最後から二番目の恋 2012 秋 | 日々のダダ漏れ

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異性のココに弱い ブログネタ:異性のココに弱い 参加中

異性のココに弱い・・・それは、思いがけない異性
の真面目さ、誠実さ、です。甘い言葉も好きだけど、
不器用に、べたな真面目さで、大切にしたいと思っ
てくれる「気持ち」に、弱いです。言葉でも行動でも。

まさに、最後から二番目の恋の和平さんのような…

「最後から二番目の恋」
             2012 秋



時は2012年夏の終わり。ドラマプロデューサーで
ある吉野千明(小泉京子)は、連続ドラマ 『まだ恋
は終わらない」の失敗で厳しい立場に追い込まれ
ていた。一方、鎌倉市役所に勤務する長倉和平
(中井貴一)は年下の上司の下で働くことになり、
憂鬱な日々を過ごしている。

長倉家の面々はおいうと、次男の真平(坂口憲二)
は、大橋知美(佐津川愛美)と順調に交際しながら、
自宅でカフェ『ながくら』を切り盛りしている。次女の
万理子(内田有紀)は千明への思いを抱きつつ、い
まも彼女の下でスタッフとして働いていた。そして、
長女の典子(飯島直子)は、ハワイへの家族旅行
を計画するものの、夫・広行(浅野和之)と息子・翔
(田中碧海)はあまり乗り気ではなく・・・という状況。

そんな中、ようやく千明は上司から仕事を命じられ
る。しかしその仕事とは、千明の苦手分野である、
「サスペンスドラマ」。しかも、その脚本を手がける
のは業界一台本を書くことが遅い灰田マモル(リリ
ー・フランキー)だという。

同じころ、和平は、鎌倉の世界遺産登録を目指し、
その親善大使として、小説家の向坂緑子(萬田久
子)を口説き落とすよう命じられ・・・。

**********

淋しくない大人なんていない。
大人になればなるほど、
傷つくことは多くなり、
傷の治りは遅くなる。
だから、
痛みに鈍感にならないと、
生きていけないんだ。

そして、
人は拠り所を探して生きる。

たとえば、仕事。
たとえば、恋。
たとえば、家族。

仕事を拠り所に生きてきた私が、
もし仕事を失ったとしたら・・・。
これから先、
どう生きていったらいいのだろう。

**********

小説家の向坂緑子(萬田久子)とタクシーの中で。



和平) あの、ちょっといいですか? 私はあの・・・
緑子) 何で、自分なんでしょうか?という質問ですか。
和平) はい、そうです。
緑子) ふふ。ちょ~どいいんですよ、長倉さんは。
和平) ちょ~どいい?
緑子) ええ。たとえば、すごーく若くて、可愛い男の
    子だと、みっともないっていうか、恥ずかしいじ
    ゃないですか、こっちもいざとなると。それに、
    すごく素敵な人で、離れられなくなっちゃうとそ
    れも又それで困るじゃないですか。かといって、
    何でもいいっていうわけじゃないし、ちょ~どい
    いんです。お願いします。

久々に「する」のに、「ちょうどいい男」と言われた和平。
でも、緑子の云わんとするところは、物凄くよくわかり
ます。若い人にはまだわからないかもしれないけれど。
和平は一応独身だし、良くも悪くもない、ちょうどいい
人柄といい、ちょうどいい見栄えの男、かもしれません。
言われる方には失礼な話だけど、大人の本音として
はこんなものかも。「ちょうどいい」は、クセモノですw

**********


千明) バカだよね~ホントに。ホントにバカだよ。
    あんたも私もね。
典子) え?
千明) 何ジタバタしてんだろうね~。いい年してみっ
    ともない。何かさ、大人になったらさ、こう、分
    別とかも身についてさ、ちゃんとしたこう、大人
    に、もっとなってる予定だったでしょ?
典子) うん。
千明) でも全然ダメ。むしろ年をとればとるほど?
    もっと、みっともなくなってるような気がする。
    ホントにみっともないことばっかりしてんだよ
    なあ。ホントに嫌になるよね。
典子) 千明・・・
千明) いつになったら、ホントの大人になれるんだろ
    うね。で
もさ、私、そういうあんたのこと、なんか
    カワイイ
いなって思うよ。ジタバタしててバカみ
    たいで、み
っともないけど。何か凄い、カワイイ
    なって思う。
世の男どもはさ、女のそういうとこ、
    全然見てくれ
ないんだよね。カワイイなんて絶
    対言ってく
れないじゃない。だからさ、女同士は
    せめてさ、そ
ういうところも、褒めあおうよ。
典子) うん。
千明) うん。フフッ。
典子) 私も、千明のことカワイイって思う。
千明) いいよ私は。
典子) バカだし、みっともないし、童顔をいいことに、
    若作りだし、グダグダだけど。
    でも千明って、カワイイと思う。
千明) ヘヘッ。やめてよ。やめてよ。
    そういうこと言うの。
でもありがとう~(泣)



なんだか、お約束のアラフォー女同士の慰め&共感の
抱擁。バカなんだけど可愛い。可愛いんだけどバカ。わ
かるわかる。わかりすぎてしまいます。いつになったら、
ホントの大人になれるんでしょうか。ホントにねえ・・・。

