「続・最後から二番目の恋」
第４話
第４話
私の人生、計算外！？
千明） だってこの年になるとさ、新しい恋のチャンス
とか減るわけじゃん。っていうことは、そう簡単
に元カレとかできないわけ。だから大事な存在
なのよ。貴重な存在なのよ。恋愛にもね、リサ
イクルっていうのがあってね。新品より、味が
あるみたいなね。
典子） リサイクルがあるならシェアがあってもいいじ
ゃない。元カレの。
千明） よくないわよ。何だそれ？ 面白いみたいな事
言っちゃって、急に。ごめん。一般論ね、これ。
一般論でもないけど。ちょっといつもこうやって
２人で遊んでんだよね～？ 言葉でね～？
気にしないで。
涼太） うん。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
薫子） しっかりしろよ。何ぼけっとしてんだよ、長倉。
長倉） あっ。すいません。
薫子） 謝っちゃダメですよ。友達なんですから。
長倉） あっ。例の？
薫子） うるせえ。黙れブス！
こんな感じでお願いします。はい、どうぞ。
長倉） はい、どうぞって言われても。いや、私、でき
ません。私、女性に、ブスとか言えないんで。
薫子） 長倉～。お前いいやつだなあ。
長倉） イテッ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
典子） いないもん。元カレなんて。
千明） はい？
典子） いないの。私には。
旦那以外つきあったことないし。
千明） えっ！？ やだやだ。
何？あんた、まさかの純情不良娘？
典子） だって、高校入って、すぐ先生に憧れてさ。
それですぐに先生と付き合っちゃってさ。
それでそのまま結婚しちゃったから。
元カレとかいない。
千明） わぁわぁわぁわぁ。旦那だけ？
うわぁ。あるんだね、ホントにそういう人生も。
おお。ビックリしたわ。えっ？ でもあんたってさ、
あのう。男と女の話、ガンガン言うじゃん。
赤裸々に。
典子） うん。
千明） えっ。それってどういうことなの？
典子） 情報源は雑誌。コンビニで立ち読みする。
千明） やだ。まさかの、口だけ？ 耳年増？
っていうか、あんたこないだまでさ、幸せそうに
してたじゃん、すごい。旦那がうち買ってくれる
とか言って。
典子） それがさあ…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） わっ。ホントに帰ったよ。つうか、私のその、
ちょっといい感じの話とか、聞きたくないのか
な。普通聞きたいよね？ 何か朝の、日だま
りの中で、いい女だねとか言われちゃって。
やだ、今晩どうしよう？みたいな。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） しかしあれですね。
和平） はい？
千明） あなたモテますね。
和平） 何でですか？
千明） 未亡人に。
和平） そんなことないですよ。
千明） いやいやいやいや。だって、前に付き合って
た知美ちゃんのお母さんも未亡人でしょ？
和平） いや、ちょっと待って。
それ、付き合ってませんから。
千明） だってほら、体を要求された女流作家も
未亡人だったでしょ？
で、今の癒やし系美女も未亡人。ねえ？
和平） まあ、そう言われりゃそうですけど。
そんなのは。
千明） このう。未亡人キラー。
和平） やめなさいよ。やめなさいよ。
千明） 下からいきますよ？
和平） やめなさいって。まあね。私も、妻を亡くした
身ですからね。まあ強いて言えば、類は友を
呼ぶってやつじゃないですか？
千明） ふ～ん。
和平） うん。
千明） 鎌倉には多いんですかねえ。
未亡人とかやもめとか。
和平） どんな町ですか。
そんなわけないでしょ、別に。
千明） だって私のまわり凄いいっぱいいるから、
そういう人。
和平） いや、あなたのまわりに多いだけですよ。
これだけ言っときますけどね。
千明） はい。
和平） その、原田薫子さん。
千明） うん。
和平） 彼女とは友達とも言えないようなね。
