「先生、いつまで子どもの宿題を見ればいいのですか?」 という質問を受けました。私は、お母さんが時間に余裕があり、お子さんが嫌がらなければ… いつまでも一緒に取り組んでも構わないと思っています。強制になってはいけません。お母さんも、見ているだけではなく、本を読んだり、漢字・計算問題に取り組んだり… 一緒になってするべきです。(私も、本を読んだり、ピグマリオンの新教材に取り組んだりしています。) そのうち、自分の時間を作って自らすすんで行うようになります。


 横について、1から10まで見ているのも考えものです。自立できなくて、いつまでも頼ってしまいます。間違ってても、遅くても、決して怒らないでください。まだまだ、能力を育てている過程なのです。取り組んでいる時間こそが、大切なのです。

 家庭学習の時間を、各家庭で決めてみて下さい。いつも同じ時間でなくても構わないと思います。1日にどのくらい行うか、いつ取り組むかは家庭によって、お子さんによってまちまちのはずです。学校の宿題は、お母さんが夕飯の準備をしている時に取り組む、お父さんが帰って来られてから、お父さんと取り組む… 色々で構わないと思います。


 教室の宿題で、解らない問題があった時、簡単に教えないで下さいね。少しのヒントだけにしておいて下さい。以前、『解らない問題は答えを見て覚える』 というやり方を教わったお子さんがみえました。算数は、数学ではありませんし、暗記で解ける科目ではありません。確かに、解き方を参考にする。っということもありますが、それは、中学生以上でなければ無理ですし、考える意欲を無くしてしまいます。なかなか解けない問題が解けた時、とてもスッキリします。気持ちが良いものです。そんな経験をたくさんさせてあげて下さい。本当の能力がつくはずです。


 お子さんと一緒に、お母さんも何か始めてみてはいかがですか… メモ