ソチオリンピックが開催中です。
ソチオリンピックでは、当然プロのカメラマンが
世界中から集まってきますし、
ものすごいカメラや機材の数が投入されています。
ニコンもキヤノンもオリンピックやサッカーのW杯に
照準を合わせて、カメラやレンズをつくってきます。
ソチオリンピックはもうすぐ終わってしまいますが、
そんなオリンピックの撮影に使われているカメラや機材について。
私はロンドンオリンピックは撮影しましたが、
ソチオリンピックには行っていません。
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オリンピックで撮影をするには、
IOCからオリンピックの取材IDを
受け取る必要があります。
これが、なかなか手に入らない物で、
国ごとに枚数が決まっていて、
それをJOCが一括して配ります。
日本国内の新聞社、通信社、雑誌社、
フォトエージェンシー、フリーカメラマンに
配るのですが、各社、各団体、各人の実績や
これまでのつきあいなどで決められるのです。
中には、競技団体の管理で配られる
制限IDのような物もあります。
たとえば、アーチェリー協会が、
アーチェリー専門のIDを
日頃からアーチェリー専門に
撮影を行っているカメラマンに配布すると言うように・・・
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IDについては、まあいいとして、
撮影に使う機材ですが、
あらゆる競技、あらゆる場面、あらゆる撮影場所で撮影が出来るように、
たくさんのカメラ、レンズ、アクセサリーが必要です。
私の場合は、一人でカメラボディ5台使用しました。
もちろん、5台いっぺんに持ち歩いたり、
撮影をすることは出来ません。
撮影位置には入れないけれども、
リモートカメラによって撮影の可能な場所での
撮影がたくさんあるような競技もあるからです。
内村選手が金メダルを取った体操では
天井にもカメラを設置したり、
ハンマー投げの室伏選手の時には、
室伏選手の足下にもリモートカメラを設置できました。
また、ボルト選手の100メートルでは、
ゴール正面やゴール横にもリモートカメラをおいたりと
かなりの数のカメラが必要なのです。
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もちろん、カメラの数に合わせて、
レンズの数も必要になりますし、
リモートカメラを設置するには、
ミニ三脚やカメラを固定する機材もさらに必要になり、
どんどん機材が増えていくわけです。
私の場合は、
ニコンD4を5台、
レンズは、
14ミリ、17-35ミリ、24-70ミリ2本、
70-200ミリ2本、300ミリ、
400ミリ、500ミリ、600ミリ、
TC1.4、TC2.0、三脚、一脚、ミニ三脚3台、
ストロボ3台、クランプ(カメラをバーなどに固定する機材)、
アーム(カメラの向きを自由に変えられる固定具)、
リモート機器3セット、バッテリ-、バッテリーチャージャー、
ノートパソコン2台、通信機器などなど
機材に保険を掛けましたが、
機材の総額はたしか1000万円弱くらいでした。
もちろん、レンタル機材でかなりまかなっています
また、現地のプレスルームには、
ニコンキヤノンのデポが出来ていて、
いつでも、カメラやレンズの清掃点検、
貸し出し等をしてくれます。
日本人のサービススタッフも常駐しています。
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今回のソチ五輪では、
初めてカメラを搭載した小型無人機が導入されているそうです。
スキースノボのスロープ競技中に、
カメラを搭載した小さなヘリコプターが
上空から選手の動きを撮影しているといいます。
無人機は、幅1.3メートル、重さ4キロで
コース脇から操縦士が無線で操作し、
ひねり技やジャンプのときに
カメラマンが画面を確認しながら
カメラに指示を送るのだそうです。
無人機の最高速度は時速70キロとのこと。
本物のヘリコプターでは、
気流などにより競技の妨げになる可能性があるが、
今回の小型無人機だとそれがない。
ロンドンオリンピックでもリモートカメラによる無人化が
進んでいたが、今回のソチオリンピックでは、
さらに進んでいるようですね。
今回は、あまり写真上達には関係ない内容ですが、
いつでもご質問などお待ちしていますので。
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