その、プラトニックな関係なんですよ。
千明） ふ～ん。
和平） あなた曰く、
私は、ベッドの似合わない男ですからね。
千明） ああ、そうでしたねえ。
和平） 早えな～理解するのが。早え～ホントに。
千明） 参考までに聞きますけど。
和平） うん。
千明） どんな気持ちだったんですか？
和平） 何がですか？
千明） いや、だから、自分とは友だちになりたいって
言ってたのに、天使とはそういう事するんだ～
と勘違いなさった訳ですよね？
和平） まあ、そうですね。
千明） その時の、気持ち？
男としてどんな気持ちだったんですか？
和平） 男としてですか？
千明） ほら、悔しいなとか、あっ、ちょっと傷ついたな、
とか。だって、あなたにはもうそっち系は全然求
めてない、もういらないみたいなことですもんね。
和平） 全然かどうかわかんないじゃないですか、
別に。う～ん。そうですね。悔しい、悔しいか…。
いや。まあ、傷ついたってことはありませんよ。
千明） ふ～ん。
和平） ただこう、線引きっていうんですかね。
区分けはされてんのかな、とは思いましたよ。
千明） ふ～ん。
和平） でもね、別に無理をして、そのう、線を越えて
越境してですよ、俺もそっちの世界に入るんだ
みたいなことは、別に、思いませんけどね。
ええ。
千明） ふ～ん。
和平） わかってもらえます？ 何となく。
千明） うん。わかります。
和平） うん。よかった。
千明） しかし、何ででしょうね？ あなた未亡人に、
ホントに変なこといつも要求されてますよね。
和平） まあ、
そう言われりゃホントにそうなんですよね。
千明） 何でなんだろう？ これ。ちょっかい出したい
んですかね。何なんだろうなあ？
和平） 何なんですか？ 俺が一番知りたいですよ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
和平） でも、苦手なんですよね、私。
千明） 何がですか？
和平） いや、私も、男ですからね。
千明） はい。
和平） スケベですよ。
千明） フフフ。
和平） 何かあのう、そういうスケベな事っていうのは
ね、ちょっとこう、むっつりの方がいいんじゃな
いか。いや、むっつりっていうとちょっと語弊が
あるけど。何か、心に秘めてるぐらいの方がい
いんじゃないかなと思うんです。最近女性がね。
千明） うん。
和平） 女性が、あのう、こう、セックスに対してね。あ
んまり隠さずにこう、何ていうんですかね、わぁ
わぁわぁわぁ言ったりすることあるじゃないです
か。割とこう平気でいったりするのが。私やりた
いの～とか、やっちゃったの～とか、やらしてく
んないの～とかっていうのは、ああいうことを言
ってるっつうのはね、ホントにちょっとステキじゃ
ないとなって思っちゃうんですよねえ。
千明） 私結構言うかも。私のこと言ってますよね？
和平） 言うんですか？ そんなこと。
千明） 年取った女性が。
和平） いや、年取ったってとは言って…。
ごめんなさい。別に…一般論で。
千明） 一般論？
和平） 昔の方が、何かちょっとこう、品とか、節度と
か？ 何か、そういうものが、あったんじゃない
かなって。
千明） う～ん。難しいねぇ。
和平） だから、そういうことはこう、
昔に倣ったほうがいいんじゃないかと。
千明） おっさんたちはね。
和平） おっさんって。
千明） 昔を美化し過ぎなんだと思うんですよね。
和平） いや、別に。
千明） だって、昭和の男がみんな高倉健だったわけ
じゃないでしょ？
和平） いや、そうは言ってない。
千明） 絶対昔より今がいいと思いますし。
今より、未来の方が絶対にいいと思いますよ。
そういう風に大人が少なくても思ってないと、
この国はダメになるわけでしょ？
わかるでしょ？ それ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） スケベはむっつりがいいって話ですよ。
和平） いやいや。だから、そうは言ってないじゃない
ですか。あなたね、乱暴ですよ。
