セジェスタとセリヌンテの遺跡に行った日にトラーパニへ戻ったのち、海沿いの宿に移りました。せっかく海のきれいな所に来たんだから、最後の2日間は海を堪能させてもらうつもりだったけれど、夜は真っ暗で風がゴウゴウ吹きすさんでなんか怖いくらいで...
思いのほか夜の海が怖かったので、街側の教会なぞを見たり内装の螺旋階段のタイルを見たりしてのんびり過ごしました。階段のタイルと同じものが部屋の天井にもあって、幾何学的な感じがアラブっぽいというかシチリアっぽいというか、なんとも素敵。感動しやすいタイプなのでタイル買いたくなりました
宿から見えていた、街で一番重要な教会サン・ロレンツォ大聖堂のドーム。滞在7日目にしてやっと中に入りました。いざ教会まで行くと真下からドームは見えないので、とりあえず見上げとこう⬇︎
大聖堂の前にあるバールだったかな(?)椅子やパラソルが外に並べられていて一日中、お客さんが座ってました。こんな雰囲気の中、お茶を飲んだり夕方にワイン頂いたりって贅沢な時間ですよね。夕食前に大聖堂の前でアペリティーボかあ...憧れるけど、これまで人生で夕食前にちょこっと飲みする習慣がなかったので、何度もトライしてますが中途半端にお腹が膨れてしまって晩ご飯を全力で楽しめない私結局アペリティーボしたいけどしない派に落ち着きました。ああ、頑丈でがっつり広がる胃袋がほしい
⬆︎そして一番見たかったプルガトーリオ教会は拝観日が決まっていて、なかなか予定が合わず前を素通りするばかりでしたが、やっと入れました。まだ街が静かな朝7:30に行って内部に収められているミステリを間近で見てきました。外から見ると決して大きな教会に見えないので、本当に20台ものミステリが全部中に納まっているのかしら?と思ったけど、きっちり鎮座しておりました
20台全部ではないけど写真に収め、ついでにそれぞれのミステリの前にあった説明書きもひととおり写真に撮ったのであとでじっくり読みたいと思います。
しかし、ほんの2〜3日前にこの彫像が街を練り歩いてたんだなあと思うと感慨深いものがあります。
⬆︎宿から歩いて1分ほどの魚市場跡。なんと青空が似合う佇まい
⬇︎これもまた紺碧の海と空のブルーがひときわ美しいリニーの塔
どちらもガイドブックを開けば必ず載っている見所ですが、やはり本で見るのと実物を見るのでは色の感じがずいぶん違いました。バックの青空がとても深いブルーのせいか建物が本当に美しく見えます。季節によってもまた雰囲気が変わって見えるんでしょうか。残念ながら旅行者なので今のこの瞬間しか味わえません。こういう時、地元の方がとても羨ましいです
トラーパニというと訪れるまでは「風車と塩田」というイメージでした。
しかし行ってみると瀟洒な街並みとヨーロッパ各地からの観光客の多さにびっくり。ちょうどイースターの休暇と重なっていたにせよ、思った以上に観光地でした。街の西側の港にはこんな大きな船も寄港するんですね...。歴史があって、整然として、慌ただしさやゴミゴミした感じが全くなくて本当に良い所でした。また何年か後、チャンスがあればぜひ訪れたい素敵な街です
自分用とお土産として配る用に買った細々としたもの
モディカのチョコレートはプレーンなものしか食べたことがなかったので、とりあえず売っていた全種類をカラスミにピスタチオクリーム、なんとなくシチリアのタイルっぽいコースターや、ベタなカンノーロのマグネットに、例の塩(笑)。
あと、右上にあるブイトーニの"Papiro"って書いてあるものが軽くてかさばらずお土産に便利なので、いつも見つけたら即買います。オーブンシートみたいな紙に調味料とハーブが吹き付けてあってその紙に鶏肉を挟んで油をひかずにフライパンで焼くだけなんです。以前買ったトマトベースの味のものを探したんですが見つけられなかったので「地中海のハーブ」という味を初めて買いました。レシピは鶏肉を推奨してますが、わたしは勝手に鱈などの白身魚でもやってしまいます。
このあと、トラーパニで食べたもののまとめをもちまして備忘録の完結としたいと思います。