ハルピン街~家々の取り壊し | 大連マイブーム・復活編!

ハルピン街~家々の取り壊し

以前、日本人たちが建て、生活していた家々の多くが、

今、取り壊され始めている。


確かに、壊すのには理由がある。

とにかく古いのだ。

暖房も入らず、いまだに炭をたいて暖を取っている家もある。

インフラももちろん良くはない。

これを修繕して、というよりも、新しくしてしまった方が楽だろう。

大連人にとっては、新しいほうがきれいだし、

町にも合うと思っているだろう。

しかも、日本人の住んでいた古い家、

それを中国が保存していく歴史的価値はなにもない。


大連マイブーム・復活編!-崩れ


しかし、と私は思ってしまう。

壊すのは簡単だ。

でも、同じものは二度とは作れない。

観光資源、というわけではないけれど、

思い入れがある日本人はいっぱいいるだろう。

上海みたいな保護・活用はできなかったのだろうか。


じゃあ、自分はなにができるか、といっても、

実際は無力だ。

写真を撮って残すくらい。


大連マイブーム・復活編!-れんが


もったいない、と思うのは、

きっと日本人の勝手な考えなのだろうな。

せめて、100年前、焼き締められたレンガが、

どこかで再利用されたら、と思うのである。