今日は、得意のコピペです。
メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」のコピーです。

北野さんは6月30日未明、暴漢に不意を襲われ瀕死の重傷を負いました。
病床から「ぜひ選挙前にお知らせしたい」というご本人の意図を汲んで、転載します。

(ここからコピー)

★北野、ロシア人に襲撃される(選挙前にお読みください)

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
いつもありがとうございます。北野です。

読者の皆さまが、健康で幸せで豊かでありますように!
皆さまのご家族に、愛と信頼と調和が満ちていますように!

件名のとおり、最近ロシア人に襲撃され、入院していました。(日本とロシアの新聞にも載ったそうです。)

あんまりかっこよくない話ですが、日本国のためになるお話ができると思い、あえて取り上げさせていただきます。是非とも最後までお読みください。

▼経緯

事件が起こったのは6月30日の早朝です。

私はその日、まったく寝つけず、やることがなく非常に退屈していました。
5時すぎには起き、仕事にいくしたくをはじめます。

とはいっても、私の仕事場(執筆場)は、自宅から歩いて1分ほどの距離にあるのです。仕事をするためだけに、アパートを借りています。

5時25分ごろ、私は自宅を出て、仕事場にむかいました。朝の空気がすがすがしい。ほとんど寝ていませんでしたが、眠気も疲れもありませんでした。

東京ですと、5時半にはそこそこ人がいると思います。
しかし、モスクワの私の住む場所では、この時間誰もいません。

ところが、私が仕事場から40メートルくらいまで近づいた時、3人が目の前を横切っていきました。2人はでかい男、一人は小さい女性です。年齢は20歳くらいだと思います。

私が仕事場の扉に近づくにつれ、彼らが小石を私にむかって投げているのが感じられました。

私は、「若い民族主義者か」と気にとめることなく、アパート一階のドアを開けようとします。

ところがこのドア、コードがややこしい。「ピコピコピコ」とコードを押していると、思いもよらない事態が発生。

なんと、でかい男二人が私の方にむかって突進してくるではありませんか!

私がコードを押し終わり、アパート(建物)内部に入ると、彼らもドアがしまる前に中に滑り込み。

そして、背後から私に蹴りをいれ、ふらついたところを、顔を中心にボコボコに殴りはじめたのです。

私も必死に防戦するものの、次第に劣勢になっていきました。そして、最後にはほとんどサンドバック状態になってしまいます。

朦朧とする意識の中、驚くべき光景を目にしました。

皆さん、もしマンションやアパートに住んでおられるのなら、1階に郵便受けがあるでしょう?

私の仕事場にも鉄製の郵便受けがあるわけですよ。
男の一人が、なんと郵便受けをひきはがし、それで私の頭を殴ったのです。

「・・・・・・・・・俺の命もこれまでか・・・」はっきり「死」を自覚しました。

郵便受けで殴られた私は、床に倒れ、動かなくなります。

これが幸いした。彼らは、「死んだ」と判断したのでしょう。私のパスポートや携帯電話などが入ったバックを持って、逃げ去ったのでした。

その後、私は救急車で病院病院に運ばれ、入院することになりました。

「日本人」だというだけで、もっとも近代的な病院に入れてもらい、上から下まであらゆる検査と治療をしていただきました。

今も体中傷だらけですし、顔はだいぶ変形していますが、なんとか生きています。

在ロシア日本大使館の皆さんは、迅速・誠実、かつ親身な対応をしてくださいました。この場を借りて、心から感謝を申し上げます。

▼人種対立の都市・モスクワ

今回の事件について、私は「民族主義者の犯行だろう」と考えているわけです。

単に金が欲しくてターゲットを探していたのであれば、ナイフを見せ、「カネ出しやがれ、この野郎!」といえばよいでしょう。

ところが、今回の場合、最初の段階で「カネを出せ!さもなければ・・・」という前置きなしで攻撃がはじまっています。その攻撃も徹底的。

実をいうと、ロシアには民族主義的組織が数多くあります。

彼らは通常集団で行動し、

・アジア系(中国人・ベトナム人など)
・中央アジア系(キルギス・タジキスタン・ウズベキスタンなど)
・カフカス系(アゼルバイジャン・グルジア・アルメニアなど)

