「花子とアン」第89回~おらじゃダメじゃん!あんたじゃなきゃダメどう! | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「花子とアン」 第89回
第15週 「最高のクリスマス
おらじゃダメじゃん!あんたじゃなきゃダメどう!


朝市) はなに英語の辞書を贈ったのは

    あんたですか?
英治) はい。そうですけど…。
朝市) あんたに言っておきてえ事がある。
    はなは…甲府にけえってきた時、あの辞書を
    捨てようと
たです。ほんなでえじなもん投げ
    捨
てようとするなんて…ビックリして止めまし
    た。
ほん時のはなは…おらが見た事もねえよ
    うな悲しい
目してたです。あの辞書をくれたあ
    んたのこと、
必死に忘れようとしてただと思い
    ます。
今は、元の明るいはなに戻ったみてえ
    に見え
るけんど。やっぱりおらには違ってみ
    えます。
いっくら明るく笑ってても、昔の屈託
    のないは
なの笑顔とは違うです。はなはきっ
    ともう、
おらの知らんはなになっちまった…。
    あんたのせいじゃないですか?
    あんたもはなの事が好きなら、はなの気持ち、
    こぴっと受け止めてやってくりょう。
英治) ちょっと待って下さい。どうして、僕にそんな
    こと言うんですか? あなたは、僕よりずっと、
    彼女の事を分かってる。朝市さんこそ、はな
    さんの事が好きなんじゃないんですか?
朝市) はい。おらははなが好きです。ボコの頃から、
    はなはず~っとおらの側にいました。いつか…
    おらの嫁さんになってほしいと思ってました。
英治) そんなに思ってるなら…
    あなたが彼女と結ばれるべきだ。
朝市) はあ…まだ分からんだけ。
    おらじゃダメじゃん!
    あんたじゃなきゃダメどう!
    あ~…。ヘヘヘ…ああ…。
    あ~酔っ払った…。
    武が待ってるからけえる。
かよ) 朝市。もう電車ねえよ。
朝市) 歩ってけえる。ちょうどいい酔い覚ましだ。
    はなの事、お願えします。


**********

武) ここのライスカレーも、食べ納めじゃん。
かよ) てっ…やっと甲府にけえるだけ?
武) ほんなにさみしいなら、もっといてやらっか?
(首を横に振るかよ)
武) ん。
朝市) あ~ごっそうさまでした!
武) 釣りはいらん。世話になったじゃん。
かよ) てっ…。武、初めてチップくれたじゃん!
    ありがとう。
武) やっぱし、もっといっかな。
(首を横に振るかよ)
かよ) 朝市。
    お姉やんに会わんで、けえっちまうだけ?
朝市) うん。いいだ。こぴっと頑張れってかよちゃん
    から言っといてくりょう。かよちゃんも、元気で。
かよ) あっ、ちっと!
朝市) ん?
かよ) ゆんべの朝市、うんとこさかっこよかったよ。
武) 何でえ? 朝市の、どこがかっこいいでえ?
朝市) 汽車に乗り遅れるから、はあく行こう!
    ごっそうさん!
武) ごっそうさん!
かよ) ありがとうごいした! ウフフ。


**********

朝市がはなのために、
そんなかっこいい事をしてくれたなんて、
つゆほども知らないはなでした。


醍醐) ゆうべは相当飲んでたけど、大丈夫?
はな) ああ…お恥ずかしいわ。あっ、
    「銀河の乙女」、今日こそ入稿したいわね。
    村岡さんの挿絵まだかしら?
醍醐) きっと、凄くいい絵があがってくるわ。
はな) えっ?
醍醐) 私、そんな気がするの。
郁弥) 安東さん。
はな) はい。
郁弥) 後で、ちょっと話したい事があるんです。
はな) はい?
郁弥) 兄の事で…。


