「フランケンシュタインの恋」第8話~僕が殺したのは・・・愛した人だった | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

フランケンシュタインの恋

 

 

第8話
僕が殺したのは・・・愛した人だった


稲庭) 最初は津軽さんを守るためだった

   けど…。だんだん研さんのことも好き

   になって…。これは嘘じゃないよ。

   だけど研さんのこと助けたいと思えば

   思うほど、研さんの綺麗な心を汚した

   くなるんだ。怪物としての本性も暴き

   たくなる。人間なんてね…

   みんな矛盾を抱えて生きてるんだよ。

怪物) 矛盾…?

稲庭) みんなこうしたいと思いながら、そ

   うできない自分を感じながら生きてる

   んだ。僕は研さんみたいに純粋なま

   までは生きられない。殺せない毒を

   抱えて生きてるんだよ。研さん、すご

   いよ。だから自分のこと憎む必要なん

   てないよ。どうせ憎むなら俺を憎んで

   よ。俺がやったんだから。研さんを追

   い詰めたの俺なんだからさ。

   頼むから…俺を憎んでくれ。

 

**********

 

怪物) 僕は、怪物なんです。

宍喰) おい、研。

   お前、朝から何言ってんだ?

怪物) ラジオで話したことは、

   全部本当のことです。

恵治郎) 本当のこと?

怪物) 120年前、僕は一度死んで、

   医学博士であった父によって、

   蘇ったんです。

飯塚) は?

 

**********

 

怪物) 僕は、人に触れないんです。

   怒ってもいけなければ、

   嘆いてもいけないんです。

   そうすると、悪い菌が出ます。

   今まで黙っててごめんなさい。

   僕は怪物なんです。

稲庭) どうなのよ? 

   みんな何か言ったら?

恵治郎) お前は黙ってろ。

稲庭) 気持ち悪いだろ? 研さんの

   そばにいるの怖いでしょ?

恵治郎) 黙ってろ!

美琴) そうは思わねえよ。

稲庭) えっ?

美琴) そうは思いたくねえよ。

稲庭) そういう中途半端な思いやりが、

   研さんを追い詰めるんだよ。

   もっと正直になればいいじゃない。

飯塚) だからって研さんを

   傷つけていいんすか?

   それが正直なことなんすか?

宍喰) あんたは、研に「自由にやれ」って

   言いながら、足引っ張ってただけか?

稲庭) そうだよ。

怪物) ラジオに出たのは、

   稲庭先輩のせいではありません。

   自分が出たくて出たんです。

稲庭) そういうのいいんだよ。

怪物) ラジオで、怪物だと言えば、

   僕のことを誰も怪物だと思わない

   と思ったんです。

   だから怪物のフリをしたんです。

稲庭) そういうのいいんだよ!

   そういう嘘もういらないんだよ!

怪物) 嘘じゃないです。

   稲庭先輩。

   僕にもそういうところはあります。

   津軽さんと一緒にいるためだったら、

   どんなことだってします。

   それが僕の正体です。

稲庭) ふざけんなよ。ふざけんなよ!

   俺を怒ってみろよ。怒れよ! 怒れよ!

   人間らしく俺を憎めよ!

   怪物なら怪物らしく俺を怒れよ!

怪物) できません。できないんです。

   僕にも矛盾があります。

   稲庭先輩を怒らないといけないのに、

   怒れません。稲庭先輩を、憎まない

   といけないなら、できません。

   僕は、稲庭先輩が大好きです。

   今も、感謝しています。

稲庭) そういうとこだよ。

   研さんのダメなところは。

   研さんの嫌なところは。

 

**********

 

怪物) 津軽さん? どうしたんですか?

継実) ごめんなさい。

怪物) えっ?

継実) もう、やめてください。

怪物) どうしてですか?

継実) これ以上、あなたが傷つくのを、

   見たくないんです。

   勝手で、ごめんなさい。でも、もう

   あなたを苦しめたくないんです。

   ホントのことなんて、

   どうだっていいんです。

   私は、どこへでも行けます。

   一緒に、逃げましょう。

   私が、あなたを守ります。

   笑顔にします。私が、

   あなたのラジオになります。

   ♪あなたとわたしの時間~

怪物・継実) ♪わたしとあなたの進化論

怪物) ♪悩みごとなら天草…。

継実) ♪津軽、津軽に訊け~

   森へ帰りましょう。一緒に。

   私は、あなたと、

   ずっと一緒にいます。約束します。

怪物) あっ…。

 

(回想)

サキ) 私は、

   あなたとずっと一緒におります。

   約束します。

 

怪物) サキさん…。

継実) え? どうして…? その名前を?

   その人は、私のご先祖様です。

 

**********

 

怪物) 稲庭先輩。僕はずっと、

   矛盾を抱えていました。

稲庭) 矛盾?

怪物) 父のことを、信じていながらも、

   疑ってきました。

稲庭) え?

怪物) どうして僕を生んだのか。

   何のために僕は生まれてきたのか。

   稲庭先輩。

   津軽さんを、お願いします。

稲庭) どういうこと?

怪物) 行くとこがあります。

稲庭) どこへ?

怪物) 森です。

稲庭) どうして?

怪物) 先に帰ってください。

稲庭) 研さん! 必ず戻ってきてくれよ!

 

**********

 

(怪物の手紙)

稲庭先輩。
僕は、昔の記憶を取り戻しました。
怪物になる前の記憶です。
120年前、

僕は一人の女性に恋をしていました。

その人の名は、サキさん。

津軽さんの先祖です。

 

怪物になった僕の菌が、

その人を殺めてしまったのです。

 

僕は、全てをラジオで話します。

稲庭先輩。

津軽さんのことを、お願いします。

 

**********

 

ラジオ・怪物) 僕は、1867年、慶応3年に、

     北陸の貧しい農家に生まれまし

     た。そのころ僕が住んでた村で

     は、コレラという病気が流行っ

     ていて、大勢の人が亡くなりま

     した。その伝染病で、僕も家族

     を失いました。

     僕の本当の名前は…。

     山部呼六といいます。

 

**********

 

いよいよ、ようやく継実のご先祖様の女性と

怪物の関係が明かされそう。彼はどうして生

まれたのか。博士はなぜ怪物を作ったのか。

 

綺麗な心に憧れながら、自分がそうなれない

苦しさから、綺麗なものを汚したくなる矛盾

した気持ち。稲庭先輩の、人間らしい感情。

好きだけど、嫌い。嫌いだけど、好き。人間

の感情は矛盾を抱えたまま、いろんな感情

が混ざり合って、メンドクサイもの。それゆ

えに人間が愛おしく思える源でもあったり。

 

このドラマは…愛すべき綾野フランケンを、

ひたすら愛でるドラマなのかもしれないなぁ

と。心優しき怪物は、見ているだけで癒され

る。そういうファンタジー、そんな存在があ

ってもいいんじゃないかって。彼のように純

粋な生き物に憧れてしまうのかもしれない。

 

 

●「フランケンシュタインの恋」HP
 

「フランケンシュタインの恋」関連ブログ↓

第1話~怪物は人間に恋をした!

第2話~危険な肉体!早く人間になりたい

第3話~120年の愛 泣いた怪物・・・

第4話~涙!世界で一番衝撃的な愛の告白

第5話~毒親に殴り込み!!!ついに両想いへ

第6話~好きな人を守るための3つの戦い

第7話~抱きしめたい 生放送で大パニック

第8話~僕が殺したのは・・・愛した人だった

第9話~なぜ怪物に?120年前の片想い・・・

第10話~さよなら、人間。

 

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