「孤独のグルメ3」第12話~品川区大井町 いわしのユッケとにぎり寿司 | 日々のダダ漏れ

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孤独のグルメ Season3

第12話(最終回)
品川区大井町
いわしのユッケとにぎり寿司


ちっちゃな店がいっぱい。
のんちゃんべぇちゃんの、はしご酒街道だ。
ふぅ。やっぱ下戸には、アウェー感が強すぎる。



ちょいと離れるか・・・

中華か。立ち食い中華。
チャレンジする価値、あるかも・・・

「臚雷亭(ローライテイ)」



●「臚雷亭(ローライテイ)」(食べログ)HP




ふ~ん、こうきたか。
ウーロンハイってことは、
ウーロン茶があるよな。よし。


五郎) エビのマヨネーズ合えと、ピータンを下さい。
    あと、チャーハンありますか?
店員) うち、ご飯はないんですよ。


ガーン。

五郎) あ、じゃあ、
    焼きそばとか麺とかはありますか?
店員) ないですね。


がガーン。

五郎) あぁ、そうですか・・・。

何てこった。ご飯も麺もない。

店員) お飲み物は?
五郎) あ、ウーロンハイをくだ・・・
あぁ、いえ、ウーロン茶を下さい。
店員) はい、わかりました。

いかん。うろたえるんじゃない。

店員) 680円で~す。
五郎) え?
店員) 先払いです。
五郎) あぁ・・・。


俺の動揺を見透かしたように、
攻め込んできやがる。


五郎) 650円からいいですか?
店員) あっ、680円です。
五郎) あ、すみません。はい。
店員) はい、ありがとうございます。
    お待ち下さい。エビマヨとピータン。


お弁当って書いてあるのに、
米なしって、反則攻撃だろ。

だが、こっちも迂闊だった。
チャレンジャー、完敗。

店員 ピータンとエビマヨです。

虚しい。ご飯がないだけで、
すでに俺は、敗戦処理投手のような気分だ。
いやいや、腐ってちゃダメだ。
前を向いて、食おう。

「ピータン」
琥珀色の誘惑・・・
アヒルに感謝 ただ ただ 感謝



ピータンだ。
忘れた頃に食べたくなる、クセモノ。

**********

「エビのマヨネーズ合え」
マヨをからめた プリプリ シュリンプ
お酒の友にもいいんじゃないか!



おつまみ的なものだったんだなあ。
そりゃそうだ。
うん。でも、味は悪くない。悪くないぞ。
両方とも、ザッツ チャイニーズって感じに、うまい。
あぁ・・・ここに飯があれば。う~ん。
うまいことが逆に辛いのは、久しぶりだ。

ごちそうさまでした。

あぁ、俺って、
つくづく酒の飲めない、日本人なんだなあ。
いや、まだ終わったわけじゃない。
ご飯を食いに行けばいいだけじゃないか。
ハシゴ酒に対抗して、ハシゴ飯だ。
よし、攻めよう。

**********

ファイトがわいてきた。
今なら何だって食えそうだ。

さぁて、ご飯のアテは何だ?
カレー・・・違う。
今はご飯とおかずというのを、
真っ向からぶつけたいんだ。

とんかつか。とんかつもいいな。
とんかつ勝負。




いわし料理。グッとくるなあ。
いわしに、料理とつけただけで、
急に魅力的なおかずの群れが回遊し始めた。
だけど、飲み屋だよなぁ。さっきの例もあるし。
いや、ある。飯はある。万が一なかったら、
とんかつで腹をパンクさせて帰るだけだ。
まずは、いわしで勝負。


「だるまや」



●「だるまや」(食べログ)HP


よ~し、よし。もう大丈夫だ。
何も心配することはない。
どっしりと構えて、受けて立とうじゃないか。




おぉ~。
いわし料理の冠に恥じぬ、この豪華絢爛なメニュー。
まるで、イワシ料理の番付表だ。
おぉ、ご飯。かっこおしんこ付の文字が、
ひときわ輝いて見える。よ~し。
前菜は、やはり定石の刺身かたたきか・・・
いや、違う。こっちだ! いわしのユッケ。
スタミナ焼きってのも気になるし、鍋もあるのか・・・

(他の客が頼んだ、つみれステーキ)



