「ひよっこ」第56回~谷田部みね子ワン、入ります! | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ひよっこ」 第56回
第10週 「谷田部みね子ワン、入ります」

谷田部みね子ワン、入ります!

 

 

年の瀬に、

職をなくしてしまったみね子。

つい足が向くのは、

やっぱりここなんですね。

 

みね子) よし。食べちゃおう。

 

あら?
何だかすてきな男の子ですね。

 

(みね子にぶつかるサラリーマン)
(小銭が落ちる音)

男性) ごめんごめん!
みね子) すみません!


 **********
 
男性) 大丈夫?
みね子) 大丈夫です。

     ありがとうございました。

男性) ごめんね。

みね子) あれ? 1枚足んねえ…えっ?

     えっ? あれ?

(10円玉を差し出す大学生)

大学生) はい。

みね子) えっ? あっ!

大学生) そこにありました。

みね子) すみません。

     ありがとうございました!

大学生) いえ。

みね子) いがったぁ!

大学生) あの…。

みね子) はい?

大学生) 余計なお世話かもしれないけど。

みね子) はい。

大学生) 君が悪いんじゃないかな。

みね子) えっ?

大学生) こんな往来の真ん中で、財布、

     しかもがまぐちを開けてたりしたら、

     こういうことになるでしょう?

みね子) んですね。

大学生) しかも、今回はそうならなかったけど、

     泥棒に、ここに財布がありますよと、教

     えているようなものだ。

 

お父さん。

知らない人に、怒られました…。

 

大学生) あと、ずっと見てたんだけど。物を

     捜す時に、君のやり方だと見つから

     ないと思うんだ、なかなか。

みね子) はぁ…。

大学生) つまりね。例えば、ここに何か

     物を落としたとする。

みね子) はい。

大学生) そしたら…。まずこの一角を絶対

     にないと言い切れるまで捜す。

     で、次に…。分かるかな?

みね子) はい。

大学生) 君の場合、こっちかな? いや、

     あっちかな? ないな。こっちかな?

     全部が中途半端。

     あれだと見つからないと思う。

     分かるかな?

みね子) んですね…。

大学生) うん。今度から気を付けて。

みね子) はい…。

大学生) じゃ。

みね子) ありがとうございました。

 

お父さん…。

確かにおっしゃるとおりだとは思いますが、

最初から見てたのかよ。だったら一緒

に捜してくれたっていいじゃないのか、

という…。すみません…。

 

みね子) でもいがった。あって。

 

この大学生の名前は、島谷純一郎さん。

慶應大学の学生さんです。

皆さん、覚えておいてくださいね!

 

**********

 

みね子) あっ!

(店は「closed」)

みね子) またやっちまった…。

 

**********

 

元治) このさ、タマネギさ、

    自動でむけたらいいと思わない?

秀俊) 思いません。

元治) 思わないな、お前は何にも。

    はぁ~発展しないよ科学が、それじゃ。

    あっ、ごめんごめん。間違えちゃった。

    じゃ、最後。

みね子) どうも!

元治) おっ、来たな、月末コロッケ娘! 

    ハハハ!

みね子) ちょっとなんですか、それ。すん

     ごいお金ない感じがすんですけど。

秀俊) 確かに。

元治) ♪今日もコロッケ 明日もコロッケ

    だろ? ハハハハ!

秀俊) あっ、どうしたの?

みね子) あっ、あの…。

秀俊) あっ、そうか、準備中だった?

みね子) はい。

秀俊) 入れるよ、みね子ちゃんなら。

みね子) あっ、いいんです、いいです。

     あの、悪いですし。

     休み時間ですから。

元治) 正しいぞ、コロッケ娘。

みね子) だからそれやめて下さい。

元治) 確かにな、開店5分前なのにさ、俺達

    まだ休憩時間あんのになって時にさ、

    「いいかな?」って入って来る客な。

    あれやだよな~。なぁ?

秀俊) そうですか?

元治) あと閉店間際ね、絶対入んない。

    まぁさ、飲食店で働く人間の、

    マナーみたいなもんなんだよな。

みね子) 手、止まってますよ。

元治) あ?

みね子) あの…私今すんごく思うんですけど、

     働ける場所があるということは、とっ

     てもありがたいことなのではないかと。

     ですから、大切にした方がいいですよ、

     本当に!

秀俊) だよね!

みね子) はい!

元治) 分かりましたよ!

