と叶わない恋を意識して演じているとい

う事らしく…さすが分かってる!と思った。

 

律が鈴愛を猿呼ばわりするところで、イカ

天つながり「たま」が流れたのに笑った。

いや~懐かしい。たまのLP、持ってたよ!

(一番好きだったのはリトルクリチャーズ)

 

律の運命の恋に心がチクッとした鈴愛と、

応援しつつ、何となく気分が晴れない律。

2人とも、無意識ながらも、山はすこ~し、

動き出したのかもね。すこ~しすぎて、そ

の変化に気付くのは更にもっと先になり

そうではあるけれど。まっ、先は…長い!

 

予告を見ると、東京編のメンバーの顔が

出て来たし、物語の山は動き出しそうだ。

 


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