フジコ・ヘミングさんが亡くなったという報道が、昨日ありました。
昔から、フジコさんのピアノが大好きで、何年か前に西宮の芸術文化センター大ホールで、生の演奏を聴きに行った事をブログに書いていました。
92歳、まさに一生現役でした。
67歳のCDデビューから、世界中を魅了してきた、そのピアノの音色は、フジコさんだけのものです。
私が人生で一番つらかった時、フジコさんの本に本当に励まされました。
ショパンのノクターンは、特にフジコさんの特徴が出ていると思います。
ラ・カンパネラは、必ずラストに持っていき、アンコールで、ため息を弾いてくれた事を今でも覚えています。
クラシックをよく知らない私でも、よく耳にする曲を選んでいらっしゃいました。
それが、クラシックを身近なものにしてくれたように思います。
フジコさん、ありがとう。
どうか安らかに。