「花子とアン」第92回~異議あり!異議なし!花子と呼ばれて結婚式 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「花子とアン」 第92回
第16週 「あなたがいる限り
異議あり!異議なし!花子と呼ばれて結婚式


もも) ただいま!
かよ) ただいま。

はなの結婚式のために、
北海道からももが、そしてかよが、
久しぶりに甲府に帰ってきました。


ふじ) よくけえってきたねえ!
もも) ただいまけえりました。

三姉妹が顔を合わせるのは、
大層久しぶりでした。


**********

ふじ) こうして2人ともけえってきてくれて、
    おじぃやんも喜んでるら。
    村岡さんのおかげじゃんね。
はな) うん。
吉平) もも、どうでえ? 北海道は。
もも) おとうが言ったとおり、
    広い土地がいっぺえあるだよ。
吉平) やっぱし北海道に嫁いで、よかったら。
吉平) うん!
ふじ) かよ。元気そうじゃん。
かよ) おとう…。おかあ…。ごめんなさい。
    おらが、製糸工場から逃げちまったせいで、
    借金背負わしちまって…ごめんなさい。
ふじ) ほんなこん、気にしてただけ。
    かよは、こぴっと仕送りしてくれてるじゃん。
かよ) まだまだ足りん。もっと稼いで、また送る。
ふじ) いっつも、でえじなお金、ありがとね。
    ふんだけんど…もういいだよ。
吉平) かよ。おかあはな、かよが送ってきた金、
    全部取ってあるだよ。
    かよが嫁ぐ時、全部、持たせるだとう。
かよ) てっ…。
ふじ) ふんだから、かよもはあくいい人見っけて、
    一緒んなれし。
かよ) おかあ…。
ふじ) 何も気にする事ねえだよ。ん? これっからは、
    いつでも好きな時にけえってこうし。
吉平) ほうだ。
かよ) (泣)
ふじ) かよ…。

**********

そして、
いよいよはなと英治の祝言の日です。

武) あ~もう!
  何でおらがはなのために準備しんといけんだ!?
朝市) 武! 時間ねえからはあくやれし!
    はあくはあく!


**********

郁弥) 兄さん。Look great! 似合うじゃないか。
英治) 郁弥。父さんは?
郁弥) ちゃんと連れてきたよ。
平祐) 全く…結婚も、式の事まで勝手に決めおって。
英治) 頼むから、妙な事言わないで下さいよ。


**********

♪「ローエングリン」結婚行進曲

森) ただいまより、村岡英治さんと、
  安東はなさんの、婚礼の儀を、執り行います。



武) てっ…ありゃふんとにはなたれけ…。









森) 神の御前で誓う前に、出席されてる皆さんのう
  ちで、この結婚に正当な理由で異議のある方は、
  今ここで、申し出て下さい。ありませんか。
平祐) 異議あり!
はな) てっ…。
英治) 父さん…。
平祐) 私は、この結婚には反対します。
    はなさん。君はそこそこの編集者になったが、
    村岡家の嫁には失格だ。
吉平) はなのどこが不満だっちゅうだ!
平祐) 英治には、結婚したら、家に入って夫を支える
    嫁を迎えたい。仕事を続けるなど、言語道断!
英治) ちょっと父さん…。
吉平) てっ…・俺も異議ありじゃん!
はな) てっ…おとう!
吉平) こんな古くせえ考えの舅の家に嫁いでも、
    はなは幸せになれん!
ふじ) ちょっとあんた、なにょう言うでえ!
かよ) ほうだよ、おとう。
もも) 落ち着いてくれちゃ。
森) お父様方、冷静に!
武) ほれならおらも異議ありじゃん!
一同) てっ!
徳丸) 武…おまん、どういで反対するだ?
武) はなたれがあんなきれいな花嫁になるなら、
  おらがもらってやればよかったじゃん!
  はなたれ! おらの嫁んなれ!



徳丸) このバカっちょが! 今っ頃なにょう言うだ!
朝市) 武!
リン) ほれなら、おらも異議あり!



朝市) おかあ…。
はな) おばさんまで!?
リン) 朝市。おまんこそ異議があるじゃねえだけ?
   ほら、反対しんと、はなちゃん結婚しちもうよ。



森) 異議のある方が4人も…。このような事態は、
  今までありませんでしたが…。取りやめますか?
英治) そんな…。



朝市) 異議なし!



