あまちゃん日記(94)~第16週「おらのママに歴史あり2」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

あまちゃん日記(94)
第16週「おらのママに歴史あり2

リアルタイム放送時の記事はこちら↓
今回、シナリオからカットされていたセリフは…。
(ピンク色の文字の部分がカットされていた部分です)

春子) 要するにさ、今の自分を正当化するために、
    過去の自分を否定するしかないのよ。ユイち
    ゃんの眉毛がどっか行っちゃったのも、きっと
    そうよ。芸能界に憧れてた、過去の自分を否
    定しないと乗り越えられなかったのよ。
        今回の…足立家の悲劇は。
水口) ……。
春子) ピンと来てないでしょう。
水口) ええまあ。
春子) 「ええまあ」って(笑)…バカ。
水口) 時間がかかるんです! 帰りの新幹線で…
   郡山あたりでピンと来ると思います。
春子) 私の場合はね、
    それが夏さんだったんだけどねえ。

あはは。水口のキョトンとした表情は、ピンと来てな
い顔だったのね。勉さんの言葉にピンと来るまでに
時間がかかっていたし、水口は、理解するまでに時
間がかかるタイプらしい。アキの可愛さにも、ようや
く気が付いたみたいだし…。気持ち悪いぞ!水口w

**********

1月10日。
天野アキは、再び、東京さ向かいました。

弥生) この春のお薦めだ。め、メディアの
    取材
受げる時に着てけろ。
 車内、袋から服を出すアキ。とんでもなくダサい。
かつ枝) 磯汁の缶詰、安部ちゃんの分も。
 缶詰を出すアキ。とんでもなく重い。
菅原) アキちゃん、やっぱり行ってまうのか!
忠兵衛・磯野) ♪白い鴎が 波しぶき
大吉) 春ちゃんの事はおらさ任せろ!
    悪いようにはしねえ。今度来る頃には…。
    オラど春ちゃんは…。
忠兵衛・磯野) ♪カップかぶれば 魚の仲間
          俺は海の底
大吉) うるせえ、南部ダイバー!
磯野) ♪南部のライダー
吉田) 「ライダー」つっちゃった!
    南部ライダーが!? このバカたれ!
勉) これ、水口のバカさ渡してけろ。
 と、琥珀の塊を渡す勉さん。
ユイ) これはアキちゃんに。私が作ったの。
アキ) ありがとう!

とんでもなくダサいブティック今野の服が見たかった。
かつ枝さんから安部ちゃんの分の磯汁の缶詰をもら
って、その缶詰を持っていたわけか…。リアルタイム
時にはあまり注目してなかったのだけれど、いっそん
の「南部ライダー」は、いろんなネタにつながる伏線だ
ったのかな~と思ったり。そして、何より、いろんな妄
想をかきたてる、勉さんの「水口のバカさ渡してけろ」
と渡された琥珀の塊。師匠と弟子のムフフの関係…。
(ただの趣味というか、妄想ですので、お構いなぐ!)

**********

昭和59年夏、アイドルを夢みて、
ママは開通したばかりの北鉄に乗って上京しました。
だけど当てにしていた番組が打ち切られ、
その後も運に恵まれず、原宿の喫茶店で
ウエイトレスをして
いました。

そのころ、親身になってくれてたのが、
マスターの甲斐さんと、
まだ駆け出しスカウトマンだった、荒巻太一さん。

甲斐) …すごいねえ。
太巻) …すごいですね。やけくそですね。
甲斐) …こんなに動かなくてもいいよね。
    部活じゃないんだから。
太巻) …あ、メガネどうかな。
春子) え?
太巻) ほら、この子、メガネかけてんじゃん。
    春ちゃんもメガネかけてみなよ。
 と自分のメガネをかけさせ、
太巻) …ごめん。違ったね。

80年代半ば、アイドルは、試行錯誤の時代でした。

セイントフォーの名前は知っていたけど、パフォーマ
ンスはほとんど覚えてなくて。アクロバティックなこと
をしてたんだね。すごいすごい! アイドルも大変だ。
ところで、太巻が春子にメガネをかけさせるというシ
ーンだったと思われる写真が公式HPに載ってます。
カットされた若春子の、貴重なメガネ姿ですよ~!↓



