みやこんじょう 〜宮崎県都城市〜 | 旅するカメラ

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その地域によって読み方に独特のアクセントが加わる所は多い。
宮崎県の都城市もそのひとつか。
普通に感じの通りに読めば「みやこのじょう」なのだが、
この付近では「みやこんじょう」と呼ぶらしい。

都之城趾


そんな「みやこんじょう」は島津家と言う名前の発祥の土地だそうだ。

資料によれば10世紀頃から島津という地名がみられるようになったとか。
11世紀にはこの一帯を太宰府の役人であった平季基(たいらのすえもと)が開発して荘園としての島津荘が起こり、
鎌倉時代の初めに源頼朝から島津荘惣地頭に惟宗忠久(これむねただひさ)が任命され、後に島津姓に改めたのが島津氏の始まり。
島津氏系図によれば忠久は源頼朝の庶長子で、頼朝から破格の処遇を受けていたと言う説が有力だそう。
島津氏。かなり由緒正しいお家柄なのかも。


そんな都城島津家によって築城された「都之城」という中世城郭は1615年の一国一城令によって廃城となるまで居城として使用され、現在の市の名前の由来になっている。
現在は資料館として“城郭風”建物が建ち、都城の歴史や文化を紹介している。


この建物は・・・歴史的根拠の無いイメージで作られたモノっぽい。

都之城趾


が、いたるところに島津家の家紋である「丸十字」。

都之城趾

都之城趾



もちろん建物等の遺構は残っていないが、門の跡などの遺構が少し残っていて
説明板できちんと紹介されていた。

都之城趾




きちんと街中を歩いてみると土塁等が残っているようだ。
次回、もう少し気候がいい時に歩いてみたい。
(この日は暑すぎた。)

都之城趾






今回はこの都城市に宿泊した。
新しく1月にオープンしたばかりの「スリープイン都城」。

スリープイン都城


都城市の駅からは離れているが、高速のインターから車で5分程の距離で駐車場も無料。
車で移動する私には全く問題ない。
オープンしたばかりなのでもちろん奇麗!
しかも・・・部屋が広い。
ついでにベットもかなり広い。

スリープイン都城


シングルルームなのだが、間違いなくクイーンサイズのベットなのでもう一人寝ても大丈夫な広さ。
部屋やベットの広さから言えばビジネスホテルの域を超えている。
なのに宿泊代は朝食付きで6,000円以下。(もちろん駐車場は無料)
シングルルームはオープン記念割引で1,050円安くなっているとしてもかなりリーズナブル。
かなり満足度が高かった。

スリープイン都城


スリープイン都城
ロビーの先では知事がお出迎え(笑)