もも) おらも異議なし!
かよ) 異議なし!
郁弥) 異議なし!
周造の声) そうさな。異議なし!



かよ) 今…おじぃやんが…。
吉平) ほれじゃ、俺も異議なし!
    異議なしじゃんな!



平祐) アイタ…。
郁弥) 父さん…。
森) 異議なしと認めます。では、続けましょう。



森) 村岡英治さん。
英治) はい。
森) 安東はなさん。
はな) あっ、すいません。ちょっと待って下さい。
森) まさか…あなたまで異議があるんですか?
英治) えっ?
はな) いえ、異議ではないんですが…。
    はなではなく、花子と呼んで下さい。



(笑い声)
もも) お姉やん、また言ってる。



英治) 僕からもお願いします。
    花子と、呼んで下さい。
森) わかりました。では、誓約して頂きます。
   村岡英治さん。あなたは、安東花子さんを
   妻とし、生涯、愛する事を誓いますか?
英治) はい! 誓います!
森) そんなに大きな声で返事をした人は、
  後にも先にも初めてです。

(笑い声)
森) 花子さん。あなたは、英治さんを夫とし、
  共に歩み、生涯、愛する事を誓いますか?
はな) はい。誓います。
周造の声) そうさな。





**********

朝市) 牧師様。今日は急なお願いだったに、
    ありがとうごいした。
森) はなさんの…ああいや、花子さんの、結婚の
  誓いに立ち会えて、私も、大変うれしかったです。
  まあ、途中はどうなることかと思いましたが。
  ハハハハ…。
  朝市君。あなたにも、神の祝福がありますように。
  じゃあ。



**********

かよ) おらたちから英治さんに。
    これ、ささやかなお礼です。



もも) お姉やんが初めて読んだ本。おらたちに何べ
    んも何べんも読んでくれた、3人の宝もん。
かよ) いつか、お姉やんと一緒に、
    こんな素敵な本作って下さい。

もも) お姉やんの事、よろしくお願えします。
英治) ありがとう。きっと、素敵な本を作ります。
はな) ありがとう。

もも) お姉やん。お幸せに。




はな…じゃなくて花子。
おめでとう。



ごきげんよう。さようなら。

**********

久しぶりのももちゃん。すっかり落ち着いた大人の女
性になっていました。末っ子が一番大人に見える~。
都会の暮らしと、田舎で地に足をつけて暮らしている
違いなのか。ももちゃんが元気で幸せそうでよかった。
かよが実家に帰れなかった借金問題もすっきりしたし。

文句を言いながら準備する武と朝市。何だかんだい
って、武はいい奴だと思うよ、ホント! 文句いいつつ、
朝市に怒られつつ、はなのために働いてるし。見た目
が綺麗になるとすぐ惚れてしまうわかりやすさも、単
純で可愛いとさえ思えてくるから不思議~。安東家の
女たちに弱いのは、徳丸家のDNAのせいだと思うし。
親子揃って安東家の女子を嫁には出来ないお約束w

前代未聞の「異議あり!」の嵐。バカっちょ武の後の、
リンさんの親心に涙。朝市さん、こぴっとしろし~的な
ももの表情に、朝市応援団の一員として、そんなこと
はありえないとしりつつも、朝市を後押ししたくなった。
そしてやっぱり最後まで、はなの幸せを一番に願う幼
なじみの立ち位置を守る朝市の男気に涙。そんな朝
市を誇らしげに見上げながら、同じく異議なし、と立ち
上がるもも。はなは、ふんとに人に恵まれているずら。

だからこそ、牧師さんが朝市にかけた言葉に泣きそう
になってしまった。牧師さん、言ってくれてありがとう!

朝市君。あなたにも、神の祝福がありますように

本当に、本当に、彼こそが無償の愛の人。朝市君に
神の祝福がありますように。幸せになれますように!

ここに来てまで、花子と呼ばれたいはなは、これから
こぴっと「花子」として生きていくんだね。そうさなあ…
おじぃやんの、そうさな~が時々聞けるのが、嬉しい。
はなの花嫁姿が本当に綺麗で、いい結婚式でした♪


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