五郎) あ~疲れた疲れた。

    おう、ご苦労さん!

元治) おう!

秀俊) お疲れさまです。

みね子) どうも。

五郎) ん?

秀俊) あっ、お客さんで、あの…月に一度。

五郎) あぁ、給料日娘か。

みね子) アハハ…。

五郎) あれだろ? 

    最後は「ビーフシチュー」を注文する

    のを目標にしてるって子だろ?

みね子) はい。

(笑い声)

安江) 炒飯~!

五郎) うるせえな。またかよ!

    お前わざとやってねえか?

    俺が炒飯作り終えて出したあとに、

    わざと炒飯注文取ってきてんだろ。

    炒めるの1回でいいように注文取っ

    てこいよ。気が利かねえな、全くな!

安江) はぁ? 

元治) 言ってやれ。ほら、さっきの。

    働くとこがってやつ言ってやれ。

みね子) あの…働く場所があるということは、

     とってもありがたいと思うんです。

     ですから、大切にした方がいいです

     よ、本当に!

五郎) えっ?

みね子) 本当に…。

安江) そうだよねえ!

みね子) はい。

安江) 誰?

元治) ほらあの、月末に一度だけ来る、

    ほら、一度だけな、一度だけの。

みね子) 一度ですみませんね。

安江) あぁ! 茨城娘!

みね子) あっ、はい。

安江) あ~そう!

五郎) 言ってることはごもっともだけどな、

    違うんだよ。このバカ女房はな、亭主

    が額に汗して炒めてることへの感謝

    ってもんが足りないんだよ! あの店

    だってな、俺がいないとできないんだ

    ぞ。料理だってこの腕がないと。それ

    が分かってないんだよ。なぁ?

元治) なぁ!

安江) はぁ? 私が、店の料理、できるよう  

    になったらね、あんたはクビだかんね。

    分かってる~?

元治) ゲ…ゲンちゃん…おい、ヒデ、おい!

みね子) あの~。炒飯…。

元治) あっ! あ~痛っ! 痛い痛い痛い!

安江) 炒飯!

五郎) 分かったよ!

秀俊) 隣の中華屋さん、福翠楼さん。

みね子) へぇ…。

     何かここ、面白いですね。

秀俊) そう?

みね子) はい。

元治) また来たぞ。

ヤスハル) あぁ、やってらんねえ。

元治) よっ、御曹司!

ヤスハル) (舌打ち)

    ふざけんな。何が御曹司だ。

秀俊) あそこの和菓子屋さんの息子。

みね子) へぇ…。

秀俊) ちなみに、

    甘いものが大嫌いなんだって。

みね子) えっ? もったいねえ。

ヤスハル) 悪いか? あんこ屋の息子だから

    ってな、甘いもんが嫌いで悪いか?

みね子) いえ、すみません…。

元治) 言ってやった方がいいんじゃないか?

    さっきのほら、働く場所がってやつ、

    ほら。言ってやれよ。バ~ン!

みね子) あの、働く場所が…。

ヤスハル) うるせえな! 余計なお世話だ。

みね子) すみません…。

一郎) ♪あんこづくりは~あんこづくりは

    ああん ああん あん 勘頼み~

    ちょいちょいちょいってな!

元治) よっ、日本一! ハハハハ!

秀俊) 和菓子屋の社長、彼のお父さん。

みね子) へぇ…。

一郎) ヤスハル! お前何サボってんだよ!

    小豆煮るぞ、小豆!

ヤスハル) はぁ…。分かってるよ。

    小豆小豆うるさいんだよ!

一郎) 和菓子屋なんだから当たり前だろう。

    小豆のおかげでお前は大きくなったん

    だよ。お前の体はな、小豆で出来てる

    ようなもんだろうが…な?

元治) 確かに! よっ、小豆王子!

ヤスハル) 小豆小豆うるさいんだよ!

    売れ残った豆大福みたいな顔

    しやがって!

元治) うまい!

(笑い声)

一郎) なっ、うまいよな。「売れ残った」って

    つけるところが、気が利いてるだろ、

    うちの息子。

元治) 天才だよ、天才!

一郎) だろ?

ヤスハル) あ~あ、やだやだ。甘々でやだやだ。

一郎) また出ました。

    和菓子屋だけに甘々ってか!

元治) うまい! 1枚!

(笑い声)

一郎) 誰?

みね子) あの、私…。

一郎) あっ、いけねえ、小豆だよ! 

