強い音を出すためのレシピ | ピアノ演奏を科学する 

ピアノ演奏を科学する 

【手に負担のない、解剖学を取り入れた脱力ピアノ奏法】

上手く弾けないのはなぜ?
どうやったらうまく弾けるの?
機能解剖学をはじめとして脳科学、発生学、神経生理学、発達のことなどを踏まえて、仮説を立てて実験してうまくいったことなどをシェアしたいと思います

強い音や弱い音を出すのがうまくできない汗という方が、少なからずいらっしゃるので今日はそのことについて書きますね。
 
そもそもピアノという楽器で音の強さを変えるために必要なことは…
 
何度も書いているように
 
「打鍵のスピード」ですよね。
 
重さとか気持ち?!とか「弱い音のときには身体を小さくする」と答えた子どもさんもいらっしゃいましたが…(^^;
 
音の強弱は「鍵盤が鍵盤の底に達するスピード」のみで変わるのです。
 
 
では、強い音を出す場合を考えてみましょう。
 
「鍵盤が速く下に行く」ことをやればいいんですよね。
 
そのためにどこをどう使うか?
 
とりあえず和音を弾くことにしますね。
 
まず指だけだと…和音を指だけで弾こうとするとそんなには速くできないので、それなりな音量です。
 
次に前腕(手首の動き)を使うと…そこそこ強く弾けます。
 
では上腕を使ってみると…
 
とても強い音がでますよ〜〜!
 
 
え?うまくいかない?
 
そうですね。。。
 
上腕を使って弾くことをやったことがない方が多いので、使い方を知らない=うまく使えないあせるという方が多いのです。
 
なので、やり方を説明しますね。
(料理番組みたいだ…笑)
 
1. 和音を弾くときに、手首を下げます。この動作をピアノなしで数回やってみましょう。
(あらかじめ弾く前に手首が高い位置にあると下げやすいです)
 
2. 次に、腕を曲げたまま(ピアノを弾く形で)少しだけ肘を後ろに引く動作をやってみましょう。
 
3. 2.の動作をするときに1. の手首を下げることを同時にやります。
 
4. それらの動きを連動させて素早くできるように数回やってみましょう。
 
5. ピアノの鍵盤で実際に同じ動作で弾いてみましょう。
 
ほ〜ら、強い音になりました♪
 
 
さて、みなさんうまくできましたか?
 
もしうまくいかなかったなら、原因があります。
 
まずは姿勢
 
そして筋肉の使い方(一瞬力を入れる場所)
 
これが原因だと思われます。
 
次回はこれについて書きますね。
 
まずはお試しくださ〜い音譜
 

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