水泳の撮り方!水泳の写真撮影方法! | 写真上達プロカメラマン写真撮影テクニックとヒント

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水泳の撮り方!水泳の写真撮影方法!

水泳の写真の撮り方について、
質問をいただきました。

水泳の撮り方にはいろいろあります。
まあ、どんな写真の撮り方にも
いろいろありますが・・・

今回は、水泳の大会での
撮り方を取り上げます

一般の方にはあまり縁が
ないカメラポジションも含まれますが、
その方向から、こういう競技なら、
こういう撮り方ができると知ることは
無駄ではないと思いますので、
ご了承ください

水泳の特徴は、
ずっと同じところを
行ったりきたりする競技ということです

あと、あっという間に
終わってしまうということ

さらに、ゴール後の
喜びの表情が必ず同じ方向です。

だから、ある程度知識と経験があれば、
それなりに撮れる競技だと思います

まず、撮影位置ですが、
プールサイドと、
2階の観客席からになります。

プールサイドは片側一辺がカメラマン席に
なることが多いです

50メートル自由形以外なら、
どの競技も1往復以上しますので、
どこのポジションがいいということはありません。

何を狙うかにより、ゴール近辺なのか、
少しゴールから離れるのかを決めてください

2階席は真正面の上からか
サイドの上になります。

サイドの上が無難に何でも
撮れると思います

泳ぎもそれなりに、
そしてゴール後の表情もそれなりです。

真正面の上は自由形以外の
平泳ぎと背泳ぎのバタフライが
きれいに正面から撮れるでしょう

競技別でいうと、
自由形は、
息継ぎの瞬間が撮影タイミングです。

だから、プールサイドか
2階のサイドからがおすすめです。

ただ、大会のレベルが高ければ高いほど、
息継ぎは少なく、
代表レベルになれば、
2、3回しかチャンスはありません。

しかも、どの選手も大概同じ方向で
息継ぎをしますので、
100メートルの往復で、
往きか帰りかしか顔はこちらを向きません。

結構大変です。
しかも、そんなときに限って、
たまたま隣のレーンの選手の手が
かぶったりなんかして・・・
2階なら、手が顔にかぶって
撮りたい選手の顔が
見えなかったなんてことはないと思います

まあ、集中して撮る以外ありません。

次に平泳ぎとバタフライ
これはかなり撮りやすいです。

なんせ、息継ぎの回数が多いですから

サイドでも、正面でも。

最後に背泳ぎ。

これはプールサイドより、
上からのほうがいいことも多いです

下は下で迫力はありますが、
水しぶきで顔が見えにくいことも
ありますので

水泳の撮り方で、気をつけるのは
水しぶきにピントが行かないように
気をつけること。

ニコンのAFはいい意味で鈍感なので、
水泳の撮影には、ちょうどいいです。

キャノンの場合は、
AFの強さなどを自分なりに
調整しないと、
数コマに一こまくらい、
水しぶきにピントが合っていて、
泳いでいる人にピントが
きていない場合があります

キャノンのAFの敏感さが
いい競技もあるので、
一概にどちらがいいとはいえません

また、水泳は大会によりますが、
結構暗いことが多いです。

高感度を使えるカメラを持って
いくことをおすすめします

また、照明によってはすごい色に
なってしまうことがあるので、
ホワイトバランスをあわせるのは
必須です。

レンズにはめてオートプリセットで
ホワイトバランスをあわせられるものが便利です


最後に、
水泳の撮影は、外でなければ
湿気がすごくて暑いことが多いです

ビーチサンダルとハーフパンツなどを
もっていってくださいね

外なら、帽子とタオルも忘れずに

あと、プールサイドはぬれていたり、
ぬれていなくても、
いつぬれるかわかりませんので、
機材やバッグを下におく場合は
気をつけて。

さらにすべるところもあるので、
転ばないようにしてください(笑)

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