「anone」第1話~偽物から始まる真実愛、感動の物語 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「anone」



 

第1話
偽物から始まる真実愛、感動の物語


医師) やまない雨はありません。

 夜明け前が一番暗いんです。

 砂糖水を売るか、世界を変えるか。

看護師) 先生、

 スティーブ・ジョブズは…。

医師) まっ、余命的には

 半年ほどになりますかね。
持本) あ…そうですか。へぇ~…。


**********

 

ハズレ) 「はい。あのね。

 8歳から12歳の頃まで、森の中でおばあ

 ちゃんと2人で暮らしてました。おばあち

 ゃんのうちは、絵本から出て来たような

 家で、屋根が星の形をしていました。森

 にすむリクガメの名前は、ブラン伯爵と

 いいました。『この亀はもともとは人間

 で、イギリスの貴族だったのよ』と、おば

 あちゃんが言いました。『彼の名前はゴ

 ーレム、土から生まれたの。自分でそれ

 を知ると、土にかえってしまうから絶対

 に教えちゃダメよ』とおばあちゃんが言

 いました。私はそんな物語を、もちろん、

 全部真に受けていました。まるで魔法

 を使って、一夜にして出来上がったよう

 なツリーハウスが、私の家でした。森に

 は、学校も勉強もありませんでした」

 

(回想)

ハリカ) 学校の友達がね、

 「お前は変な子だ」って言うの。

真砂子) ハハハ…

 そりゃよかったじゃないの。変な子

 っていうのは、褒め言葉なのよ。

ハリカ) 失敗?

真砂子) アタリ。これは、アタリ。

ハリカ) でも、これだけ、違う形だよ。

真砂子) 人はね、持って生まれたもの

 があるの。それを誰かに預けたり、変

 えられちゃダメなの。確かに、あなた

 は少し変な子だけど、でも、それは、

 あなたがアタリだからよ。フフフフ。

 

ハズレ) 「今でも、あのツリーハウスで

 の幸せな日々のことを思い返します。

 大切な思い出って、支えになるし、

 お守りになるし、居場所になるんだ

 なって、思います」

カノン) 「おばあちゃん、

 今はどうしてるんですか?」

ハズレ) 「分かりません。私、12歳の時に、

 また別のとこに住むことになって、それ

 きりなんです」

カノン) 「おばあちゃんの家は、どこに

 あったんですか? 会いに行こうと

 思わない?」

ハズレ) 「『つげ』っていう町だったと思う

 んですけど。多分、あの場所にはもう

 いない気がします。でもまぁ、いつか

 また、あの森に、帰りたいなって気持

 ちは、あります」

カノン) 「おばあちゃんは、アタリって言っ

 たのに、どうしてハズレさんは、ハズレ

 って名乗ってるんですか?」

ハズレ) 「何となくです。みんなにも、

 そう呼んでもらってて」

カノン) 「ごめんなさい。

 質問攻めにしちゃって。

 じゃあ、また」

ハズレ) 「待ってカノンさん。

 この頃、体調はどうですか?」

カノン) 「いいですよ。クスリを減らした

 ので吐かなくなったし」

ハズレ) 「よくなったんですか?」

カノン) 「逆かな」

 

**********


亜乃音) 誰だってね、過去に置いて来た
 自分っています。今更もう、過去の自分
 は、助けてあげられないんだから。

 せめて今を…。

**********


カノン) 「で、一緒に見たんです。

 流れ星を」

 

(回想)

ハリカ) 地球も、

 流れ星になればいいのに。

 

カノン) 「ほんの少しの時間だけど、

 楽しかった。大切な思い出って、

 支えになるし、お守りになるし、

 居場所になる。そう思います。
 あの時、 

 本当は君に言いたかったんです。
 君の名前のこと。
 君の名前は、ハズレじゃない。
 君の名前はハズレじゃないよって」
ハズレ) 「はい。私の名前は…

 ハリカです。辻沢ハリカです」
カノン) 「はい」。
ハズレ) 「彦星君。君に会いたいです。
 君に、会いに行ってもいいですか?」
カノン) 「それはできません」
ハズレ) 「会うのダメですか?」
カノン) 「君に会ったら、
 死ぬのが怖くなってしまいます。
 君に会ってしまったら、一人きりが、
 当たり前じゃなくなってしまいます」
ハズレ) 「私はもう当たり前じゃないで

 す。もう君がいること知っています。
 ウソですよね? 死ぬなんて言って。
 だましてるんですよね?」
カノン) 「ううん、本当です。
 僕はもうすぐ、いなくなります」
ハズレ) 「嫌です。嫌です。
 いくらかかるの?
 全部で、いくらのお金があったら
 あの治療ができるの?」
カノン) 「ハリカちゃん、

 できれば今まで通り、「あのね」って

 言って、外の話を聞かせてくれたら、

 僕はもう十分です」
ハズレ) 「はい。外のこと、

 また毎日君に話します」
カノン) 「ありがとう。じゃあ」
ハズレ) 「あのね」
カノン) 「またね」


**********

青羽) 努力は裏切るけど、
 諦めは裏切りません。
 …ですよね?


**********

何せ、昨年がっつり心を掴まれてしまった

ドラマ「カルテット」の脚本家なので、かな

り楽しみにしていたのだけれど…。そして

カルテットより、いわゆる視聴するのに心

の体力が必要系のドラマかも?と、覚悟

はしていたのだけれど…。ちょっと違った。

 

何というか…もちろん嫌いじゃない。嫌い

じゃないし、世界観も、実はよ~く分かる。

ただ内容以前に、頭に浮かんでしまった

考えというか、心の声が大きすぎて、こう、

自分でも心の整理がつかないというか…。

 

その考えを飲み込んでしまいたいけれど、

やっぱり、吐き出さないと気持ち悪くって。

同じように感じた人もいたようなので、思

いきって言ってしまおうと思う。今の若い

世代には、分からないかもしれないけれ

ど、きっと分かる人には分かってもらえる

と思うのよね。このドラマに感じた匂い…。

 

もっのすご~く、野島伸司臭がする~!

(あくまで、ものすごく個人的な感想です)

 

びっくりするほど野島伸司の匂いがプン

プンしちゃってクラクラしてしまったよ…。

いや、野島伸司が嫌いなわけじゃなくて、

むしろ、全盛期の作品はもう大好物で…。

ゆえに、懐かしいというか、こっぱずかし

いというか、何とも甘酸っぱい感じがね。

 

阿部サダヲと小林聡美なんて、この2人

だけでもうご飯3杯食べれる感じだし…。

(ごめんなさい。例えが変になってます)

 

なんか変なところに妙に動揺してしまって、

話の内容が頭に入ってこなかった初回…。

いきなり青春スーツ再装着させられてしま

ったようで(分かる人だけ分かればヨシ!)

このドラマをどういうスタンスで見ていいも

のか、ちょっと自分でも分からなかったり。

 

いや~カルテットの次に、こう来るか~?

ちょっと、いやかなり、動揺している私…。



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