「てるてる家族」(再放送)第80回 | 日々のダダ漏れ

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「てるてる家族」 第80回

宝塚音楽学校の試験会場で緊張気味に出番を
待つ冬子(石原さとみ)は、直前に踊った立川麻
子(木内晶子)の優雅な演技に見とれてしまう。
冬子の順番になり、練習の時に珠実(植野葉子)
から言われた言葉を思い出しながら試験にのぞ
む冬子。一次試験が終わった後、冬子は麻子に
声をかけられる。翌日、一次試験の合格発表が
行われ、冬子はみごとに合格。そして、より高度
な技を求められる二次試験が始まる。

**********

いよいよ、宝塚音楽学校の
入学試験が始まりました。


(回想)
春子) 冬ちゃん。人の事を気にしたらあかんよ。
    冬ちゃんは、冬ちゃんらしいしてたら 
    ええねんから。


麻子) 113番、立川麻子、18歳。
    香川県出身、165センチ。

(バレエを踊る受験生)
男性) はい。次の組。115番。115番!
冬子) あっ、はい!
男性) 116番。
女性) はい。
冬子) 115番、岩田冬子、16歳。
    大阪出身156センチ。
なおみ) 116番、宇治なおみ、17歳。
     京都府出身、160センチ。


(回想)
珠実) ちゃんと集中しいや!


(バレエを踊る冬子と受験生)

**********

冬子) ♪夢路より 帰りて 星の光仰げや~
(声楽のテストを受けている冬子)

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照子) ♪ララララ~ラ ララララ~
トミ子) ♪あんた、うどんゆで過ぎ~
照子) えっ…。

**********

冬子) ♪夢見るは わが君
    聴かずや わが調べを
女性) はい、そこまで。もういいですよ。
冬子) あ…ありがとうございました。


**********

麻子) 岩田…冬子さん? あんたの踊り、
    決してうまくはないんやけど、何か
    よかったわ。
冬子) 立川麻子さん…。あなたの踊りのほ
    うが、ずっとすごかったわ。何やもう、
    余裕で踊ってるいう感じやったわ。
冬子) 一次試験、受かるとええね。
麻子) 一次に受かるのは当たり前。
    そんな事で喜んでられへん。ほんまの
    試験はこれからやて、私は思ってる。
冬子) …そやね。私ら、ライバルなんやね。
麻子) ライバルや思たら話しかけへんよ。
    そしたらまた。
冬子) どういう意味やの?


**********

一次試験の発表は、
その翌日でした。


麻子) お先に。
冬子) 岩…岩…岩田…岩田…岩田…。


**********

冬子) ただいま!
弘子) お帰り!
秋子) お帰りなさい!
和人) お帰り!
春男) どやったんや? 冬子。
ヨネ) どやったんや?
冬子) うん…。
春男) アホ! そんな顔してどないすんね
    んな! 「あかんかっても笑て帰って
    おいで」言うたやろ?
冬子) そやから受かってん。
春男) 残念やったな…えっ!?
ヨネ) しょうもない嘘ついたかて、
    後でつらなるだけやで。
冬子) 嘘やないて。
ヨネ) ほなほんまか?
冬子) ほんまや。
春子) ほんまにほんまか?
冬子) ほんまや。
弘子) ほんまにほんま?
冬子) しつこいねん。ほんまやて。
秋子) 冬ちゃん、よかったな~!
    よかったな~!
和人) おめでとう!
春男) すごい! すごいで~! すごいで~!
冬子) 一次に受かるのは当たり前や。
    そんな事で喜んでられへん。ほんま
    の試験はこれからやて私は思てる。
    そしたらまた。

**********

(一人になって嬉しそうに踊り出す冬子)

**********

電・照子) 私も冬子とおなじ気持ちや。
     「一次試験は予選みたいなもんや。
     そんな事で喜んでられへん。二次
     試験が、ほんまの闘いや!」。
     そう冬子に言うといて。ほな。

(電話を切る照子)
照子) 信じられへん。
    ほんまに受かってしもた…。
トミ子) どないしはりました?
照子) いや…ひょっとしたらこれ…
    いけるんとちゃう!?


**********

そして翌日、
二次試験が始まりました。

二次試験は、
一次試験と内容は同じですが、
それぞれじっくりと見られる事になります。


男性) はい、次、113番。
麻子) はい!
男性) 115番。
冬子) はい!
(バレエを踊る2人)
冬子) あっ、間違えた!

(笑顔で踊り続ける冬子)

**********

麻子) バレエの振り間違えても、
    笑て踊ってたね。
冬子) …えっ? 笑てへんよ。
麻子) 笑たまま顔が固まってたんよ。
    自分では泣いてたつもり?
冬子) 情けないな…。
麻子) けどあんた偉い!
    前の子は泣いて逃げたやろ?
    あんなん最低。
    舞台に立つ資格はないね。
冬子) 立川さんは、
    すぐにでも舞台に立てそうやね。
麻子) いかんいかん!
    スターへの道はまだまだ険しいから!
冬子) スター…。