をターゲットにしています。

やり方が大変卑怯で、10人で一人を取り囲みリンチし殺すといった方法なのです。

私が幸いだったのは、

・相手が二人だった
・ナイフなどの武器を持っていなかった

ことです。

▼ロシア、民族主義の芽生え

さて、ここからわが日本国にもかかわるお話になっていきます。

ロシアは、大昔から人種対立が激しい、危険な国だったのでしょうか?
これがそうではないのです。

私は20年モスクワに住んでいるので、その移り変わりをじっくり観察することができました。

まず、ソ連崩壊まで。私が1990年にモスクワに来た時、ここは極めて治安のよい都市でした。私は共産主義者ではありませんし、むしろ「反共」ですが、事実は事実。

しかし、ソ連が崩壊して状況が変わってきます。

ロシアは1992~98年、GDPが43%も減少する、未曾有の経済危機にみまわれます。治安は、悪くなる一方でした。

そしてロシア人は、混乱を収束し、ロシアの栄光を取り戻してくれる強いリーダーを切望しはじめたのです。

それで、民族主義者のジリノフスキー・レベジ将軍などが人気を得たのです。

この当時、「ロシアは、第1次大戦後のドイツに酷似している」といわれましたが、かなり危険な状況だったと思います。

90年代モスクワに住んでいた私の友人・知人は、80%ほどなんらかの形で襲われた経験がありました。しかし、「金欲しさの犯行」が多かったようです。

▼3K移民の大量受け入れが人種対立の原因

さて、問題は新世紀に入ってからです。

ソ連は15の独立国に分裂したのですが、その中で「勝ち組」「負け組」にわかれてきた。勝ち組の筆頭は、なんとロシアでした。

ロシア経済は、金融危機が起こった98年が底。その後、10年にわたり年平均7%の成長をつづけます。

ロシアは再び、「超大国」とはいかないまでも、「大国」とよばれる力をつけてきました。

ロシアの首都モスクワ。ここでは労働力不足が深刻な問題になってきました。特に【3K】分野の労働力不足が深刻。

ここに労働力を受け入れる【需要】が生まれます。

一方、負け組・旧ソ連諸国の人々。ここでは【仕事がない】という深刻な問題がある。

それなら、「繁栄しているモスクワにいって、金を稼ごう!」となった。ここに労働力の【供給】が生まれます。

こうして、ロシアにむけて、負け組・旧ソ連諸国から【3K労働者】が殺到することになったのです。

現在モスクワで3K労働に従事しているのは、ほとんどが中央アジア・コーカサスの人たちです。

ロシアと、中央アジア・コーカサスの豊かさを比較してみましょう。
データは09年、IMF 一人当たりGDP

・ロシア=8693ドル
・カザフスタン=7019ドル
・アゼルバイジャン=4807ドル
・(おまけ)中国=3677ドル
・アルメニア=2667ドル
・グルジア=2448ドル
・ウズベキスタン=1175ドル
・(おまけ)ベトナム=1059ドル
・キルギス=850ドル
・タジキスタン=766ドル

おわかりでしょう。今混乱しているキルギスからモスクワに出てくれば、10倍くらいは軽く稼げる。

一家の大黒柱であるお父さんは、家族を養うために、モスクワにいきますよね。

▼憎悪の拡大スパイラル

このように、モスクワ市が【3K労働者】を大量に入れたのは、純粋に経済的な視点でした。

ところが、思わぬ展開になってきます。一部のロシア人が、「中央アジア・カフカス・中国人・ベトナム人はロシア人から仕事を奪っている!」と主張しはじめたのです。

じゃあ、彼らが「3K労働」するのか?といえば、おそらくしないでしょう。しかし、こういう主張に、バカで攻撃的な若者は同調します。そして、アジア系・コーカサス系を実際に攻撃しはじめた。

ちなみに、日本人は憎しみの対象外にあります。

しかし、普通のロシア人は
日本人・韓国人・中国人・ベトナム人・キルギス人・カザフスタン人等々のみわけがつかない。

日本人だって、アメリカ人・フランス人・ロシア人・イギリス人・ノルウェー人等々が
だまって並んでいれば、全部「アメリカ人」に見えるでしょう?

だから、私は「ようわからんけどアジア系」ということで襲撃されたのです。

中央アジア・カフカス系も、当然対抗措置をとりますよね。
特にアゼルバイジャン人たちは結束して、逆にロシア人を襲撃しています。

私の知り合いのロシア正教の神父さんは、アゼルバイジャン人5人に襲撃され、瀕死の重症を負いました。

さらに、「3K労働なんて儲からん!」と、儲かる悪い仕事に走る移民たちもいます。悪い仕事とは、たとえば麻薬関連。

ロシアで流通している麻薬の大半はアフガニスタン製ですが、売っているのは中央アジア人です。これが、またロシア人の「反中央アジア感情」に火をつける。

こうなると、もう止まりません。

ロシア人民族主義者は、アジア系・コーカサス系を無差別に攻撃する。アジア系・コーカサス系は、ロシアの一般人を襲撃する

これの繰り返し。犠牲になるのは、いつも私・北野のように平和に暮らしたい人なのです。

今回は、ロシアの例をあげましたが、大切なのは

「3K移民を大量に受け入れた国では、どこでも同じことが起こっている」
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ということ。

特に、欧州では移民問題が大変深刻です。
だいたい、欧州は50年もたつと「キリスト教文明」ではなくなる。そして、「イスラム教圏」に飲み込まれてしまうことでしょう。

このあたりはこちら↓

http://archive.mag2.com/0000012950/20090512233623000.html
2009/05/12 【RPE】イスラム移民により滅びる欧州キリスト教文明

をご一読ください。すごいですよ。

▼3K移民大量受け入れで、日本に何が起こる?