お話の持っていき方が。
千明） あっ。すいません。
和平） あら、素直？
千明） ええ。いつも素直じゃないですか、私は。
和平） そんなことないでしょ。いつも何だかんだ、
突っかかってくるじゃないですか。
千明） いやいや…。今日はだって、あなたを、慰め
てあげようかなと思って、ここに来たんですか
ら。あなただってそんなこと言ったら、いつも
こう、無駄な屁理屈とか言い出すけど？
今日は何か大人しいじゃないですか。
和平） それは、
慰められてるのがわかってるからですよ。
千明） フフフフフ。
和平） フフッ。
千明） じゃあ、何か、いいじゃない。楽しいじゃない。
和平） 楽しいっす。いいっすね、こういうの。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） むっつりスケベか。フフフフ。
和平） はい。ベッドの似合わない男ですよ。
千明） ホントに似合わない。
和平） うるせえよ、この野郎。
ホントの姿を見せてやるぞ～なんつって。
千明） 脱げよ、じゃあ。
和平） ヘヘヘへ。もうちょっと待って。
千明） フフフフ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
万理子） お兄ちゃんは、精神的な恋の衝動と、
肉体的な恋の衝動は、一致して同じ相
手に向いていますか？
和平） もうちょっと
わかりやすく言ってくんないかな？
万理子） はい。
体だけの恋愛をしたことがありますか？
和平） 体だけの恋愛？
万理子） はい。
和平） …ないかな。
万理子） そうですよね。とっとと寝ます。
和平） ちょっと待って。
お前そういう恋愛してんのか？ 大丈夫か？
万理子） はい。大丈夫にします。おやすみなさい。
和平） 万理。
何かあるんだったら、ちゃんと話しなさい。
万理子） はい。おやすみなさい。
和平） おやすみ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
薫子） やっぱり無理がありますかねえ。
「なあ？ 長倉～」みたいなの。
和平） そうですね。いや、新鮮ではありますけど。
薫子） ですよねえ。でもね、私考えたんです。
友達にも、いろいろあるじゃないですか。
和平） はい。
薫子） セフレとかも、友達じゃないですか。
和平） はい。セフレ。えっ？ セフレ？
薫子） セックスフレンド。
和平） いや、それは。それは知ってますけど。
薫子） そういうの、どうですか？
和平） どうですか？って、ちょっと意味が…。
薫子） どうでしょう？
和平） どうでしょう？って。いや。私は一番理解でき
ないっていうか、わからないっていうか、全く別
の世界にあることのように思ってますけど。
薫子） う～ん、なるほど。時間がかかりますよねえ。
和平） いや、そういう…。
薫子） わかりました。
今はまだ、この関係を続けましょ。
和平） はっ？
薫子） セフレを前提とした、友達関係です。
和平） いや、ちょっと、そこが…。そこ。
薫子） それがいいと思います。
和平） いや、それがいいって、あの、原田さん？
薫子） もう行かなくっちゃ。じゃあ、失礼します。
和平） いや。ちょっ。ちょっと、原田さん？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
未亡人にモテモテの和平。でも、それはすごく納得。
もし自分が未亡人で、結婚はしたくないけど、恋愛っ
ぽい雰囲気は味わいたい、でも深入りしない程度で、
しかもなるべく真面目でいい人とつきあいたい、なん
て思ったとしたら、和平さんを選ぶだろうと思うから。
不倫も嫌。生理的嫌悪を感じず、かつ自分がのめり
こまない相手と友達以上恋人未満なつきあいをした
い、みたいな？ 薫子さんの爆弾発言、セフレってい
うのは、言葉としては強烈だけど、独身同士の恋愛
になるわけだし、誰にも迷惑をかける訳でもないしｗ
と思いながら、興味深く「セフレ」騒動を見守りたいｗ
今クールでは、千明と和平の飲みタイム、おしゃべり
