都知事選挙についての考察 | 53歳 おっさん社長の日記

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このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

ちなみに、昨日はなんと当ブログに1500以上の閲覧がありました。

東田剛氏がリンクを張ってくれたときに確か3千ぐらいのアクセスがありましたが、それ以来の多いアクセスですね。ビックリでございます。何が皆さんの琴線に触れたのでしょうね。解りませんが。。。

この際ハッキリいっておきますが、このブログはしがない建材商社の零細企業のオヤジが仕事の片手間で書いているブログです。そのため、オピニオンリーダーではなく、オピニオンフォロワーという感じでやっておりますので、何か新しい見解などはあまり書かれておりません。たまに書きますがね。ですが、良くコメントいただくのはわかりやすいという点です。

ブログ主の知的レベルがかなり痛い感じに低いので、それでわ解りやすくしか書けないというわけですね。まあ、入門編としてはいいのではと思っておりますです。

さて、東京都知事選挙の公示が1月23日と迫って参りました。事前審査が15日から17日ですから、今日から事前審査が始まります。実際に昨日までの出馬表明で、今回の選挙の顔ぶれは出そろったと思って問題ないかと思います。

今まで、このブログではほとんど触れてきませんでしたが、現在の状況を踏まえてちょっとだけ考察しておきます。

まあ、僕は都民ですから選挙権はあるのですが、都民以外の方は全く興味が無いと思いますし、具体的に何をという部分でもあるのでその意味ではこのネタは今回限りとお考えください。多分、結果が出たらまた書くかもしれません。

まず、候補者のことですが、今のところこんなところが顔ぶれのようです。

舛添要一氏(元厚生労働大臣)
細川護煕氏(元首相)
田母神俊雄(元航空幕僚長)
宇都宮健児(元日弁連会長)

ドクター・中松氏(発明王)
吉田重信氏(元外交官)
中川智晴氏(一級建築士)
鈴木達夫氏(弁護士)

この他にマック赤坂氏も立候補表明されているようです。

申し訳ありませんが、ドクター中松氏、吉田氏、中川氏、鈴木氏、マック赤坂氏は知名度も組織もお持ち出ないので多分残念ではありますが供託金を没収ということになると思います。どうしてこのような泡沫候補が出てくるのかは私としては解りませんが、民主主義ですからそれは止めませんが。。。

それでは、2強2弱ではありますが、この中でどのような主張をされているのかみていきたいと思います。

舛添要一氏の主張
http://www.masuzoe.gr.jp/
公式ブログにまだ政策集はありません。報道に寄れば、オリンピックをしっかりやるとか、元々僕は反原発だけで今すぐ止めるなんて乱暴なことはしません、なんていう現実論に終始しているようです。

彼に関しては早くから在日だとか、朝鮮飲みがどうとか、後は奥様が創価学会幹部だとか、元奥様へのDVがという話しもあるようです。まずは、在日という可能性は結構薄いと思います。彼がブログで墓参りを行っておりますが、少なくとも江戸期までは系図があるみたいですからね。もちろんお母さんが在日という線はあるのかもしれませんが、だからといってなんなんでしょう。どうでもいいことです。

もし、元奥様に対してDVを行っていたとかが事実だとすればそれは問題ですが、それは事実なのだとすればという前提でしか話が出来ないことです。sの他官邸に自分を売り込んだという話しも聞いておりますが、現状自民党の都連が応援する、さらには創価学会が応援するという姿勢を見せている以上彼の優位は揺るがないように思えます。

また、自民党を除名されたという汚点があります。これが最大の汚点でしょう。人間的にどうかという方もお見受けしますが、人間性と政治は一緒くたに語るというのは、僕も良くやりますが本来は違うのかなと思いますね。

彼が今のところ絶対的な本命でしょう。私は好きではありませんが、日本人が知っている人に投票する以上、他陣営が変わった手を打たない限りは、彼の優位は今のところは揺るがないと思います。

細川護煕氏の主張
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E5%B7%9D%E8%AD%B7%E7%86%99
脱原発以外はまだ無いようですね。しかし、ブレインが小泉元首相など様々な方がいらっしゃいます。

維新の会の松野頼三氏や小沢一郎氏なども応援にも回っています。また自身の主張が脱原発であることから菅直人氏なども応援しようということになっております。

ただし、彼が首相を辞任したのは佐川急便からの1億円資金供与の問題があり、お金は返したといっているそうですが、返して終わりなんだったら、猪瀬直樹元知事で問題無いわけです。彼に投票するのはリスクが高いと思いますね。

今のところ、脱原発以外大した政策がないようですが、そのうち付け焼き刃的に出てくるのでしょう。小泉氏がドンドン応援演説に出てくれば結構表は稼げると思うのですが、彼は出てくるのか?という問題が大きいですね。ですが、元主将だけ合ってメディアの注目はとても大きいようですね。

一応メディアは、細川押しで一丸となっていると思いますが、都民が選ぶかどうかは微妙ですね。選んだとしたら、投票した方の見識を疑います。

宇都宮健児氏の主張
http://utsunomiyakenji.com/policy/

彼の主張も脱原発が入り口ですが、いわゆるサヨク的な主張がずらりと並んでいます。男女平等から始まって、外国人の参政権を限界まで認めて、増税を反対して、軍隊を廃止したいという願いです。

彼は前回の選挙で90万票を獲得したので今回はさらに取れるのではないかと思い出馬したのでしょうが、今回は細川氏が出馬したことにより反原発では完全にかすんでしまっています。彼も現時点で選挙戦を終了した方がいいと思うのですが、多分精々50万票ぐらいしか取れないと思います。

元選挙対策本部の中にいた須藤氏という弁護士がこのようなブログを書かれていますが、人格的にあまりどうなんだろうと思う部分も有り彼の目はほとんど無いと思っていいと思います。
http://article9.jp/wordpress/?p=1904

田母神俊雄氏の主張
http://www.tamogami-toshio.jp/page/policy

宇都宮氏と逆に、保守勢力が一斉に押している田母神氏は、きちんと選挙用のHPが存在します。その主張は比較的バランスが取れていると思います。特に国土強靱化法案と連動した、東京強靱化とオリンピックの成功という主張は本当ならこの部分が一番争点になるのになと思っております。

田母神氏に関して言えば、この4候補の中で一番知名度がないと思います。そして、石原元都知事が応援するという形で立候補されましたので、本来であれば石原氏を前面に出して、彼が後継者ですとやるべきなんですが、残念ながら猪瀬元都知事の記憶が新しいので、田母神氏を全面的に押せないという事情もあるようです。さらに、維新の会としては、松野頼三氏が細川氏を押している以上党としては一切統一行動出来ないということになります。選挙というのは、組織ありきの現状から考えれば、田母神氏の政策が一番バランスが取れているとは言うものの知名度が著しくないので、多分4人の中では3番手か4番手の争いのように感じます。予想では最低で20万票、最大でも60万票と言ったところでしょう。個人的には宇都宮氏を上回ればまずは成功と思っております。

現在、報道がすべて原発・反原発の視点で報道を行っており、過去に何度もこの対立軸で、原発への現実的な対応を主張する候補が勝っているのに飽きもせずこのような報道を行っているマスコミには本当に呆れはしますが、一般の方々はテレビや新聞などに多く名前が出て、知っている候補が当選する傾向から、このまま行けば、舛添氏の逃げ切りという形になってしまうのでしょう。

都民の正常な判断を期待したいところです。