**********

真平の病気の話を聞き出した知美は・・・

知美) ふざけんな。ふざけんなよ!
    あんたは病気でなんか死なない!
真平) お前、なんで?
知美) うるさい!
    あんたは病気でなんか死なないの!
真平) なんだよ。やめろって!
知美) あたしがぶっ殺す!
新平) やめろって!
知美) 離して!
真平) やだ!
知美) 死んだらぶっ殺すからね。
真平) わかった。



死んだら、もうぶっ殺せないんですけどね
知美ちゃんらしい言い分で、可愛かったです。
いつのまにか、知美ちゃんが憧れていた、喧
嘩ができる、カップルになってきましたよね。

**********

ホテルで待ち合わせた緑子に、申し出を断る旨を伝える
和平。そして、たまたまそこに居合わせてしまった千明。



緑子) そんなに・・・嫌ですか? 私と。
和平) いやいや、そういうことではないんです。
緑子) じゃあどうして?
和平) 私も、もう50ですが、すぐに51になります。も
    う
そんなに、女性とそういう関係になる事は、な
    い
と思うんです。だから、大事にしたいんです。



和平) いい年して、何言ってるんだって思われるか
    もしれませんが、いい年だからこそ大事に、
    本当に大切な人とのことに、取っておきたい
    んです。そうしなければならないとそんな堅
    苦しく思ってるわけじゃないんです。ただ、自
    分がそうしたいんです。
緑子) そういう方が、いらっしゃるんですね?
和平) はい。います。
緑子) 古臭いんですね。
和平) はい。
緑子) 一言だけ、言わせてください。
和平) はい。
緑子) 意気地なし。



自分を古臭いと言う和平に、「古くても臭くありません」、
「古いい匂い」と言い直させていた緑子さんが、最後に、
和平を「古臭い」と言ったのが、興味深かったです。和
平の野暮ったさは、古いいい匂いではなく、古臭いとw

**********



千明) 大丈夫ですか?
和平) 大丈夫じゃないですよ。何で私の人生って…
    こういう展開になるんでしょうか?
千明) さあ?
和平) みっともないところ見られてしまいました。
千明) どこがみっともないんですか?
和平) 聞こえてたでしょ。
    意気地なしなんて言われて。
千明) いいじゃないですか。意気地なしで。
    素敵です。
和平) えっ?
千明) 素敵・・・でした。
    私も・・・大切にしたいと思いました。
和平) あの・・・。
千明) いいですよ。



目と目で通じあう~♪ な二人でしたが・・・

**********



なぜか、どこへ行ってもホテルは満室表示。
一体、どれだけ、そんな気分になっている人
で満ちあふれていた日だったのでしょうかw



和平) あの…これ、あれですかね。
千明) 何ですか?
和平) あの…まだ、早いってことですかね?
千明) かもしれませんね。
和平) ですね。あの、もうちょっと取っておきますか?
千明) そうですね。老後の楽しみにでも。
和平) 老後は楽しめないかもしれないですけど。
千明) ああ、そうか。
和平) いえいえ。
千明) でもまあ、そちらの方がね、早くにね、
    アレになる
わけじゃないですか。
和平) うん? うん? アレっていうのは?
千明) あとどのくらい大丈夫なんすか?
和平) なんでそういうことをその、なんすかってこう、
    ヤンキ
ー口調で聞くんですか?
千明) なってませんけど、ヤンキー口調になんて。
和平) いやっ、自覚ないんですか? なってますよ。
    この道が
そうさせんのか。車乗ったら…。
    ちょっと箱乗りと
かやめてくださいね。急に。
千明) 何すか? それ。
和平) ガーって、窓から出てくみたいに。
千明) はあ?
和平) ハハハハ。
    もうなってるじゃないですか、ほら。
千明) じゃあ、あと、どの位、
    大丈夫でいらっしゃるんですか?
和平) もうしばらくは、大丈夫だと思います。
千明) そうですか。
和平) ええ。
千明) ヤバそうになったら、教えてくださいね。
和平) それは教えられないですね。
    どのタイミングで言っていいか分かんない。
千明) じゃあ、どうするんですか?
和平) その前に、あの・・・お願いします。
千明) こちらこそ、よろしくお願いします。
和平) お願いします。


これぞ大人の会話。話がわかる大人でよかった(*^。^*)
なんかね~歳が近いので、すっごくわかるんですよね。
こういう感じ。そして、こういうやり取りができることの楽
しさや、そういう相手がどんなに貴重かということが・・・。
いい歳した大人同士の可愛さを描くのが上手だなあと。

**********

長倉和平、51歳の誕生日の朝。





というわけで、吉野千明、46歳。
そして、長倉和平、51歳。
とりあえず、人生、キープです。

**********

久しぶりに千明と和平の弾丸トーク、掛け合いが聞け
て、楽しくも嬉しかったです。二人の間柄は相変わら
ずで、それがまた心地よく、それでもちゃんと、互いに、
ゆっくりと大切にしていきたい相手だと思っている気持
ちが伝わってきて。。それぞれに大切に思う人との関
係が、それなりに少しずつ進展していて、その先が楽
しみな展開で終わったところも、とてもよかったです。
千明と仕事のパートナーになることで、恋を貫こうと
する、ひたむきな万理子も愛おしく、次回はぜひ、彼
女の脚本で千明がドラマを作っているところを見せて
もらいたいものです。できれば半年に1回。無理なら
1年に1回でもいいから、長倉家の今を観たいです♪


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