    小豆小豆! ♪あんこづくりは~

元治) 変な親子だろ?

五郎) あぁ、疲れた疲れた。

安江) ほら、炒飯!

五郎) いたたたた! 痛い痛い!

(ドアが閉まる音)

 

お父さん…。

東京には、いろんな人がいますね。

 

**********

 

(店でコロッケを食べているみね子)

みね子) うんめえ…。

     また来られっかなぁ。

     おいしい…。

鈴子) どうしたの?

 

**********

 

鈴子) そう…。大変だったわね…。

みね子) はい。激動の年末です。でも、

     話したらすっきりしました。

鈴子) そうか…。

みね子) はい。

鈴子) ん?

みね子) ん?

鈴子) えっ?

みね子) えっ?

鈴子) じゃ…。仕事まだ決まってないの?

みね子) はい。今日も、舎監さんが探して

     くれてるんですけど…。

鈴子) あ…そう…。そうか…。

みね子) はい。

鈴子) うちで働く?

みね子) えっ?

鈴子) おかげさまで、ちょっと忙しくなって

    きててね。ホール係をね、一人探そ

    うかなって思ってたとこなのよ。

みね子) え~! えっ? 本当ですか?

鈴子) まっ、住み込みってわけには

    いかないんだけど。

みね子) はい。

鈴子) 裏のアパート、大家さん仲よしで。

    借りられるし。エヘヘヘヘ!

    そうする? みね子?

みね子) いいんですか? 

     本当に? 本当に?

鈴子) じゃ、そうするか。

みね子) はい!

鈴子) あんたなら身元も確かだし。

みね子) 私って、身元確かですか?

鈴子) あんたのお父さんとお母さんの

    人柄は知ってるからね。これ以上

    確かな身元はないからね。

みね子) すんごい幸せもんだ、私…。

     どうしよう…。

鈴子) アハハ!

みね子) ありがとうございます! 本当に!

鈴子) 喜んで! アハハハ!

みね子) あっ、そうだ!

(手をたたき、厨房に向かうみね子)

みね子)  すみません!

      谷田部みね子ワン、入ります!

省吾) はいよ! 谷田部みね子ワ…あ?

元治) ん?

秀俊) は?

みね子) はい。というわけなので。

鈴子) あっ!

みね子) どうか、よろしくお願いします!

(うろたえる鈴子)

鈴子) 参ったな…。

 

あら?

せっかくの展開なのに、

何か問題あるんですかね。

 

**********

 

(薬局の店先で人形と遊ぶ高子)

高子) いち子、今日もかわいいね。

    「高ちゃんもかわいいよ」。もう!

    「高ちゃんはきれいだよ」。もう!

 

もしかして、この人が何かを?

 

高子) もう、いち子! いち子~!


**********

今日は全編ネタふり亭。すずふり亭編の登場人物

の自己紹介に次ぐ自己紹介。当然馴染みのない

人たちばかりなので、視聴する側もなんとなく居心

地が悪いというか、人見知りしてしまうというか…。

 

とはいえ、最初はみんなそうだった。奥茨城の人た

ちも、向島電機の人たちも、みんな最初はよそよそ

しかった。それが今ではみんな親しい人になってい

る。つまり、初対面シーンは通過儀礼のようなもの。

自己紹介コント劇場も、そう思って観れば我慢でき

る(我慢と言ってしまう正直者な私w)。でもたぶん、

新たなイケメン枠として登場した慶應ボーイに萌え

られた人には、それなりに楽しめたのかもとも思う。

 

慶應ボーイの中の人ファンには申し訳ないのだけ

れど…「とと姉ちゃん」の葉っぱのあんちゃんと同

じ匂いがするというか、私的にはイケメンとは思え

ない枠の人…なので、彼の登場に萌えられず…。

どうも「ひよっこ」は、男子より、女子の方に萌える。

女の子が、ヒロインが可愛いからいいんだけどね。

 

ちょっとメンドクサイ性格の大学生が、帝大生では

なく慶應ボーイだったのは斬新。慶應なら、おそら

く実家はお金持ちのはず。彼がもし、みね子の恋

のお相手なら、結婚するのもした後も大変そう…。

う~ん。見習コックか、慶應ボーイか、はたまた第

3の男が現れるのか…。個人的には私好みの第

3の男性が現れてほしいけれど…。前回も前々回

にも萌えがなかったので、そろそろね…カモ~ン!


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