「てるてる家族」(再放送)第17回 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「てるてる家族」 第17回

照子(浅野ゆう子)は、スケートのコーチの田中
(樋口浩二)と娘たちのレッスンのことを話し合
う。そんな中、ある女性のコーチとその生徒が、
早朝のリンクを貸し切りにしてレッスンをしてい
るのを見つける。そのコーチは、昭和11年にド
イツで行われた冬季五輪に、12歳で出場した、
有名な稲本栄子(いしのようこ)だという。数日
後、照子は稲本の目に付くところで春子(滝裕
可里)にスケートの演技をさせる。

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学校がお休みになると、
春子姉ちゃんと夏子姉ちゃんは、
一日中スケート漬けの毎日を
送るようになります。

そうなると、お母ちゃんまでが、
仕事どころではなくなって、
専属コーチよりも厳しく、
スケートの指導にあたるのでした。

私と秋子姉ちゃんも、
よく遊びに行きました。


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冬子) なあ、恒おにいちゃん。
恒夫) うん?
冬子) 才能て何?
恒夫) さあ…何やろな?
    難しなあ…何やろ?
弘子) さあ…才能言われても、何や
    私らには、ピンと来えへんしなあ。
喜介) つまり、ピンと来る人の事や。
冬子) 何がピンと来んの?
喜介) それは、つまり…いろんな事や。
冬子) いろんな事て何?
辰造) いろんな事を一生懸命努力してや
    ったら、自然と分かってくるもんや。
冬子) 一生懸命やったら偉なれんの?
辰造) 冬ちゃん。
    偉なる事だけが才能ちゃうで!
    ちっちゃい仕事をコツコツやる事も、
    家族を幸せにする事も、みんな才能や。
弘子) さすが工場長! ええ事言わはるわ。
    目ぇから鱗が落ちたわ。
喜介) それ目やにと違うんか?
弘子) アホ!
喜介) ヘヘッ!
冬子) なあ、そしたらみんなにも才能あんの?
一同) ………。


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お母ちゃんは、急に自分たちの目指して
いるスケートの世界が、どんなに努力し
ても、手の届かないところにあるような気
がして、少しだけ、戸惑うのでした。

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(すき焼きを食べようとしない子供たち)

春子) 私には食べる資格なんてあらへん
    ねん! あんだけ頑張ったのに!
春男) …よし、分かった。こうなったら…
    みんなで食べんのやめよ。
    みんなで落ち込も。
    みんなで、悲しんだらええねん…。
    それが…岩田家のル…ルールや。

(泣き声)
春男) 悲しいな~。はい。箸持って…。
5人) はい。
春男) 卵溶いて~。
    チャチャチャチャ、チャチャチャチャ…。
    肉つまんで、肉…。
    肉取って。はい。肉取って。
弘子) ほら春ちゃんも、箸出しい!
春男) 肉取って。
弘子) ほら、肉ないで。箸出しぃ…。


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照子) 私はあの子らに…どこまでして
    やる事ができるんやろか?
春男) お前に…できるとこまでや。

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照子) 春子! あんた、稲本先生の前で、
    ジャンプやらスピンやら、いろんな
    技をちょっとやってきなさい。
春子) …うん、分かった。
照子) あっ! あんまり端っこやったらあ
    かんで。目立つように滑っといで。


お母ちゃんは、
一つの賭けに出たようでした。


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いろんな「才能」を、小さいものから大きいもの
まで、きっと誰もが何らかの「才能」を持ってい
るのだろうと思うけれど…。それを生かす環境
と努力が必要なんだろうね、きっと。そして、そ
の努力を「続ける才能」が、一番必要なもの…。
そう…続けることが、一番難しいんだよねえ…。

まあ、これできるかも!と、自分だけに分かる、
ピンと来るものもまた、ある意味才能。家族を
幸せにする才能は素敵だ。自分が幸せだと感
じられる才能があれば、人生は楽しそうだし♪


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