**********

男性) その服は、あなたが自分で選んで
    買われたものですか?
冬子) これは、春子姉ちゃんの
    お下がりなんです。
男性) お下がり?
冬子) はい。私は、4人姉妹の末っ子なので、
    お下がりはよく着ます。中でも、春子…
    姉の、この服は、ずっと狙てたやつやっ
    たんで。すいません。
男性) 自分の性格を、
    どんな性格だと、思いますか?
冬子) はい。そうですね…。姉たちに比べると、
    私は、普通というか、地味というか、目立
    たへん性格やと思います。
女性) あなたのお姉さんたちは、
    そんなにすごいんですか?
冬子) はい。1番上の姉は、フィギュアスケ
    ートで、オリンピックを目指しています。
    2番目の姉は、東京で、歌手を目指し
    てます。2人とも、私の小さい頃からの
    憧れでした。
男性) あなたが、宝塚を受験しようと思った
    のも、お姉さんたちの影響ですか?
冬子) …そうかも分かりません。私は、憧れ
    てもいたけど、ずっと、羨ましく思てま
    した。才能のある姉たちが…。それに、
    姉たちを応援している、母を見ていて、
    「いつか自分も」って、そう思てたのか
    も分かりません。けど、ここに入りたい
    と、最後に思た時は、そういう気持ちが
    なくなっていました。
男性) ほう~。それは、なぜ?
冬子) それは、「私は、私や」と思たからです。
    私の夢は、「人から褒めてもらわれへん
    かっても、人を楽しませる事や」と思たん
    です。みんなが楽しいと、私は楽しいん
    です。1人では、楽しくなられへんのです。

**********

ディレクター) はい、本番いきま~す!
      よ~い、スタート!
夏子) ああ、ロミオ。ロミオ。
    あなたはどうしてロミオなの?
    ああ…あなたはどうしてロデオなの?
ディレクター) カット! カ~ット! ヤスダ~!
      教えてんのかい!? 女優に!
      タイミング悪いな!
夏子) はい! すいませんでした。
ディレクター) ちゃんとやってみろ!
夏子) はい、すいません。
ディレクター) もう一回だけいってみる。
      すいませんね。
コメディ俳優) いいえ。
ディレクター) よ~い、スタート!
夏子) ああ、なぜあなたは…。
ディレクター) カット! カ~ット! ヤスダ~!
      「ああ」で! 「おお」で!
      鈴木、森本、2人がいるだろ。
      あそこを見るの!
夏子) はい。
ディレクター) ああ~! もう一回。
      よ~い、スタート!
夏子) ああ、ロミオ。ロミオ。
    なぜあなたはロミオ…。
ディレクター) カ~ット! 何なんだよ!
夏子) すいません。
ディレクター) 「何であなたは…」。
      「ああ」動くんじゃないよ!
夏子) はい!
ディレクター) もう一回だけ! すいませんね。
コメディ俳優) うん。
ディレクター) うん!
夏子) はい。すいませんでした!
ディレクター) すいませんでした。いってみます。
      森本いいか?
森本) はい。
ディレクター) よ~い、スタート!
夏子) ああ…なぜあなたはロデオなの?
ディレクター) カット! カ~ット!
      ロミオだろ! 次がロデオ!
夏子) すいません!
ディレクター) どうしてオチ先言っちまうんだ!?
      バカタレ!
コメディ俳優) 監督!
ディレクター) はい!
コメディ俳優) もういい加減にしろよ! 帰る!
夏子) すいませんでした!

**********

照子) とにかく、やるだけの事はやったんや。
    あとは、運を天に任すしかあらへん。
春男) そや。あとは神さんの決めはる事や。
秋子) 明日受かってたらええなあ。
冬子) うん。
ヨネ) しんどかったやろ? なあ?
    今日はゆっくりお休み。
冬子) もうヘトヘトやわ。
春男) みんなもヘトヘトや。
冬子) …えっ?
一同) ハハハ…!
春男) 寝よっか。
春子) 私も。おやすみ。


さて、私は見事、
タカラジェンヌになれるでしょうか?
明日は、運命の合格発表です。


**********

冬子のライバル? 友達になりそうな立川麻子。
さっそく影響されて、麻子のセリフを口にする冬
子が可愛い。一人になって、うれしさに踊り出す
冬子がまた可愛すぎる~。昔のぎこちないダン
スから、随分とダンスが上手くなったね、冬子!
ダンスが下手でも上手でも、可愛い女の子が楽
しそうに踊る姿に癒やされる~。何だろうね、こ
の感覚。ももくろの人気がちょっと分かる気が…。

二次試験で、失敗しても笑顔で踊り通した冬子
は舞台に向いてると思う。何より本番に強そう。
面接で言った冬子のセリフが、朝ドラヒロインら
しくって、瞳がキラキラしていて、まぶしかったよ。
地上波の朝ドラヒロインに爪の垢を飲ませたい。

私の夢は、「人から褒めてもらわれへん
かっても、人を楽しませる事や」と思た
です。みんなが楽しいと、私は楽しい

です。1人では、楽しくなられへんの
です。

ああ、冬ちゃん。なんて可愛い事を言ってくれる
んだ~! そう、視聴者だって、ドラマの中の人
たちが、ヒロインが楽しいと、楽しくなるんだよ!
一緒に泣いて笑って、応援していたいんだよ~。
春子も夏子も秋子も冬子も、みんな頑張れ~!
そう思える朝ドラが存在する幸せ。ありがたや♪


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