タイムがたっぷりあるのが、うれしい。こんな男友達、
欲しいというか、これだけ掛けあいが出来る相手って
のは貴重。知美の母も、薫子も、千明タイプに憧れ
るけれど、絶対そうはなれないタイプなんだよね～。
まあ千明もまた、逆のタイプにはなれないんだけど。
万理子は、肉体的に（本能的に？）涼太に惹かれて
いるらしい自分を自覚しつつあるようで。万理子も大
人の女性だったってことで、よかったよかった…って
訳にはいかず、ひと騒動おきそうだけど。涼太とうま
くいけばいいのに～と秘かに期待。千明と万理子の
間で揺れる、サイテー男再び～となるのかどうかは
お楽しみ。心だけでも、体だけでも、バランスが悪い。
大人の心も身体も満たされる、恋やら、パートナー
に出会えたらいいんだけどね～。これがなかなか…。
はぁ…。期待してしまったではないか…。
勝負下着を買ってしまった千明のセリフが切ないよ。
「最後から二番目の恋」関連ブログ↓
「最後から二番目の恋」関連ブログリスト
●「最後から二番目の恋」ＨＰ
ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村
最後から二番目の恋 Blu-ray BOX/ポニーキャニオン
千明） だってこの年になるとさ、新しい恋のチャンス
とか減るわけじゃん。っていうことは、そう簡単
に元カレとかできないわけ。だから大事な存在
なのよ。貴重な存在なのよ。恋愛にもね、リサ
イクルっていうのがあってね。新品より、味が
あるみたいなね。
典子） リサイクルがあるならシェアがあってもいいじ
ゃない。元カレの。
千明） よくないわよ。何だそれ？ 面白いみたいな事
言っちゃって、急に。ごめん。一般論ね、これ。
一般論でもないけど。ちょっといつもこうやって
２人で遊んでんだよね～？ 言葉でね～？
気にしないで。
涼太） うん。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
薫子） しっかりしろよ。何ぼけっとしてんだよ、長倉。
長倉） あっ。すいません。
薫子） 謝っちゃダメですよ。友達なんですから。
長倉） あっ。例の？
薫子） うるせえ。黙れブス！
こんな感じでお願いします。はい、どうぞ。
長倉） はい、どうぞって言われても。いや、私、でき
ません。私、女性に、ブスとか言えないんで。
薫子） 長倉～。お前いいやつだなあ。
長倉） イテッ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
典子） いないもん。元カレなんて。
千明） はい？
典子） いないの。私には。
旦那以外つきあったことないし。
千明） えっ！？ やだやだ。
何？あんた、まさかの純情不良娘？
典子） だって、高校入って、すぐ先生に憧れてさ。
それですぐに先生と付き合っちゃってさ。
それでそのまま結婚しちゃったから。
元カレとかいない。
千明） わぁわぁわぁわぁ。旦那だけ？
うわぁ。あるんだね、ホントにそういう人生も。
おお。ビックリしたわ。えっ？ でもあんたってさ、
あのう。男と女の話、ガンガン言うじゃん。
赤裸々に。
典子） うん。
千明） えっ。それってどういうことなの？
典子） 情報源は雑誌。コンビニで立ち読みする。
千明） やだ。まさかの、口だけ？ 耳年増？
っていうか、あんたこないだまでさ、幸せそうに
してたじゃん、すごい。旦那がうち買ってくれる
とか言って。
典子） それがさあ…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） わっ。ホントに帰ったよ。つうか、私のその、
ちょっといい感じの話とか、聞きたくないのか
な。普通聞きたいよね？ 何か朝の、日だま
りの中で、いい女だねとか言われちゃって。
やだ、今晩どうしよう？みたいな。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） しかしあれですね。
和平） はい？
千明） あなたモテますね。
