ブログネタ:はじめてのおつかいって泣けるよね 参加中
私は泣ける派!
「はじめてのおつかい」が泣けるのは、普段は見るこ
とができない、知ることができない、一人でいる時の
子供の姿に、いつも新しい発見があるから。ああ、こ
んなに小さくても、人って頑張ろうとするんだなぁとか、
より小さいものを守ろうとするんだなぁと、小さな体の
中に秘めた生きる力に、いつも驚かされてしまうから。
ただ泣くしかできない赤ん坊から、歩いて走って、い
ろんな事ができるようになる。それを見まもる親って
いうのは、やっぱり誰よりも、自分よりも、大事に、愛
さずにはいられないんだろうなぁって、思うのでした。
窮地に立たされた夏を救ったのは…龍ではなく、夫・
義行だったという…自分の立ち位置を嫌というほど、
思い知らされる龍の気持ちが痛々しい。夫に助けら
れたことを嬉しく思いながら、龍のことを考えずには
いられない夏の恋心も痛い。大事なものを手にした
状態で、新たに知ってしまった恋心は、手放せない
もどかしさと、新しく手に入れたい欲望の狭間で揺
れて、想いは募る。人は手に入らないものほど、そ
れが欲しくてたまらなくなるものだから…。それでも、
みどりの妊娠で、子どもの存在を一番と言い切る夏
の愛情の深さに、これ以上、踏み込めないと覚悟し
はじめる龍。このマンガの恋に心惹かれるのは、我
慢に我慢を重ねる恋だから。きっと踏み越えるのは
簡単で…ありきたりな地獄に堕ちるのも簡単で…。
生まれてはいけない恋心が生まれてしまい、それを
消すことの難しさに苦しむ夏。それは、長いつきあい
でしか生まれない、親子の、夫婦の、友達との関係、
かけがえのない時間の積み重ねで生まれた愛情を
知っているからこそ。長い歴史が、時間があってこそ
存在する唯一無二の関係というものは、確かにある。
それでも、人は恋してしまう。愛があっても、恋してし
まうことが…ないとはいえない。それは誰にもわから
ない。それでもきっと、私も愛は捨てられないなぁ…。
どちらも捨てきれない想いに泣く夏が、愛おしいです。
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