うわっ! おいおい。あれがいわしなのか?
やってくれるじゃないか。いわし職人恐るべし。
ならばこっちも、思い切って懐に飛び込んで行こう。

**********

「生姜のみじん切り載せ冷奴(お通し)
ただの冷奴とあなどるなかれ
きざみ生姜の爽やかさ



醤油・・・かけずにいってみるか。
あっ、いい! 生姜が爽やか。
醤油なしだと、豆腐の豆の味がよくわかる。


**********

「いわしユッケ」
野菜たっぷり 卵がポトリ
味の決め手は柚子こしょう



野菜がいっぱいなのが嬉しい。
混ぜるものは、混ぜる時に、うまくなれと念を送る。
うまくな~れ。うまくな~れ。

ほ~ら、きたきたきた!
安易にたたきにせず、大正解。
うん。まろやか。まろやかユッケ。
そんでもって、そんでもって。

これだよ! これこれ。
温かいご飯に冷たいユッケ。こうこなくっちゃ。

**********

「いわしのつみれ汁」
湯気の向こうでイワシが跳ねる
一口すすれば思わずため息



あぁ・・・。染みる。にじむ。生き返る。
あぁ・・・う~ん。つみれだ、つみれだ。
う~ん、いいじゃないか。
汁と漬け物がうまい店にハズレなし。


(他の客が頼んだ、一味焼き)



えぇ~っ? 想像をこえて真っ赤っか。
あれ? 見た目ほどじゃないのか?


**********

「いわしのチーズロール」
いわしに抱かれてトロけたチーズ
慌てて食べるとヤケドするぜ



俺の勝負メニューだ。どれ。
うほ~ホクホク。うまっ! 当たり。これはいい。

チーズ、とろけて候




あれ? え~っと、何だっけ? 
この味、どっかで食べた。
あっ、アンチョビだ。アンチョビのピザ。
そうだそうだ。
あれもアンチョビなんて洒落た呼び方してるけど、
要するに、いわしの塩辛だもんな。
これ、タバスコも合うかも。




いいじゃないか。辛そうだ。

思ったとおり、タバスコ合う。
新たな味の発見だ。


**********

「いわしの蒲焼」
じっくりしっとり焼き上げた
ご飯に乗っけりゃ 最強メシ



山椒もかかってる。よだれ、決壊。



う~ん。蒲焼なり、蒲焼なり。
あぁ、俺は海に囲まれた小さな島国の男だ。
古来から我々日本人が親しんできた海の幸、
いわし。言わすなぁ・・・いわし。

さあ、蒲焼ご飯で、いわしの渦潮に飛び込もう。
これはたまらん!
DHAのしぶきが、バチバチ飛んでくるようだ。

ん? 握り?
メニューにはなかったような・・・

ユッケ、蒲焼、つみれ。
魚へんに弱いと書いて、鰯。
だが、今日の俺は、
さんずいに弱いと書いて、溺れる
いわしの海に溺れている。
このままずっと、溺れていたい。

満漢いわし全席、ごちそうさまでした。

**********

「いわしの握り寿司」
酢醤油つけて食べる寿司
この旨さ 初体験!



ほぉ~これは見事ないわしの握り。
では!
うひょひょ~! うわぁ、こうきたか。
これはうまい。
シャリが、あったかご飯なのが不思議に合う。

〆が白米の握りとは、意外な結末。
バット ノープロブレム。ハッピーエンド。
いやぁ、うまかった。ごちそうさまでした。




最終話のお約束。原作者、久住さん登場~!!



**********

ハシゴ飯でたどり着いた、いわし飯。
次に来られるのはいつだろう。
冬だったら、鍋いってみたいなぁ。
もちろん、〆はあの握りで。
さあ、明日は浅草か。何を食おうかなぁ。




**********

Season3の最終回は、じぇじぇじぇ!な展開。あの五郎
さんがチャレンジ失敗、敗戦処理投手メシとなるとは!
うんうん。飛び込みメシの場合、普通、何度か失敗する
ものだし。そういうのも、リアルな感じで面白かった~。

今回は、他のお客さんが頼んだメニューとして、五郎さ
んが食べるもの以外のメニューも紹介したり、お店で買
ったものを外で食べるパターンもあったし、観光っぽい
シーンもあったりで、3度目としての工夫されていました。

最終回にして、白飯大好き五郎さんが、まさかの、ご飯
が食べられないお店に入るという、思いがけないサプラ
イズもアリかと。そこからハシゴ飯を思いつくのもいい。

そして、最終回のおかずはいわし尽くし。一番心惹かれ
たものは、いわしのチーズロールと、いわしの握り~♪
タバスコかけて洋風と、もろに和風なお寿司と、どっち
も食べてみた~い! いわしの海に、溺れてみた~い!
あっという間にSeason3も終わってしまったけど、何か、
またすぐに会えるような気がしています。きっと又・・・!


●「孤独のグルメ Season3」HP

●「孤独のグルメ」Season1・Season2・Season3
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