和平） 何でですか？
千明） 未亡人に。
和平） そんなことないですよ。
千明） いやいやいやいや。だって、前に付き合って
た知美ちゃんのお母さんも未亡人でしょ？
和平） いや、ちょっと待って。
それ、付き合ってませんから。
千明） だってほら、体を要求された女流作家も
未亡人だったでしょ？
で、今の癒やし系美女も未亡人。ねえ？
和平） まあ、そう言われりゃそうですけど。
そんなのは。
千明） このう。未亡人キラー。
和平） やめなさいよ。やめなさいよ。
千明） 下からいきますよ？
和平） やめなさいって。まあね。私も、妻を亡くした
身ですからね。まあ強いて言えば、類は友を
呼ぶってやつじゃないですか？
千明） ふ～ん。
和平） うん。
千明） 鎌倉には多いんですかねえ。
未亡人とかやもめとか。
和平） どんな町ですか。
そんなわけないでしょ、別に。
千明） だって私のまわり凄いいっぱいいるから、
そういう人。
和平） いや、あなたのまわりに多いだけですよ。
これだけ言っときますけどね。
千明） はい。
和平） その、原田薫子さん。
千明） うん。
和平） 彼女とは友達とも言えないようなね。
その、プラトニックな関係なんですよ。
千明） ふ～ん。
和平） あなた曰く、
私は、ベッドの似合わない男ですからね。
千明） ああ、そうでしたねえ。
和平） 早えな～理解するのが。早え～ホントに。
千明） 参考までに聞きますけど。
和平） うん。
千明） どんな気持ちだったんですか？
和平） 何がですか？
千明） いや、だから、自分とは友だちになりたいって
言ってたのに、天使とはそういう事するんだ～
と勘違いなさった訳ですよね？
和平） まあ、そうですね。
千明） その時の、気持ち？
男としてどんな気持ちだったんですか？
和平） 男としてですか？
千明） ほら、悔しいなとか、あっ、ちょっと傷ついたな、
とか。だって、あなたにはもうそっち系は全然求
めてない、もういらないみたいなことですもんね。
和平） 全然かどうかわかんないじゃないですか、
別に。う～ん。そうですね。悔しい、悔しいか…。
いや。まあ、傷ついたってことはありませんよ。
千明） ふ～ん。
和平） ただこう、線引きっていうんですかね。
区分けはされてんのかな、とは思いましたよ。
千明） ふ～ん。
和平） でもね、別に無理をして、そのう、線を越えて
越境してですよ、俺もそっちの世界に入るんだ
みたいなことは、別に、思いませんけどね。
ええ。
千明） ふ～ん。
和平） わかってもらえます？ 何となく。
千明） うん。わかります。
和平） うん。よかった。
千明） しかし、何ででしょうね？ あなた未亡人に、
ホントに変なこといつも要求されてますよね。
和平） まあ、
そう言われりゃホントにそうなんですよね。
千明） 何でなんだろう？ これ。ちょっかい出したい
んですかね。何なんだろうなあ？
和平） 何なんですか？ 俺が一番知りたいですよ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
和平） でも、苦手なんですよね、私。
千明） 何がですか？
和平） いや、私も、男ですからね。
千明） はい。
和平） スケベですよ。
千明） フフフ。
和平） 何かあのう、そういうスケベな事っていうのは
ね、ちょっとこう、むっつりの方がいいんじゃな
いか。いや、むっつりっていうとちょっと語弊が
あるけど。何か、心に秘めてるぐらいの方がい
いんじゃないかなと思うんです。最近女性がね。
千明） うん。
和平） 女性が、あのう、こう、セックスに対してね。あ
んまり隠さずにこう、何ていうんですかね、わぁ
わぁわぁわぁ言ったりすることあるじゃないです
か。割とこう平気でいったりするのが。私やりた
いの～とか、やっちゃったの～とか、やらしてく
んないの～とかっていうのは、ああいうことを言
ってるっつうのはね、ホントにちょっとステキじゃ
ないとなって思っちゃうんですよねえ。
千明） 私結構言うかも。私のこと言ってますよね？