だいぶ書くのがつらくなってきました。

3K移民大量受け入れで何が起こるか、
●「隷属国家日本の岐路」
(詳細は→ http://tinyurl.com/6zcszc )
から引用しておきましょう。

【引用ここから▼】

 日本が3K移民を大量に受け入れた場合、想定される問題を挙げておきましょう。

1、 日本人失業者の増加と賃金水準の低下

 もし日本人が「18万円ください」といい、移民が「10万でいいです」といえば、どちらが採用されるでしょうか? 答えは明らかです。

 こうして、日本人の平均賃金は下がり、超下流社会が現出するでしょう。

2、 差別意識の高まり

 移民が3K労働に従事しているのを見て、「ああ、日本人でよかった」と差別意識を持つ層が出てきます。
  また、日本人の子供達が、移民の子供をいじめる問題も出てくるでしょう。

3、 民族主義の高まり

 ドイツのネオナチや、ロシアのスキンヘッド集団のように、「日本人のための日本!」「移民は日本人の職を奪っている!」などと主張する団体が出てくるでしょう。

4、 生産性の停滞

 3K移民がいなければ、IT化・オートメーション化・ロボット化で対処していくところ。しかし、豊富で安価な労働力があれば、生産性を向上させる努力はしなくなります。日本の生産性向上は止まり、国際競争力はなくなっていくでしょう。

5、 移民のマフィア化

誰だって3K労働はイヤなものです。すると、「麻薬や売春業をやって楽に儲けよう」という移民たちが出てきます。

モスクワの場合、麻薬はアフガニスタンから入っていますが、売っているのは中央アジアの人たち。日本でも最近は、中国人の売春ネットワークが拡大しているそうです。3K移民の大量受入れは、「美しくない国」「品格のない国」への超特急切符といえるでしょう。

6、 治安の悪化

フランスでは移民の大暴動、イギリスではテロ、ロシアではスキンヘッドの外国人無差別殺人が起こっています。

日本で同じことが起こらないといえるでしょうか?

というわけで、3K移民は決していれるなと声を大にしていいたい。なんといっても世界中で同じ現象が起きているのですから。

【引用ここまで▲】

▼「1000万人移民受け入れ」を公言する民主党

選挙が迫っています。

皆さんが長年の自民党政治に飽き飽きしているとしても、だからといって民主党が「善」ということにはなりません。

民主党は、【1000万人移民受け入れ】を宣言しています。

1000万人移民と一言でいいますが、その大部分は、

・3K移民である
・子供の頃から反日教育で育った中国人である

ことは確実なのです。

つまり、民主党は「反日教育で育った中国人1000万人の3K移民を入れよう」といっているのです。

いや、「事実はそうなる」ということです。
さらに、この党は、

・外国人に参政権を与えよう!

と宣言しています。

菅さんだって宣言していますよ。

<菅副総理は外国人参政権に賛成 通常国会提出は明言せず
産経ニュース2010.1.18 11:10

 菅直人副総理・財務相は18日午前の記者会見で、政府・民主党が検討している永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案について、「地方については投票権を認めていいのではないかともともと思っている」と述べ、賛成する考えを示した。>

子供でもわかると思うのですが、1000万人の中国人は、「日本の国益」のために投票するでしょうか?
それとも、「中国人の権利向上」「中国の国益」のために投票するでしょうか?

というわけで、次回の選挙ではよくよくお考えになり、できることならば、

・3K移民大量受け入れに反対の政党

・外国人参政権付与に反対の政党

をご支持いただければ幸いです。

今回は、選挙がらみの話でしたが、もっと長期的に日本はどこにむかうのがいいのでしょうか?

ここでは長くなりますので、触れることはできません。

詳しく知りたいからは、北野の新刊「国家の気概」をご一読ください。

【yomi-na】(※3キャリア共通)
http://yomi-na.jp/?pagelist=00000vrj;00000vrh;00000vri&reload=1&p1=kitano_kokkanokigai
(註  PCからは読めません。携帯のみ対応しています。)

(コピーここまで)

3K移民問題については、私もドイツにいましたので、感じるところがあります。
知人の日本人男性が、路上でいきなり殴りかかられたこともあります。

国が違えば、「当たり前」が違う、ということなのです。