「ハードナッツ!」第4回~ラブレターと企業恐喝テロ | 日々のダダ漏れ

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ドラマ10 「ハードナッツ!」
~数学girlの恋する事件簿~

ハードナッツ

第4回
ラブレターと企業恐喝テロ

水道の浄水器カートリッジに異物が混入され、多くの
被害者が出るが、犯人から「次は毒物を混入する」と
の脅迫状が届く。そのカートリッジの水を飲んでしま
ったくるみは、意識が薄れるなか伴田に助けを求め
るが、倒れたのは寝不足が原因だった。同日、被害
会社の社長(目黒祐樹)が誘拐される。犯人に恥をか
かされたことを憤るくるみは、ニュースで流れる身代
金要求の脅迫状の文章に、ある違和感を感じる。


**********

世界中の誰も気づいてはいないけれど、
この世の中を支配しているのは、
いくつかの数式だ。絵画や彫刻、音楽、
そして、文学の世界だって例外ではない。
センテンスの長さ、形容詞の使用頻度、
読点の打ち方、助詞の使い方。
全ては数値に置き換えられ、
どんなに偽装しようとも、
書き手の特徴は必ずその数値に現れる。
それを解析しようというのが、計量文献学だ。

かつて、数学者や統計学者たちは、
この計量文献学を使って、
「源氏物語」は本当に紫式部が書いたのか。
シェイクスピアは一人だけだったのか。
などという事を解き明かそうとした。

「おお、あなたはなぜロミオなの?
こんな塀、軽い恋の翼で乗り越えました」。
この計量文献学を逆に使えば、
究極の、あらゆる男たちの心を揺さぶらずには
いられないラブレターを書くことができる。
…はずだ。

何に使うのかって? うふふ。
ある男を使って、ちょっとした行動心理学の
実験をしてみたいと思っているだけだ。

**********

伴田) それよりこれ。
    絶対に渡さない方がいいと思うよ。
くるみの心の声) えっ?
          もしかして、嫉妬?
伴田) じゃあ。

**********

大切なあなたへ。
私にとってあなたは、
精力満点の栄養ドリンクのような存在。
いえ、誤解なさらないで下さい。
精力満点といっても、
今とっさにあなたが想像したような、
ふしだらな意味で申し上げたのではありません。
こんな私の気持ちを、
愛、と呼ぶべきなのでしょうか?
それにはまず、愛、という言葉を、
定義しなくてはなりません。

**********

今回のポイントは「計量文献学」。知らなかった~!
こういう学問もあったのね~。なかなか面白そうです。
源氏物語は、本当に紫式部が書いたのか? 実に興
味深いけれど、そのへんは、明らかにならなくてもい
いかな~と思ったりして。紫式部という名前がいいし、
1人の女性によって書かれたと思う方がロマンチック。

いつもながら、事件にはそれほど興味はそそられな
いんだけど、出てくるウンチクは楽しい。伴田の指摘
どおり、くるみのラブレターは渡さない方がいい。どう
定義しようと「精力満点の栄養ドリンクのような存在」
なんて言われても、気分は盛り上がらないから~w
とはいえ、万人にウケなくても、たった一人にウケれ
ば、どんなに変なラブレターでも成功になるとは思う。

計量文献学で研究され尽くされたラブレターよりは、
その人らしい言葉で書かれたラブレターのほうが、
胸キュン率は高まるような…気はします。私はね♪


「ハードナッツ!」関連ブログ↓
第1回~天才数学科女子大生VS爆弾テロリスト(前編)
第2回~天才数学科女子大生VS爆弾テロリスト(後編)
第3回~ダイイング・メロディーの哀しき解法
第4回~ラブレターと企業恐喝テロ
第5回~ワインと悪意の方程式
第6回~対決!!未来を読む男
第7回~恐怖のウイルスとくるみの秘密(前編)
第8回~恐怖のウイルスとくるみの秘密(後編)

●「ハードナッツ!」HP


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