和平） 言うんですか？ そんなこと。
千明） 年取った女性が。
和平） いや、年取ったってとは言って…。
ごめんなさい。別に…一般論で。
千明） 一般論？
和平） 昔の方が、何かちょっとこう、品とか、節度と
か？ 何か、そういうものが、あったんじゃない
かなって。
千明） う～ん。難しいねぇ。
和平） だから、そういうことはこう、
昔に倣ったほうがいいんじゃないかと。
千明） おっさんたちはね。
和平） おっさんって。
千明） 昔を美化し過ぎなんだと思うんですよね。
和平） いや、別に。
千明） だって、昭和の男がみんな高倉健だったわけ
じゃないでしょ？
和平） いや、そうは言ってない。
千明） 絶対昔より今がいいと思いますし。
今より、未来の方が絶対にいいと思いますよ。
そういう風に大人が少なくても思ってないと、
この国はダメになるわけでしょ？
わかるでしょ？ それ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） スケベはむっつりがいいって話ですよ。
和平） いやいや。だから、そうは言ってないじゃない
ですか。あなたね、乱暴ですよ。
お話の持っていき方が。
千明） あっ。すいません。
和平） あら、素直？
千明） ええ。いつも素直じゃないですか、私は。
和平） そんなことないでしょ。いつも何だかんだ、
突っかかってくるじゃないですか。
千明） いやいや…。今日はだって、あなたを、慰め
てあげようかなと思って、ここに来たんですか
ら。あなただってそんなこと言ったら、いつも
こう、無駄な屁理屈とか言い出すけど？
今日は何か大人しいじゃないですか。
和平） それは、
慰められてるのがわかってるからですよ。
千明） フフフフフ。
和平） フフッ。
千明） じゃあ、何か、いいじゃない。楽しいじゃない。
和平） 楽しいっす。いいっすね、こういうの。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
千明） むっつりスケベか。フフフフ。
和平） はい。ベッドの似合わない男ですよ。
千明） ホントに似合わない。
和平） うるせえよ、この野郎。
ホントの姿を見せてやるぞ～なんつって。
千明） 脱げよ、じゃあ。
和平） ヘヘヘへ。もうちょっと待って。
千明） フフフフ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
万理子） お兄ちゃんは、精神的な恋の衝動と、
肉体的な恋の衝動は、一致して同じ相
手に向いていますか？
和平） もうちょっと
わかりやすく言ってくんないかな？
万理子） はい。
体だけの恋愛をしたことがありますか？
和平） 体だけの恋愛？
万理子） はい。
和平） …ないかな。
万理子） そうですよね。とっとと寝ます。
和平） ちょっと待って。
お前そういう恋愛してんのか？ 大丈夫か？
万理子） はい。大丈夫にします。おやすみなさい。
和平） 万理。
何かあるんだったら、ちゃんと話しなさい。
万理子） はい。おやすみなさい。
和平） おやすみ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
薫子） やっぱり無理がありますかねえ。
「なあ？ 長倉～」みたいなの。
和平） そうですね。いや、新鮮ではありますけど。
薫子） ですよねえ。でもね、私考えたんです。
友達にも、いろいろあるじゃないですか。
和平） はい。
薫子） セフレとかも、友達じゃないですか。
和平） はい。セフレ。えっ？ セフレ？
薫子） セックスフレンド。
和平） いや、それは。それは知ってますけど。
薫子） そういうの、どうですか？
和平） どうですか？って、ちょっと意味が…。
薫子） どうでしょう？
和平） どうでしょう？って。いや。私は一番理解でき
ないっていうか、わからないっていうか、全く別
の世界にあることのように思ってますけど。
薫子） う～ん、なるほど。時間がかかりますよねえ。
和平） いや、そういう…。
薫子） わかりました。