**********

郁弥) ゆうべ、ここで、兄と朝市さんが話しているの
    を、聞いてしまいました。
かよ) あのね、お姉やん眠ってたけんど、
    2人でお姉やんの話をしてただよ。
はな) そうですか…。それで?
郁弥) やはり、兄とあなたは心が通じ合っていたん
    ですね。義姉さんが亡くなる前から。
    義姉さんも気が付いていました。
かよ) それで…お義姉さん、突然英治さんと
    別れたいなんて言い出したんですか?
郁弥) きっとそうです。義姉さんの気持ちを思うと、
    僕は、兄とあなたが一緒になるのだけは許せ
    ないんです。
はな) そうだと思います。
    私も…自分の事許せないんです。
    正直に言います。お兄さんの離婚話を
    聞いた時…一瞬だけ、考えてしまいました。
    お兄さんと一緒になれるんじゃないかって…。
    もうそんな事二度と考えません。好きだとか、
    一緒にいてえだとか、そういう気持ちは全部、
    甲州の山ん中に捨ててきましたから。
    どうか、安心してください。
郁弥) そうですか…。
はな) 村岡さんとは、いい仕事の仲間でいたい
    んです。今は、心からそう思ってます。
郁弥) 分かりました。
はな) すいません。
    まだ仕事が残っているので…失礼します。


**********

郁弥) おはようございます。
一同) おはようございます。
郁弥) おはようございます。
はな) おはようございます。
郁弥) これ、兄から、預かってきました。
はな) 挿絵できたんですか?
郁弥) はい。
醍醐) 拝見します! どうぞ。
郁弥) 失礼します。

(挿絵を見る醍醐とはな)
はな) 素敵…。これなら、
    宇田川先生も気に入って下さるわよね。
醍醐) これは…はなさんよね。
はな) えっ?
醍醐) だってほら、
    この女の子、想像の翼を広げてる。



英治の心の中にいる銀河の乙女というのは、
ひょっとして…。

はな) てっ…。

ごきげんよう。さようなら。

**********

決闘どころか…朝市ったらもう…自分じゃダメなんだ
と自分でダメだしするはめに…。朝市、なんて不憫な。
そりゃあ、結ばれたいのはやまやまだけど、相手もそ
う思ってくれていないと! 好きな気持ちが大きい方が
勝ちならば、圧倒的に朝市の勝ちになるんだけどね。
肝心のはなが好きなのは、朝市ではなく、英治。はな
を朝市が知らないはなに変えてしまったのは英治で、
はなが結ばれたい人も英治。残念ながら、悔しくても、
おらじゃダメじゃん、なんだよぉ~! あんたじゃなきゃ
ダメなんだぁああああ!!! 恋って、ホント、切ない。

いつのまにそこにいたんだよっていう郁弥の盗み聞き
からの、はなに対する余計なお世話発言。う~ん。し
つこいよ、ホント。これは、あなたの兄が朝市に言った
セリフをそのまんま贈りたい。あなたが義姉さんと結
ばれるべきだった! あなたが幸せにしてやればよか
ったのに~と。郁弥、いい加減にしろ~! っていうか、
香澄さんを早々に退場させたのだから、こんなエピソ
ードはいらないよね? さすがにイラついてきちゃって。
恋愛感情はない設定にしても、そう見えるところが嫌。
だぶん香澄さんの想いを託されているのだろうけれど、
その辺の描き方が、あまり好きじゃないなあと…残念。

そして、醍醐さんのアドバイス通り、英治の心の中に
いる銀河の乙女、はながモデルであろう挿絵が完成。
こちらも相変わらずグダグダの展開。どうも、脚本の
方は、白蓮の恋バナの方に思い入れが過ぎるような。
白蓮のほうがドラマチックで面白いのは当然なのだ
から、だからこそ、はなの方の恋愛を、盛り上げてほ
しいんだけどなあ…。結婚するとわかっているせいも
あって、どうにも萌えも、胸キュンも感じられなくて…。
な~んて、下降気味の気持ちを裏切ってほしいなあ。


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