今日はピアニストのためのアレクサンダーテクニークセミナーでした。
京都では最後ということで、初めて参加される方が多かったです。
で、やはり「その場でできる!やりやすくなる!」というのを試したり、人のを見て、大変驚き、喜んでいただけました
多くの方が実感できない・・・とおっしゃっていたのが「指に重みをのせること。」
そもそも腕は重いのです。
細くて短くても、大人なら3kgはあります。
その腕の重さを指にのせるのです。
そのときに、乗せる指の骨のバランスが大切です。
バランスがとれていれば、3kgでも5kgでも乗せられます。
指って、見えているところだけが指ではありませんよ。
手の甲とか平とか言われる部分にも指の骨があります。
その指全体でバランスをとるんです。
筋力は使いません。
骨に乗せられれば、力は必要ありません。
鍵盤を「押す」ことも必要ありません。
弾く指の骨にバランス良く腕の重さを乗せればピアノの鍵盤は下がります。
ある程度のスピードがあれば、音が出ます。
それだけなのです。
言葉でわからなくても、実際に手を取って重みを乗せるお手伝いをすればわかっていただけたりします。
また、私がその方の腕や手などで重みを乗せて弾くのと力で押して弾くことをやってみると、その触覚などでわかっていただけたりします。
見ることや言葉や出た音を聞いてわかる方もいらっしゃれば、実際に手を取ってやってみることや触覚でわかられる方もいらっしゃいます。
よく「◯◯って考えればいいですか?」と聞かれます。
それには「自分がやりやすい言葉、うまくいく言葉を思えばいいです」とお答えします。
自分がやりやすい動きを思い出せる言葉、うまくいく動き方ができる言葉に置き換えるのがいいです。
人それぞれ指の太さや長さ、手の厚みや骨格、腕の長さなど違います。
先生がうまくいっても、自分がやりにくいこともあるでしょう。
自分がうまくいっても、生徒がやりにくい場合もあります。
言葉も動きも、その人それぞれがうまくいくやり方を見つけるのがいいと思います。
その手伝いをするのも先生の役割だと思っています。
何か型があって、その型が絶対だと思ってそれにあてはめようとすると、どこかで無理があったりします。
それを努力で何とかしようというのが、これまで多くの方がやってきた練習、鍛えるということのような気がします。
やりたい表現があって、それをするためにはどうやればいいのか?
どう体を使えば、やりやすくできるのか?
同じ努力ならば、型を守るのではなく、自分がやりやすい弾き方を見つけるという努力をしてみてはいかがでしょう。
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