今はまだ、この関係を続けましょ。
和平） はっ？
薫子） セフレを前提とした、友達関係です。
和平） いや、ちょっと、そこが…。そこ。
薫子） それがいいと思います。
和平） いや、それがいいって、あの、原田さん？
薫子） もう行かなくっちゃ。じゃあ、失礼します。
和平） いや。ちょっ。ちょっと、原田さん？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
未亡人にモテモテの和平。でも、それはすごく納得。
もし自分が未亡人で、結婚はしたくないけど、恋愛っ
ぽい雰囲気は味わいたい、でも深入りしない程度で、
しかもなるべく真面目でいい人とつきあいたい、なん
て思ったとしたら、和平さんを選ぶだろうと思うから。
独身で公務員で、外見もそこそこで、女の人を騙す
なんて出来そうもない真面目さがにじみ出ている男。
恋愛してみたい気もするが、本気になって傷つきた
くないし、かといって遊び慣れた男の人っていうのも、なんて出来そうもない真面目さがにじみ出ている男。
恋愛してみたい気もするが、本気になって傷つきた
不倫も嫌。生理的嫌悪を感じず、かつ自分がのめり
こまない相手と友達以上恋人未満なつきあいをした
い、みたいな？ 薫子さんの爆弾発言、セフレってい
うのは、言葉としては強烈だけど、独身同士の恋愛
になるわけだし、誰にも迷惑をかける訳でもないしｗ
女性の側が、関係性をコントロールしたくて、わざわ
ざセフレという言葉や、友達以上恋人でいたい的な
事を言いたくなるんだろうな～とも思う。若い人たち
の思う「セフレ」とは、またちょっと違うような。前シリ
ーズでの名言、「45にもなったら、据え膳食わぬは
女の恥なのよ！」じゃないけれど、肌を合わせる機
会もどんどん減っていくお年頃。人と触れ合いたい
っていうのは、年を取ってもなくならない欲求だから。
そういう事も、年を取ってみないとわからないよなあ、ざセフレという言葉や、友達以上恋人でいたい的な
事を言いたくなるんだろうな～とも思う。若い人たち
の思う「セフレ」とは、またちょっと違うような。前シリ
ーズでの名言、「45にもなったら、据え膳食わぬは
女の恥なのよ！」じゃないけれど、肌を合わせる機
会もどんどん減っていくお年頃。人と触れ合いたい
っていうのは、年を取ってもなくならない欲求だから。
と思いながら、興味深く「セフレ」騒動を見守りたいｗ
今クールでは、千明と和平の飲みタイム、おしゃべり
タイムがたっぷりあるのが、うれしい。こんな男友達、
欲しいというか、これだけ掛けあいが出来る相手って
のは貴重。知美の母も、薫子も、千明タイプに憧れ
るけれど、絶対そうはなれないタイプなんだよね～。
まあ千明もまた、逆のタイプにはなれないんだけど。
万理子は、肉体的に（本能的に？）涼太に惹かれて
いるらしい自分を自覚しつつあるようで。万理子も大
人の女性だったってことで、よかったよかった…って
訳にはいかず、ひと騒動おきそうだけど。涼太とうま
くいけばいいのに～と秘かに期待。千明と万理子の
間で揺れる、サイテー男再び～となるのかどうかは
お楽しみ。心だけでも、体だけでも、バランスが悪い。
大人の心も身体も満たされる、恋やら、パートナー
に出会えたらいいんだけどね～。これがなかなか…。
はぁ…。期待してしまったではないか…。
勝負下着を買ってしまった千明のセリフが切ないよ。
「最後から二番目の恋」関連ブログ↓
「最後から二番目の恋」関連ブログリスト
●「最後から二番目の恋」ＨＰ
ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村
最後から二番目の恋 Blu-ray BOX/ポニーキャニオン
- ￥30,456
- Amazon.co.jp
- 最後から二番目の恋 2012秋 [Blu-ray]/ポニーキャニオン
- ￥5,076
- Amazon.co.jp
- She was a boy(解説・歌詞対訳付き)/PLANKTON
- ￥2,592
- Amazon.co.jp