**********

●レコーディングスタジオ

(音程の大きく外れた歌)
鈴鹿) ♪北へ帰るの 誰にも会わずに
 壊滅的に音程がズレてる。
 困惑する大勢のスタッフ。
 本人は録音ブースで歌っている。(顔は見えない)
太巻の声) 最初はふざけてるのかと思ったが、
      違った。テイク15まで録って、
      絶対無理だって気がついたんだ。


**********

●タクシー車内

太巻) 絶対音感ってあるだろう。
    言うなれば鈴鹿ひろ美は
    絶対無理音感の持ち主なんだね…

    ちょっと、止めて。具合悪くなる。
    こっちかけて。
黒川) はい。
太巻) すいません。で、もう時間がないんで、
    誰か歌える女の子を探してきてって上司
    に言われて。君のこと思い出したわけ。
春子) 私?
太巻) 歌ってくれないかな? 
    鈴鹿ひろ美の代わりに。
春子) え…いや~。

(カーステレオ・太巻)
太巻) ♪砂に書いた アイ・ミス・ユー

太巻) あ、これ、俺が歌ってま~す。
    あと30分あるから、繰り返し聴いて覚えて。
春子) 覚えてって。
    私の声がレコードになるんですか?
太巻) そう。
春子) 鈴鹿ひろ美の名前で?
太巻) そう。幸いデビュー曲だから、
    世間も彼女の声を知らない。
    下手したら、本人も気づかないだろう。
春子) ……。
太巻) やってくれるよね。

    頼むよ。

断れなかった。
ううん。断る理由がなかったと言うべきかしら。

●北鉄・車内
 アキ、簡単には理解できず激しく混乱している。

何しろ当時のママは、
藁にもすがりたい気持ちだった。
東京に出て1年以上、チャンスにも恵まれず、
夢を諦めかけていた矢先に舞い込んだチャンス。

(回想)
太巻) すいません。お待たせしました!
男性) OK。よし、いこう!
太巻) 中入って。

ママはその日、マイクの前に立ちました。
鈴鹿ひろ美の、影武者として。

アキ) じぇ! じぇ。じぇじぇじぇじぇ!

「絶対無理音感」という言葉が、本当はこの時すでに
語られていたようです。テイク15も録っていたなんて。
結構粘ってたのね…それで駄目ならそりゃ絶対無理
音感だわ…。1年以上チャンスに恵まれず、あきらめ
かけていた時に、影武者とはいえ自分の声がレコー
ドになると言われたら、その誘惑には勝てないよね…。
藁にもすがりたかった春子。太巻しか頼れなかったん
だよね…。ああ、若春子がいじらしくてたまらない~!

**********

わざわざ北三陸にやってきたミズタクよりユイちゃん!
アキにはユイが、ユイにはアキが必要なんだもの~。
アキが、ユイにサインをもらったように、今度はユイが
アキにサインをもらう。すらすらと書くアキに「あったん
だ~」と笑顔になるユイちゃん。懐かしいね、形を変え
て繰り返されるエピソードが、「あまちゃん」の醍醐味。

仲直りした二人に言葉はいらない。自転車で疾走する
2人の姿だけで十分。2人がもうめんこくてめんこくて。



ユイ) アキちゃ~ん!



アキ) 何、聞こえねえよ~!
    ちょっと待って、ユイちゃん!


2人なら、どこまでも行けるよ。2人ならいつだって。

**********

再放送は、初回は想像の範囲だった春子の秘密、ず
っと見え隠れしていた春子の物語の輪郭がくっきりと
見えてきて、切なさが倍増するというか、泣けてくる…。
アキとユイに泣かされ、春子の過去に泣かされ、泣か
されつつも、笑いもちゃんとあって、まるで柔軟体操し
てるみたいに…心が柔らかくほぐされていく毎日です。


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